不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

月別アーカイブ: 5月 2014

棋具の材料表記に疑問

このブログタイトル部の写真に写っている盤と駒は、私が所有しているものを撮影したものです。

盤はヒバの2寸卓上版。駒はシャム黄楊の上彫り駒です。棋具としては安物ではありませんが、高級品というほどのものではなく、まあちょっと奮発してみたというくらいのグレードでしょう。

ところで、棋具ってやつはどうしてああも詐欺的な材料表記がまかり通っているのでしょうか。

先ほど、シャム黄楊の駒と書きましたが、この「シャム黄楊」という材料からしてまず曲者です。

将棋の駒の最高級品とされる材料は黄楊(つげ)の木であり、中でも国産の黄楊が最高とされています。価格も国産黄楊だと安くても1セット3万円は下らないでしょう。上を見るとそれこそ天井知らずです。数十万円なんて駒も普通にあります。

じゃあ「シャム黄楊」って何なのか?

「シャム」とは今のタイ地方の古い呼びかたなので、東南アジアで採取される安価な黄楊の木だと普通は思うでしょう。しかし実はこれが大間違い。そもそも「シャム黄楊」と呼ばれている木はアカネ科の植物であり、ツゲ科である国産黄楊とは全く種類の違うものなのです。

木味が似ているというだけの理由で、黄楊の仲間ですらない木に「シャム黄楊」などというそれっぽい名前を付けて、外国産の黄楊の木なんだ~、などと誤解させるのを狙っているとしか思えません。実際には黄楊の仲間ですらないのですから。

実際に比べたことがあるわけではありませんが、黄楊とシャム黄楊では使い込んだ時の色味の変化が全然違うそうです。当然、黄楊の方が良い色味になると言われてます。黄楊の色味を期待して何も知らずに廉価な「シャム黄楊」を掴まされると、失望することになりそうです。

同じことは盤にも言えます。盤の最高級品は榧(かや)の木、それに次ぐのが桂(かつら)と言われます。ところが、盤の販売店のサイトなどを見ていると「新榧」だとか「新桂」などという表記に出くわします。

調べてみると、新榧とはどうやら北米原産のスプルースの木のことらしいです。私もそうなのですが、日曜大工を趣味とする方であればこのスプルースという名前にピンと来る人もいるのではないでしょうか。ホームセンターでよく売っているSPF材、あれがまさにスプルースだったりします。もちろん、榧とは生物学的にも全く別の植物です。構造体用としてはいい材ですが、盤向けにはお世辞にも質のいい材とは言えない気がします。実際、新榧盤は価格的にもかなり廉価なところに位置します。

新桂は「アガチス」と呼ばれる南アジアからオセアニア方面に分布する木のことで、これまた桂とはまったく関係のない植物です。

本来関係ない植物にも関わらず、いかにも榧や桂の亜種ですよ、みたいな言い方をして売るのは果たしてどうなんでしょうね?

スプルースはともかく、アガチス(新桂)やアカネ(シャム黄楊)などは棋具として決して悪い材料ではないと思います。購入者を惑わせるような名前をわざわざ付けるのではなく、優れた特徴を持つ材料として、堂々と売ればよいのにと思います。

相手の指し手をよく見なさい

娘とこまおの戦いは6枚落ちになりました。

駒が多くなってやはり苦戦しているようですが、繰り返し教えた「と金と守り駒の交換」がうまく実践できるとなんとか独力でも勝てます。
ただ、一度このフォームが崩れるとやはりボロボロとやられますね。一度押し込まれた状態から押し返すこともあったりして、見ていてなかなか面白い将棋を指していますが、基本的に相手の指し手を見ていないのが気になります。

自分の指したい手しか頭にないらしく、相手がどんな手を指しているか、そこにどんな狙いがあるか、などは全くノーマーク。だからよくと金を作るのですが、相手にもよく作られますし、王手をかけられてもほとんどの場合まったく気づかずに次の手を指そうとします。

6枚落ちになったら、守ることも教えていこうかと思ってましたが、それより先に相手の差し手をよく見ることを教えるのが先かな。

目標に黄色信号

2年以上続いたグダグダなプロジェクトが昨日でようやくひと段落し、ここ半年くらい続いていた過酷なまでの忙しさも、これからは少しは落ち着いてくることでしょう。これで少しはまた将棋に打ち込む時間が取れるようになればいいんですがね。

最近は将棋倶楽部24よりは将棋ウォーズが主体になってますね。やっぱ決着が速いし、相手選びが楽なので24よりも気軽ですよね。でも2級の達成度40~60の間を行ったり来たりで一向に上がっていきません。忙しいながらもそれなりに勉強していたつもりですが、なかなか成果が形になりませんねぇ…10月までに24でのR500という目標、正直すでに黄色信号なんじゃないかと思い始めてます。

娘とこまおの戦いはいまだ8枚落ちで足踏みですが、それでも娘は私の助言なしでも勝てるようになってきているので、進歩はしているのでしょう。最近は玉を左右だけでなく上下から挟撃して追い詰めるような芸当も見せています。まだまだ無駄な手も多く、駒のタダ捨ても少なくないのですが、一歩一歩着実に階段を上がっている感はあります。そろそろ8枚落ちを卒業してもいいのかもしれません。

さて、仕事も落ち着いてこれからはそれなりに自分の時間ももてると思うので、もう少し更新頻度を上げられたらな…と思います。

24とウォーズ

私のほうはというと、最近仕事が忙しくてなかなか対局ができていなかったのですが、先日久々に将棋倶楽部24で指したところ、4連敗を食らってレートがガタ落ち(260くらい)。それなりに勉強をしているつもりでも、成果が出るどころかマイナスに出ると、これはかなりヘコむ(笑)

ところで、今はネットで将棋対局ができるサイトも増えてきました。各サイトごとにいろいろな特色がありますが、私が常用しているのは「将棋倶楽部24」、および「将棋ウォーズ」の2つです。これらのサイトにはスマートフォンアプリがあるので、パソコンルームにこもらなくてもリビングやベッドルームで手軽に対局できるのがよいのです。

どちらかというと将棋倶楽部24のほうを使うことが多いですが、どちらも一長一短なんですよね。

将棋倶楽部24は持ち時間のバリエーションが無難なチョイスで揃っているのがなんといってもグッドです。将棋ウォーズは「切れ負け」しかないのがイヤです。切れ負けは時間切れが近くなると将棋とはまったく違うゲームになってしまう。最近、将棋ウォーズでは「10秒将棋」が追加されたようですが、なぜ10秒…? せめて30秒なら…と思います。

もっとも、この「切れ負け」にもメリットはあって、10分切れ負けならどんな展開になっても最大20分で対局が終わるので、時間が限られている場合にも手を出しやすいです。でも切れ負けしかないというのはやはり片手落ちだと思います。

あと将棋ウォーズは「棋神」の存在も微妙。これは要するに自分に代わって数手をコンピュータに指してもらうというものですが、実力試しをしたい人にとってはただの邪魔でしかないですね。

上記を踏まえつつ、両サイトの長所、短所をまとめるとこうでしょうか。

将棋倶楽部24
長所

  • レーティングシステムで自分の相対位置がわかりやすい。
  • kif形式で棋譜が保存できる。私はこれで24での対局をEvernoteに保存したりしてます。
  • チャットができる。ただ、感想戦に付き合ってくれる人はごくごく少数なので、あまりこのメリットを享受する機会は少ないですが…

短所

  • 相手を探すのが面倒。近いレートでフリーな人が意外と少ない上、申し込んで断られることも多くて正直煩わしく思うことも。
  • あまりに無機質。将棋ウォーズなどがかなり遊び心を出しているのに比べると、どうしても無味乾燥というか…それがよい、という人もいるのでしょうが。

将棋ウォーズ
長所

  • 対戦相手を勝手に決めてくれる。ちょうど近いくらいの棋力の相手をシステム側が選んで宛がってくれるので、相手探しが楽です。
  • 演出が派手で見ていて楽しい。
  • 切れ負けがある。対局終了までの時間のめどが立てやすい。

短所

  • 持ち時間の選択肢が微妙。やはり持ち時間10分秒読み30秒、くらいは欲しいです。
  • 「棋神」の存在。

81dojoも興味あるんですが、やっぱスマートフォンアプリが無いと私にとっては使いづらいですね。

当面この2サイトの併用が続くことになりそうです。

現在8枚落ち

娘とこまおの戦いは、今は8枚落ちに進んでいます。

まだアドバイスが無いと8枚落ちだと独力で勝つのは難しいようです。やはり、2枚とはいえ守り駒がいるだけで簡単には攻めきれなくなるようで。

とりあえずアドバイスとしては「と金を作って守りの金と交換を狙え」と教えてます。二歩になって歩が打てない場合は、歩を突き捨ててから垂らす、といったテクニックも教えてやったところ、少しずつ玉の追い詰め方もサマになってきた気がします。

ただ、やはり無駄な手は多く、上手側から王手をかけられることもしばしば(よほど無駄な手を指さなければ8枚落ちの上手、それもこまおから王手されることはなどあり得ない)。しかもその王手に気づかず別の手を指そうともします。

8枚落ちに常勝できるようになったら、そろそろ守ることも教えないとだめかなと思う今日この頃です。