不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

月別アーカイブ: 1月 2016

親娘そろって絶好調

毎週土曜日は将棋教室の日ということで、今日も長女と将棋センターへ出かけてきましたが、今日は親娘そろって絶好調でした。

長女は9戦して5勝したとのこと。なんか前回も同じくらい勝ったみたいなことを言ってました。それまではまあ2勝すれば御の字、3勝できれば上々みたいな感じでしたので、ここ2週間は好調みたいですね。棋力が上がってるのかどうかは私にはわかりませんが、昨日久々に六枚落ちで長女と対戦したところ、攻め筋に若干の向上が感じられたので、棋力が上がった結果なのかもしれませんね。

そして私。5戦して3勝ですが、その3勝の中には対二段、三段が含まれているので、正直できすぎなくらいの戦績です。とくに、A三段(中学生)にはこれまで教えてもらう立場だったので、平手で一発入ったのはまさに「会心の一撃」。

2敗のうち1敗は、前々回の投稿でちらりと触れた、勝手にライバル視しているK初段。対向かい飛車の対抗型でしたが、こちらが飛車の捌き方を間違えてしまい、龍を作ったものの全然働いてくれず、まごついている間に押し切られてしまいました。

もう1敗は対五段の練習将棋。対三間飛車の対抗型。対三間飛車定跡は偶然にも勉強中だったのですが、いきなり手順をミスしてしまい桂損。が、その後やや強引な角打ちから無理矢理気味に飛車を捌き、相手のミスもあって局面はかなりもつれました。この後、後で自分でも気づくようなミスを2回やらかしてしまい、ギリギリまで追い込んだものの一歩及ばず。あのミスがなければひょっとしたら…という接戦だっただけに惜しいことをしましたが、五段相手に一手差まで食い下がれたのは上々と言うべきでしょう。

ここ数日、オンラインの対局では成績が良くなくて少しへこみ気味でしたが、多分、地力はついてきているんじゃないか、と希望を持てた一日でした。

広告

「親系ブログ」という言葉があるらしい

なんか将棋ブログ界隈では「親系ブログ」という言葉があるらしいですね。

子供に将棋を学ばせるのが情操教育によいと信じている親御さんが、子供に将棋を学ばせてその様子をブログに…ということらしいです。

当ブログも、ある意味「親系ブログ」に含まれるのですかね。当ブログの場合はどちらかというと娘たちより私がメインになっているのが現状ですが(長女の将棋教室通いは続いてますが、最近は目立った向上やイベントがあるわけでもなく、仕事が忙しくなって家で相手してやれない事情もあって、次女共々なかなか書くネタが出ないのが現状)。

実際、「親系ブログ」に該当するであろうブログを私もいくつか拝読していますが、それらのブログの多くは、将棋やってるのは子供だけで親は指せない・指さない、というのが多い気がしますね。

これは実にもったいない。せっかくなんだから親御さんも子供たちと一緒に将棋を学べばいいのに。大人ならば教室通いしなくても自分で本を買って勉強するのも可能なので、子供を教室に通わせるほどにはお金もかからない。ブログを書けるネット環境があるなら、オンライン対局サイトを使えば対戦相手にも困らない。子供と一緒に将棋を楽しめばいいじゃないですか。その方が子供のモチベーションも上がると思いますよ?

当ブログの場合、娘たちについては「成長記録」というよりは「どうやって教えるか」という試行錯誤にフォーカスしているつもりです。これは私自身が将棋を指せるからこそ可能なスタンスなわけで、そういう意味では当ブログは「親系ブログ」の中でもやや位置づけが特殊なのかもしれません。

初段か二段、らしい

仕事の方がにわかに忙しくなってきて、なかなかブログ更新に割く時間が難しくなってきています…

先日、いつものとおり長女と将棋センターへ出かけた際、子供教室の講師の方に私が相手していただきました。

講師は同センターでは「五段格」とされている方。もちろん私などよりはるかに格上の相手です。

将棋は角換わりから後手の講師が棒銀に打って出てきました。私自身が角換わりなら棒銀で行くつもりだったのですが、機先を制された格好です(笑)。棒銀の猛攻をこらえつつ、適度に手抜きながら攻め合いの形を作るところまではどうにかできたのですが、最後はほとんど受からなくなった状況から無理やり攻めに転じるも届かず、地力の差を見せつけられる格好になりました。

局後には、「初段か二段くらいはある」とのお言葉をいただきました。

私はそのセンターではずっと初見時に自己申告した3級のままですが、他の色々な人との最近の対局結果などから見ても、今の自分でこのセンターの基準なら二段はともかく初段程度でもおかしくはないはずだと個人的には思ってたので、自分の感覚が裏付けられたという点では安心しました。実はほぼ同じことを以前、別の高段者に教えていただいたときにも言われていたので(そのとき言われたのは「3級ではないですね。二段でもいいくらい」)、実際そんなところなんだと思います。

今の同センターの手合い制度では今後も昇級できる気がしないので、そこは諦めます。自分の実際の実力に関しては将棋倶楽部24や81Dojoなどのネット将棋で測れますしね。手合い制度についてもうちょっと考えてくれればなーとは思いますが、そこは何か機会があればそれとなく言ってみることにします。

ところで、このセンターでは同じ初段でも、子供教室の初段と大人の初段では子供の初段の方がやや強いという感じがします。「実力初段」であるはずの私も、1級~初段程度の子供相手にはやや分が悪い気がします。

子供教室にはT二段、K初段、A1級という私が勝手にライバル視している3人の子供がいます。さすがに子供であるためか、棋力の上昇も勢いがあるのですが、なんとか彼らに置いて行かれないようにしたいところですね。制度上、段級位で彼らに追いつくのは難しいので、せめて実力では食らいつきたい。

[自戦譜]詰将棋効果を実感した2局

昨日は将棋倶楽部24と81Dojoで1局ずつ指しましたが、どちらも「詰将棋やっててよかったぁ」と実感した将棋となりました。せっかくなのでご紹介。

1局目は24での対局。横歩取りっぽい出だしから、先手が角頭を守らないまま先に突っかけるというちょっと変化球の出だしになりましたが、結局は横歩取りに合流し、後手の私が相横歩取りへ持っていきました。

2016-01-07a.png

先手は▲7七桂型を選び、その後はお互い慎重な駒組み合戦が続きます。お互い付け入る隙を与えまいと終盤に入る前に持ち時間をほぼ使い切る神経戦。しかし、私が見せた一瞬の隙から、瞬く間に窮地に追い込まれます。

2016-01-07b.png

▲7二歩成となったこの局面はほぼ有効な受けはないでしょう。

この後、△7八成桂入りました。自玉はもう受からないので勝負…というより最後のお願いに近い感じでした。おそらくここで先手が玉を逃げていけば、こちらの負け確定だったと思いますが…先手は成桂を取ってきました。

心の中でガッツポーズした瞬間です(笑)

2016-01-07d.png

もう一度慎重に読みを入れ直してから、△6六桂と跳ねて、これで即詰みです。一見桂のタダ捨てですが…玉を逃げるのは駒をべたべた打っていくだけで簡単なので、本譜は▲同歩。その後、△7七金▲6九玉△7八銀と進んで1-4図。

2016-01-07e.png

ここまで進めば桂捨ての意味が見えます。そう、6七の地点に角打ちのスキマを作るためだったんですね。これのおかげで△5八玉と逃げられても▲6七角が打てて詰むというわけです。本譜もここで投了。まさに劇的な逆転勝ちでした。

もう一局は81Dojoから。こちらの先手番で、これも横歩取りに。私は青野流で受けて立ちました。こちらは先ほどとは一転、青野流にふさわしい乱戦模様に。

2016-01-07f.png

▲2一飛と打ち込んだ時点から、二枚替えと引き換えにどちらかの飛車を龍にするという構想はずっと持ってました。問題は、実際にどちらの龍を残すか。読みを重ねた結果、下の龍を残すことに決めました。

で、二枚替えを決行して下の飛車が龍になったこの局面。

2016-01-07g.png

実はこれで詰めろになってます。それを見越して、下の龍を残すことに決めたのですが、ちょっと見えにくい詰めろなので頓死もあるかなと思ってたら案の定…後手には詰めろが見えてませんでした。△4八成香▲同金△3九馬の時点で、不意の桂打ちカウンター一発。

2016-01-07h.png

ここも一見歩頭にタダ捨てのこの▲6四桂で即詰みです。△同歩は▲4一角が決め手で、これに△6二玉なら▲6三銀△5一玉▲5二角成まで。ここでも桂捨てで6三に銀を打つスキマができているのがポイントです。途中、▲4一角に△5一玉なら、▲6三角成まで合い効かずの詰み。

本譜は桂を取らずに△6二玉と逃げましたが、これには▲6一龍と切るのが決め手で、ここで投了。

2016-01-07i.png

ここからは△同玉の一手に▲5二金で詰みです。

この2局目は後手が飛車と桂香の交換からやや攻めが細り、逆転勝ちというよりは順当勝ちという感じではありましたが、狙いの一発で鮮やかに勝つことができて非常に気分が良かった(笑)

1局目も2局目も駒を捨てて打ち込みのスキマを作るという手筋でしたが、どちらも詰将棋には頻出する手筋ですからね。詰将棋をやりこんで来たからこそ放てた1手だったと思います。

それにしても、その日に指した2局がともに歩頭の桂捨てで決着するとは、偶然とは言え将棋は面白い。

というわけで、やはり詰将棋は実戦にも役立つということを改めて痛感した一日でした。

以下、棋譜です。

この投稿の続きを読む

相横歩取り定跡の変化を脳内で読む

脳内将棋盤トレーニングのネタとして、相横歩取り定跡を勉強しているのですが、実戦ではやはりいつもいつも定跡通りに進むはずなどなく、いくつか応対に困る変化に出くわします。

今困っているのは、主に以下の2つですね。

  1. 大駒総交換後の▲4六角△8六歩に対して、先手が8筋に飛車を打ってくる変化(1図)
  2. ▲4六角を省いて▲2八歩と2筋を先に守ってくる変化(2図)

2016-01-06d2016-01-06e

最近はこれらの変化を脳内将棋盤で延々と考えていました。寝室で寝る前にトレーニングがてら考えていたら白熱してしまって眠れなくなったりしたこともありました(汗

1図の▲4六角△8六歩は以下の本に書かれてあった定跡です。

乱戦!相横歩取り
北島忠雄
B00K722JZU

これを読む前は、▲4六角に対して△8二角と合わせる定跡しか知りませんでした。

この△8六歩の狙いは、これを先手の銀に取らせた上で、右桂を跳ね出して中央を狙う、あるいは右桂と連携しながら8筋を歩で乱して飛車打ちの隙を作ることにあります。先手が放置すれば△8七歩成▲同金△7八角(または△7九飛)です。

これに対して、先手が8筋に飛車を打ち込み、△8七歩成の妨害と▲8一飛成の両狙いを見せてくる変化への対処がいまいちわからない。上記の本にもこの変化は載ってません。

考えられる手としては△2七角と打ち込み、▲8六飛成としてきたら△6四歩で桂に紐をつけ、先に▲8一飛成なら△4九角成からの強行筋を敢行ですかねぇ…

で、2.の▲4六角の代わりに▲2八歩の変化。大駒総交換した以上、▲4六角から乱戦を求めてくるのが方針も一貫していて普通だと思いますし、実際、上記の本にも▲4六角以外の手は載ってないのですが、ここで一転自陣に手を入れる▲2八歩。

これは、単に△2七角や△2七飛の打ち込みを消しているだけではなく、次に▲5五角と香の両取りに打ち込む手も視野に入れているはずです。この時、2八の歩がなければ△2八歩▲同銀△2五飛という返し技がありますが、それを事前に防いでいます。

実戦で遭遇したときは構わず△8六歩を敢行した後、8筋に飛車を打たれて1の変化と同じような流れになりました。

ただ、今になって冷静に考えると、向こうが乱戦を放棄して自陣に手を入れているわけだから、こちらも自陣を整備していくのが無難なのか。△8二歩や△2二銀などで。

あくまで乱戦を志向するならここで△7三桂もありですかね。▲4六角ならこの桂をすぐに跳ねだすことができないため、△7三角打ちから再度の角交換を介して手順に跳ねだすわけですが、▲4六角がいないうちにさっさと跳ねてしまおうという。…まあ、それでも▲8三飛から一方的に龍を作られてしまうことになるので、やはりここは自陣整備が無難ですかね…。まずはこちらも大駒の打ち込みを防ぐ△8二歩が有力かな。その後は一転、駒組み合戦か…

…なんてことを、脳内将棋盤であーだこーだ動かしながらこの記事を書いてます(局面図はあとから貼り付け)。私の脳内将棋盤もだいぶ使えるモノになってきたような気がします。