不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

日別アーカイブ: 2015年11月10日

[自戦譜]ついに「低級」脱出!

ついに将棋倶楽部24でレートが550を超え、夢の低級脱出を果たしました!!

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とはいえ、定着するのは苦労しそうですけどね…しばらくは行ったり来たり、またはいったん低級に戻って、脱出できそうでできない、という状況が続く気がします。

まあ、なにはともあれ初めて「低級」を脱出した記念として、その時の自戦譜でも。

11級同士の対決で、後手が私です。

▲2六歩    △3四歩    ▲2五歩    △3三角    ▲1六歩    △1四歩
▲5八金右  △8四歩    ▲7六歩    △2二銀    ▲6六歩    △3二金
▲6七金    △8五歩    ▲7七角    △5二金    ▲7八金    △6二銀
▲6九玉    △4一玉    ▲8八銀    △5四歩    ▲5九角    △9四歩
▲7七銀    △4四歩    
(1図)

2015-11-10k

先手の2筋突き越しから始まり、角換わり模様かなとも思ったんですが、先手はそこからいわゆる「無理矢理矢倉」の形に持って行きました。最近は横歩取りばかり指してて矢倉から遠ざかっていたのもあり、勝負勘が心配でしたが…

▲3八銀    △4二角    ▲3六歩    △6四角    ▲1八飛    △7四歩    
▲2六角    △4三金右  ▲3七桂    
(2図)

2015-11-10l

個人的にこの先手の桂跳ねには首をひねりました。疑問手というか、△6四角ののぞきに対して▲1八飛とかわした意味を継承してないんじゃ、と思ったためです。

私の理解では、△6四角に対して▲1八飛とかわすのは、右銀の動きを自由にして前線への進出を図るためと思ってました。▲3七桂では逆に右銀の動きを妨げてしまいます。事実、この後先手の右辺は硬直状態に近くなり、右銀の扱いにとても苦労している感じでした。

△3三銀    ▲7九玉    △3一玉    ▲8八玉    △2二玉    ▲6五歩    
△7三角    ▲6六金    △8四角    ▲9六歩    △5三銀    ▲5六歩    
△6二飛    ▲4六歩    △6四歩    ▲同 歩    △同 飛    ▲6五歩    
△6一飛    ▲4五歩    △7三桂    ▲4四歩    △同銀左    ▲4五歩    
△3三銀    ▲4七銀    △6五桂    
(3図)

2015-11-10c

狙いの桂跳ねが炸裂した瞬間です。当たっている銀を逃げれば△6六角で金がタダですし、放置しても△7七桂成に▲同桂ならやはり△6六角で金の素抜きですし、▲同金でも△6六角と二枚替えを狙って勝勢。勢い、先手は金桂交換に応じざるを得ず、これで本局の主導権を握ることに成功しました。

▲同 金    △同 飛    ▲6八飛    △6七歩
(4図)

2015-11-10d

いったん飛車交換を拒否しましたが、ここは素直に応じてよかったかもしれません。既に矢倉が崩れかけている先手に比べ、こちらは金銀四枚の総矢倉が健在です。先手は歩切れでもありますしね。△6八飛成▲同銀△4八角成くらいで優勢勝ちだったかも。

もっとも、この歩を▲6七同飛と取ったら即座に飛車交換に応じるつもりでした。そう、△6七同飛成▲同金△2八飛の王手角が狙いです。

▲同 金    △3九角成  ▲6六歩    △6一飛    ▲4六銀    △4七金
(5図)

2015-11-10e

この金打ちは△2七金と迷ったところです。△2七金なら角が詰みますが、持駒の金を僻地へ置き去りする可能性が高いので指しづらかった。

もっとも、本譜では結局この4七金も3七の地点に置き去りになってしまうのですが、それが後々守りに効いてくるとはこのときは思いもしませんでした。

▲4四歩    △同銀左    ▲4五銀    △3三銀    ▲5五歩    △同 歩
▲3五歩    △同 歩    ▲同 角    △3四歩    ▲4四歩    △3五歩
▲4三歩成  △同 金    ▲5二金    △8一飛    ▲5三金    △同 金
▲3四桂    
(6図)

2015-11-10f

先手が必死の手順で右辺を捌いて、この桂打ち。本譜はこれを△同銀と取ってしまったんですが、魔が差したとしか言いようがありません。△3二玉とかわしていれば、明らかに先手の攻めは切れ筋だったのに…

事実、この後猛追撃をくらい、むしろ形勢逆転かというところまで追い込まれます。

△同 銀    ▲同 銀    △3七金    ▲4二銀    △3二金    ▲5三銀成  
△8六歩    ▲同 銀    △6五歩    ▲2四歩    △6六歩    ▲同 金    
△5七角    ▲2三歩成  △同 金    ▲同銀成    △同 玉    ▲6七金    
△6八角成  ▲同 金    △2八飛    
(7図)

2015-11-10g

攻防のつもりで打った飛車ですが、これが後々絶体絶命の危機を救うことになります。

▲5八歩    △5六桂    ▲4五角    △3四桂    ▲8一角成  △6八桂成  
▲2四歩    △同 玉    ▲2二飛    △2三歩    ▲2五歩    △同 玉    
▲2三飛成  △2四歩    ▲2六歩    △同飛成    
(8図)

2015-11-10i

この飛車成りで入玉が見えてきました。龍はもちろん僻地に置き去りになっていた3七の金がここに来て輝きを放っています。あとは連続王手を断ち切って手番を握り、慎重に寄せて勝利しました。

▲3四龍    △同 玉    ▲4五金    △2五玉    ▲3四銀    △3六玉    
▲5五金    △4七玉    ▲4五馬    △6六馬    ▲7七銀    △7八金    
▲9七玉    △7七金    ▲同 桂    △同 馬    ▲5七金    △4八玉
(投了図)

2015-11-10j

途中、勝負手に対する応手を誤り、大優勢の将棋を一気に危うくしてしまいましたが、なんとか勝ち切れてよかった(^^;

以下、棋譜です。

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