不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

月別アーカイブ: 2月 2015

[検証]シリーズ:角交換四間飛車対策検証3 飛車交換打診型2

角交換四間飛車対策検証シリーズの最初の記事で、以下の局面について少し検証しました。

2015-02-28a

前回、私は▲3六歩から▲3七桂と備えておけばいいのではと書きましたが実際のところどうなのでしょうか。本腰入れて検討してみましたが、どうも居飛車が良くなる筋が見えません。

▲3六歩△1三桂▲3七桂△2五桂と後手が当初の方針通りに一気に突っ込んでくるとどうか(A図)。

2015-02-28c

一般的には飛車が向かい合った場合、間に駒を置いている方が身動きが取れず指しにくいと言われていますが、この局面は少し事情が違いそうです。

振り飛車側は最初から飛車交換上等なので、飛車に銀で紐がついているのが大きい。対して居飛車側は飛車ばかりか3七の桂馬まで浮き駒になっています。放置すると△3七桂成が激痛です。そこから▲2二飛成△同銀となった局面は飛車交換で振り飛車側の注文が通った上に桂得で、さらに成桂までできており、既に大きく振り飛車側に形勢が傾いていると言えそうです。

ではA図で▲2五桂と応じるのはどうか(B図)。

2015-02-28d

B図から、振り飛車側が放置していると▲3三桂成△2八飛成となるでしょうか。これは銀桂と飛車の二枚替えで、居飛車の駒得ではありますが、玉形の差もあって形勢は微妙でしょう。

まあ、普通はB図から振り飛車は銀を逃げるでしょう。△2四銀、△4二銀、△4四銀が考えられますが、△2四銀ならどうでしょうか。▲6六角△4四角▲4五歩△6六角▲同歩△4二金▲5五角と進んでC図。

2015-02-28g

これは完全に振り飛車側が動きを封じられた格好です。こうなれば居飛車させそうですが、実際は△4二金の時に後手から△5五角(D図)と先着されると少しややこしそう。

2015-02-28j

飛車をどう逃げても角成の隙を与えますので、▲4六角と合わせます。以下、△4六同角▲同銀となってE図。

2015-02-28l

次の▲5五角の狙いをどう受けるかですが、△5四歩でどうでしょうか。一見▲3一角と打ち込まれそうですが、△2一飛▲8六角成△2五銀(F図)となってみると、歩切れの居飛車は飛車先が騒がしいことになってきます。せっかくの馬も意外と働いてません。

2015-02-28n

▲3七銀と引いて守ってどうかというところですが、居飛車が押さえ込まれる展開であり、△3五歩から銀頭の攻めも見えて面白く無さそうです。やはり歩切れも痛い。

と言うわけで、課題図から▲3六歩→▲3七桂型を作るのは意外と居飛車が面倒くさそうです。よって課題図では別の手を考える必要があるわけですが、ぱっと思いつくのは▲3六銀です(G図)。

2015-02-28o

ここから先の検討については、稿をを改めます。

下の娘にも教え始めました

実は私には娘が二人いて、このブログで主に登場しているのは現在小学一年生の姉の方です。妹は現在幼稚園年少。このブログでも時折ですが存在に触れています。

で、この妹の方にも将棋を少しずつですが教え始めました。元々私とお姉ちゃんがやっているせいか、自然と興味だけは持っていたようなので、そろそろかなと。

とはいえ、まずは駒の動かし方…以前に駒の種類と名前を教えるところからです(笑)。

駒を見せながら、「これは歩、これは金、これは角…」などと教えつつ、不意に一個無作為に取り出して、「さあ、これなーんだ?」という駒当てゲームや、40枚の駒の中から、例えば桂馬1枚を取り出して見せて、残り3枚を探させるゲームとか、そんなことをしながら種類と名前を憶えさせるところから始めてます。

上の娘に教える時は、既にひらがなの読みが完璧だったので、いきなり「Newスタディ将棋」を使って、駒の動きから教えることができました。あれは駒の名前にひらがなのルビが降ってあるので、ひらがなが読めれば駒の区別ができたのです。また、駒自体に動き方が書いてあるので、実際に遊びながら駒の動かし方を自然に覚えることもできたのです。

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しかし、下の娘はまだひらがなの読みが完ぺきではありません。なので上の娘と同じアプローチを使うのはまだ難しいと判断。そこで、最初から普通の将棋の駒を使って、駒を区別できること、その名前を覚えること、まずはここから始めようかなと。動かし方とかはその後ですね。

今のところ、下の娘は「ふ」と「おうさま」だけは覚えたようです。「きん」も覚えつつあるようですが、他はまだサッパリです。

年長の頃に教え始めた姉とはそもそも前提条件が違いますから、ゆっくりとやっていこうと思ってます。

娘相手にソフト指し

娘と将棋を指すときは、だいたい平手の練習将棋を3局、八枚落ちの真剣勝負を2局の計5局ワンセットが基本です(大抵はこの後に下の娘を交えての将棋崩しが入ります(笑))。

練習将棋は、平手で疑問手などに対してその場で代替手を提案するのが基本ですが、私が負けてあげること前提なので、ある程度相手の注文に乗っかった指し回しをする必要があります。

実はこれが結構難しい。どうしても、相手の注文にハマってあげるように指すので、指し手が不自然になるのが避けられません。

例えば、娘は今、矢倉棒銀を主力戦法とするべく頑張っていて、平手の練習将棋ではこればかり指すのですが、まずは矢倉をきっちり作り上げてから飛車先の歩を突くという、初心者にありがちな偏った指し方をします。なので、こちらは相手が矢倉を組み上げて棒銀がせりあがってくるのをじっと待っていなければならない。普通なら、こんな指し方をしていたら相手から先行されて棒銀どころではなくなります。

それに、娘が指す疑問手に対してはより良いと思う手を提案するのですが、そういう手に対してもこちらにそれなりの対応策はあるわけです。しかし提案した以上、その手を選んだら注文通りにハマってあげないといけないんですが、これがどうにも違和感がぬぐえない。実戦はそんな注文通りにいくとは限らないわけで、そんな都合の良い受けばかりしていて、本当に娘の棋力は上がるのかと。

なので、平手の練習将棋の内容を見直すことにしました。

どう見直したかというと、私が激指13の14級(最弱)でソフト指しをすることにしたのです(笑)。こうすると、上記の違和感は解消できますし、こちらの指し手レベルも激指のレベルを調節することで可能になります。激指13はCPUの居飛車/振り飛車志向も選べるのでさらに便利です。

これで、だいぶ自然な状態での練習将棋が可能になりました。娘はそれまでのような矢倉完成→攻撃準備という流れでは相手に先行されて苦労する、ということに気付き始めたので、「囲いはいったんカニ囲いでとどめて、棒銀の態勢づくりをする。矢倉まで囲うのは相手の出方を見てからにしたら?」と提案。今はカニ囲い+棒銀で14級相手にそこそこの将棋を指します(多分、アドバイスなしではまだ勝てませんが)。

ただ、最近八枚落ち真剣勝負の勝率が下がってきているのが気になります。こちらには角がいないので工夫も無く棒銀で突っ込んできても玉と金のスクラムで受かってしまうのですが、まだそれがよくわかっていない様子。端に駒を集中させて突破するという方法は教えていて、それを採用すればうっかりがない限りほぼ負けないのですが、本人的には棒銀にこだわりたい様子。こだわることは悪いことではないですし、自分で打開策を見つけてくれれば大したものだな…と期待しながら見守っていますが、はてさてどうなることか。

[自戦譜]シリーズ:角交換四間飛車対策検証2 逆棒銀諦め型

参考にさせてもらっているこちらのサイトでは、4六歩-4七銀型となった時点で逆棒銀は成立しないとなっていますが、今回は実際に振り飛車側が逆棒銀を諦めてきたケースです。

初手からの指し手

▲7六歩    △8四歩    ▲6八飛    △3四歩    ▲4八玉    △6二銀
▲3八玉    △4二玉    ▲2二角成  △同 銀    ▲8八銀    △3三銀
▲7七銀    △6四歩    ▲2八玉    △6三銀    ▲3八銀    △8五歩
▲5八金左  △3二玉    ▲1六歩    △1四歩    ▲8八飛    △4二金
▲6六銀    
(第1図)

2015-02-22a

図は居飛車側から見た視点になるよう先後逆にしています。

参考サイトでも、逆棒銀が成立しないので振り飛車側は銀上がりから駒組みを進めるのが正着としてますが、今回の振り飛車側はまさにその通りに指してきました。ここからはお互い駒組みを進めていくことになるはずなのですが、今回は振り飛車側が角打ちの隙を見せました。

第1図からの指し手

△7四歩    ▲7七銀    △7三桂    ▲6六銀    △9四歩    ▲5六歩    
△7九角    
(第2図)

2015-02-22b

これで馬を作って優位に立った…はずだったのですが。

第2図からの指し手

▲7八飛    △3五角成  ▲5七金    △8六歩
(第3図)

2015-02-22c

この△8六歩が早計だったかもしれません。ここは△7二金と自陣を整えるか、あるいは△6五歩で金銀を狙いにいくのが正着だったかもしれません。というのも、ここから自陣の不備を突かれて逆に捌かれてしまったのです。

第3図からの指し手

▲7五歩    △8七歩成  ▲7六飛    △8六と    ▲7九飛    △6五桂
▲4六金    △2四馬    ▲7四歩    
(第4図)

2015-02-22d

7筋の整備が遅れてしまったせいで、ここに至って7筋が受からなくなってしまいました。ここから先はほぼ一方的にフルボッコです。

居飛車のこの構えは3筋(7筋)が意外と薄いので、この筋が戦場になった場合は何らかの補強を意識しないといけないみたいですね。

以下、棋譜です。
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[自戦譜]シリーズ:角交換四間飛車対策検証

角交換四間飛車対策としては、私はこちらのサイトの対処法を主力として採用させてもらってます。

そこに記載してあるとおり、角交換四間飛車使いはだいたい向かい飛車に振り直して逆棒銀で向かってくるので、その対策さえがっちり押さえておけば、序盤で優位に立てることが多いですね。

今回からしばらく、上記サイトの逆棒銀対策を私が実際に使った対局を振り返り、角交換四間飛車対策の振り返り検証みたいなことをしてみようと思います。

まずは、先月年明け早々の対局から。私が先手です。

初手からの指し手

▲7六歩    △3四歩    ▲2六歩    △4二飛    ▲4八銀    △6二玉
▲5八金右  △7二玉    ▲6八玉    △8二玉    ▲7八玉    △7二銀
▲9六歩    △9四歩    ▲2五歩    △8八角成  ▲同 銀    △2二銀
▲7七銀    △3三銀    ▲4六歩    △5二金左  ▲1六歩    △1四歩
▲6八金上  △2二飛    ▲4七銀    
(第1図)

2015-02-19a

このように、2筋を突き越して4六歩-4七銀に構えるのがこの逆棒銀対策の骨子になります。ここで後手が△2四歩から仕掛けてきたら、▲同歩△同銀▲3六銀で逆棒銀を止めるのが基本的な流れですが、本譜は△2四歩▲同歩に△同飛といきなり飛車交換を挑んできました。

第1図から

△2四歩 ▲同 歩 △同 飛
(第2図)

2015-02-19b

もちろん、玉形の都合上ここで飛車交換はできないので、▲2五歩で交換を拒否。

第2図から

▲2五歩    △2二飛    
(第3図)

2015-02-19c

この後私は玉形の整備に行ったのですが、今思えばここは▲3六歩から▲3七桂を急ぐべきだったかもしれません。というのも、本譜はこのあと後手が△1三桂と跳ね、しつこく飛車交換を狙ってきたのです。▲3六歩を突いていなかったので、▲1七桂と苦しい形で受けるしかなく、結果端からアヤを付けられ、駒損の紛れ筋に持ち込まれて面白くない展開でした。結局飛車交換になっちゃいましたしね。

▲3七桂と跳ねることができていれば、この飛車交換の狙いを受けると同時に、場合によっては2二の飛車を狙った自陣角からの▲4五桂などもあってその後の作戦も楽になったのですが。

第3図から

▲6六歩    △6四歩    ▲6七金右  △6三金    ▲8八玉    △1三桂    
▲1七桂    △1五歩    ▲同 歩    △1六歩    ▲1四歩    △1七歩成  
▲同 香    △2五桂    ▲2三歩    △1七桂成  ▲2二歩成  △2八成桂  
(第4図)

2015-02-19d

見ての通り、すでに桂香損なうえ、玉形も整備途中で仕掛けられたため中途半端で、これはもう後手にうまくやられてしまった格好でしょう。序中盤は完全な作戦負けです。

この後は、相手の緩手などもあって、最終的には逆転勝利しました。

以下、棋譜です。

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「3手詰め楽しい~♪」

「級位をもらう」ということを目標にしてから、娘は再び詰将棋に日々取り組んでいます。

当初は1手詰めを1日8問だったのですが、私が以前「3手詰めハンドブックII」の問題の一部を見せてから、3手詰めに興味を持ったようで、それ以降は本人の希望により、1手詰め4問、3手詰め2問という構成にしています。

1手詰めと3手詰めでは玉方の応手を読むという作業が新しく必要になり、ある意味まったく別モノになったとも言えます。3手詰めから5手詰めに切り替えるよりはおそらくハードルが高い。当初はそこに慣れずになかなか苦戦していたようです。

たまに頭の中だけで正解を読み切って見せたりすることもあるので、なかなか大したものです。正解率は半分あるかないかといったところですね。頭の中で解けなければ盤と駒を使うよう指示していますが、正解の半分以上は頭の中で解けるようになってきましたので、上々ではないでしょうか。

捨て駒や逃げ道封鎖、邪魔駒消去など、3手詰めになると初めて詰将棋の醍醐味である各種テクニックが出てくるわけで、それが面白いのか「3手詰め楽しい~♪」となにやら満足そうです。

それにつられているのか1手詰めの精度も上がっており、正解率は8割くらいになっているんじゃないでしょうか。そろそろ、折を見て1手詰め卒業を視野に入れても良さそうです。

現在の一日の勉強の流れ

現状の、日々の将棋鍛錬の流れを記載しておきます。なるべく毎日少しでも触れるよう心がけています。

[平日の場合]

<朝>通勤時の電車待ちの間に5手詰め12問を消化。その後、電車の中で何かしらの棋書を読む(棋書じゃない場合も多々あります(笑))

<昼>昼食を取った後、15分ほど棋書読んで(棋書じゃない場合も以下略)昼寝。朝の5手詰め12問のノルマがこなせなかった場合はここで残りを消化することもある。

<帰宅時>余力があれば電車内で詰パラか棋書読み。詰パラはLV6-10(手数にして7~11手程度)の問題をじっくり解く。

<帰宅後>帰宅が遅い場合はそのまま寝るか、将棋倶楽部24で1~2局の実戦。帰宅が比較的早い場合は、81Dojoでの実戦数局か、高速棋譜並べ。時間次第では棋書を読んだり詰パラをやることもありますね。娘側に時間があれば、娘と練習。

[休日の場合]

休日の予定は様々なので、定形化した勉強スケジュールはありません。5手詰め12問のノルマも、休日はこなせないことも多いです。

休日の日中は詰めパラを空き時間でこなすか、娘と練習、棋書読み、あるいは高速棋譜並べですね。81Dojoや将棋倶楽部24での実戦は主に子供達が寝静まった後です。集中できませんからね(笑)

とまあ、こんな具合でなるべく少しでもいいから将棋に触れる時間を毎日取るようにしています。

中盤の受け本2冊

以前から、中盤戦の受けの技術に触れた棋書が欲していましたが、結局その時に目を付けていた以下の2冊、購入しました。

橋本崇載の勝利をつかむ受け (NHK将棋シリーズ)
橋本 崇載
4140161787

木村一基の初級者でもわかる受けの基本 (NHK将棋シリーズ )
木村 一基
4140162309

内容的にはハッシー本の方がやや高度(といっても私レベルでちょうどいい内容)で、木村本のほうがより初級者-入門者向け。どちらも終盤戦の受けから始まり、その後に中盤戦に触れているのは一緒ですが、木村本はその後に序盤の受けに関する章もあります。木村本の序盤篇は本当に入門者向けの内容で、△8五歩の突き越しにはきちんと▲7八金と受けましょうね、というレベルからです。

読んだ印象から言うと、私にとっては木村本はやや易しすぎ(それでもいくらかでも得るものはありました)、ハッシー本がちょうどいい、といった感じです。

(参考までに、この記事執筆時点での私の棋力は道場3級、81Dojo 2級、将棋倶楽部24 13級)

なので現状はハッシー本を繰り返し読み込んでます。

余談ではありますが、木村本の裏表紙の木村八段の写真、なぜあんな表情のものをチョイスしたんでしょうか。妻も爆笑してました。あのチョイスはなんとなく木村八段本人によるもののような気がします(笑)。

[自戦譜]こんな会心の将棋もうしばらく指せそうもないな(笑)

今回はオンライン将棋教室での講師相手の角落ち戦から。

自分でも驚くくらいに頭が冴え渡り、初めて講師に勝つことができました。忘れないうちにポイントを押さえておこうかと。

初手からの指し手
△6二銀    ▲7六歩    △6四歩    ▲6八銀    △6三銀    ▲7八金
△7四歩    ▲4八銀    △7二飛    ▲7七銀    △7五歩    ▲同 歩
△同 飛    ▲7六歩    △7一飛    ▲6六歩    △4二玉    ▲5八金
△3二玉    ▲6九玉    △6二金    ▲2六歩    △7三金    ▲2五歩
△7四金    ▲6七金右  △2二銀    ▲5六歩    △4二金    ▲3六歩
△5四銀    ▲5七銀    △6一飛    ▲6八銀左  △8四歩    ▲9六歩
△9四歩    ▲1六歩    △1四歩    ▲3七桂    △7三桂    ▲4六歩
△4四歩    ▲2四歩
(第1図)

2015-02-02d

今回も右四間で攻めてくる講師に対し、こちらは居角のまま完全な対右四間飛車シフト。駒組みが飽和してきた段階で、まずは2筋の歩交換から一歩を手にし…

第1図からの指し手
△同 歩    ▲同 飛    △2三歩    ▲2八飛    △8五歩    ▲5五歩    
(第2図)

2015-02-02e

この5筋の突き出しが、2筋歩交換からの狙いの一手。△5五同銀は▲5六歩で銀が御用なので引くしかないのですが、そこで▲5六銀とがっちり支えて、5筋の位を確保、まずは一歩リードを奪いました。

さらにその銀を使って4筋でも歩交換を行いもう一歩確保。結局、この二歩が攻めをつなげるに当たって重大な役割を果たすことになります。

第2図からの指し手
△4三銀    ▲5六銀    △3四歩    ▲4五歩    △同 歩    ▲同 銀    
△4四歩    ▲5六銀    △8一飛    ▲7七銀    △5一飛    ▲6八銀    
△5四歩    ▲同 歩    △同 銀    ▲5五歩    △4三銀    ▲6五歩    
△同 歩    ▲4五歩    △同 歩    ▲4八飛    △3三銀    ▲5四歩    
(第3図)

2015-02-02f

4筋、6筋と突き捨てて、さらに5筋を突き込んだこの手は、角筋と通すという意味があったのですが、イマイチ先が読み切れてませんでした。イチかバチか感はあったのですが、なんとかうまくいったようです。

第3図からの指し手
△同 銀    ▲3五歩    △4三銀    ▲4四歩
(第4図)

2015-02-02g

さらに桂跳ねの後に歩を利かせるため3筋も突き捨てたところ、上手は取らずに銀を引いてきました。ここはちょっと考え込みましたが、ふとこの▲4四歩がひらめきました。

事実上、これが決め手になったのかなと思ってます。

△同銀直は▲3四歩で、3三の銀がどう逃げても▲4四角で銀がタダ。銀が逃げても▲4五桂で攻めが続きます。

なので△同銀左としてきましたが、それでも▲3四歩と取り込み、いいペースです。この歩を取ると4四の銀が浮いて角で素抜かれるので取れません。

第4図からの指し手
△同銀左    ▲3四歩    △3六歩    ▲4五桂    △3七歩成  ▲4六飛
△5五歩    ▲3三歩成  △同 桂    ▲同桂成    △同 金    ▲2五桂
△3四金    ▲3三歩    △2二玉    ▲5五銀    △4五歩    ▲4四銀
△同 銀    ▲4三銀    △4六歩
(第5図)

2015-02-02j

なんとか上手玉を狭めていく中で、上手が△4六歩で飛車を取り込んできたところです。これが△5八銀からの詰めろになっているのは見えていたので…

第5図からの指し手
▲3二歩成  △1二玉    ▲4四角    △1三銀    ▲3四銀成
まで104手で下手の勝ち

2015-02-02k

▲4四角と銀を食いちぎって、同時に玉の逃げ道を開いて詰めろを解消。同時にこれが▲1三銀までの詰めろになっており、はからずも、「詰めろ逃れの詰めろ」という大技を気づかないうちに(笑)決めていました。これがとどめとなり、角落ちながら講師から初めて一本取りました。

今回はミスらしいミスもなく、講師も「ほとんど指摘するところが無い」というほど会心の指し回しでした。なんか知らないけど終始指し手も頭も冴えまくってました。こんな将棋、もう当分は指せそうもないな(笑)。

以下、棋譜です。

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[自戦譜]知識の抜けを突かれる(居飛車vs四間飛車)

昨日に引き続き、81Dojoの対局から。

相手は四段。ある理由があって私は自分からは対局を申し込まないスタンスなので、この対局も相手の方からの申し込みでした。なぜ四段がわざわざ2級に挑むかなぁ、と疑問に思いつつも受けたのですが、実際に対局が始まってから理由がわかりました。

相手は「降級圏」にいたのです。つまり、次の対局に負けると三段に降級してしまう。

81Dojoのレーティングシステムは将棋倶楽部24とは異なり、上がる場合も下がる場合も、段級の境目でいったんレーティングが止まるようになっています。なので、境目から+1点でもあれば、負けてもすぐには降級せず、少し余裕を持つことができるのです。(逆もしかりで、境目から1点でも離れていれば、どんなに強い相手に勝ってもすぐには昇級しません。)

つまり、相手の四段氏が2級の私にわざわざ挑んできた理由。それは、とりあえず降級圏を脱出するために、簡単にヒネることのできるカモを探していたということでしょうね。

事実、この四段氏の過去の対局を探ってみると、普段の相手はだいたい相手は有段者なのに、この時突然2級の私に挑んでいる。基本的にオンラインでは対戦要求を拒まないポリシーなのでいいのですが、せめて感想戦にはつきあって欲しかった。あまりいい気持ちはしなかったですね。

愚痴半分の前置きが長くなりましたが…

肝心の将棋は先手の四段氏のノーマル四間飛車。後手の私は居飛車急戦で挑むいつもの対抗型。

ノーマル四間飛車の対応には実はちょっとだけ自信があるのですが、振り飛車側が5筋の歩をついてきたときの変化に、まだ不安があったりもします。本局も振り飛車5筋突き型になりました。この場合、だいたい袖飛車にして角頭から攻めるのですが、今回の四段氏は、△7五歩の仕掛けに▲5九角と引いてきました。

初手からの指し手
▲7六歩    △8四歩    ▲6六歩    △3四歩    ▲1六歩    △6二銀
▲6八飛    △1四歩    ▲3八銀    △4二玉    ▲5八金左  △3二玉
▲4八玉    △8五歩    ▲7七角    △5四歩    ▲3九玉    △7四歩
▲7八銀    △5二金右  ▲6七銀    △4二銀    ▲2八玉    △5三銀左
▲9八香    △4二金上  ▲5六歩    △9四歩    ▲4六歩    △7二飛
▲7八飛    △6四銀    ▲4七金    △7五歩    ▲5九角
(第1図)

2015-02-02b

このようにこちらの仕掛けに角を引いてくる手はたまに見かけるのですが、対処法はよくわかってませんでした。次の指し手に困って、思わず△7三銀と上がってしまい、その後一気に捌きを許してしまうのですが、なんのことはない、ここは単に△7六歩と取り込んでしまって良かったんですね。

△7六歩に▲同飛なら、△7五銀▲7八飛△7六歩と押さえ込んでしまえば十分ですし、▲同銀なら△7七歩(変化図)でかなり指しやすくなるはずです。

2015-02-02c

▲同桂または▲同角は△7六飛と銀を素抜けますし、▲同飛なら△6六角でいい感じです。

本譜ではこれが見えなかったためここから収拾のつかない状態に追い込まれ、一方的にフルボッコにされましたとさ。

△9五歩    ▲3六歩    △7三銀上  ▲7五歩    △8四銀    ▲7四歩    
△7五銀右  ▲6五歩    △6六銀    ▲同 銀    △同 角    ▲6四歩    
△同 歩    ▲6一銀    △7七歩    ▲同 角    △同角成    ▲同 飛    
△2二角    ▲7八飛    △6七銀    ▲7二銀成  △7八銀成  ▲7三歩成  
△6九飛    ▲6二と    △同 金    ▲同成銀    △8九飛成  ▲5一銀    
△6六角    ▲4二銀成  △同 玉    ▲5二飛    △3三玉    ▲2二角
まで71手で先手の勝ち

以下、棋譜です。

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