不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

月別アーカイブ: 3月 2016

なんとかしてほしい将棋倶楽部24アプリのインタフェース

最近、オンラインの対局は将棋倶楽部24がメインです。一時期81Dojoをメインにしてましたが、やはりAndroidアプリで指せる手軽さがいい。

81DojoにもAndroidアプリはあることはあるんですが、PC版の高機能をそのまま実現することにこだわり過ぎたためかインタフェースが非常に扱いづらいですし、私が使っているNexus 7 2013だと文字は化けるわ、化けてなくても中華フォントになってるわで使い物にならないんですね。画面小さいスマホでプレイしようなんて気にはなりませんし。要望も上げたんですが一向に更新される気配が無いので今後も期待薄でしょう。

その点、24のAndroidアプリは非常によくできていると思います。盤面も大きいですし、盤駒のデザインもいい。正直、本家のPC版のインタフェース画面や盤駒画像のショボさは閉口ものなので今更PCで24やろうなんて気にはなれません(笑)

とはいえ、不満というか改善してほしいなと思う点が2点ほどあります。

1点目は、チャット文を入力しようとして文字入力欄を開くと、それがチャットウィンドウに被ってしまうこと。チャット中にこれは結構困る。

そして、2点目。こっちの方が深刻ですが、投了ボタンと中断ボタンの位置関係を何とかしてほしい。実際の画面をご覧ください。

wp-1458830708366.png

ご覧のとおり、投了ボタンと中断ボタンが隣同士です。それもボタンがもう少し大きければいいんですが、これが非常に小さい。なので投了ボタンと中断ボタンを押し間違えることがたまにあります。

中断ボタンは、本来はたとえば持将棋や千日手引分の相談をするときに使うものですが、中にはそれを悪用する奴がいて、敗勢の将棋を中断して引き分けをごり押そうとしたり、投了してレートが下がるのが嫌だからと中断して逃げる奴とかもいるそうです(実際はそれでレートダウンから逃れられるわけではない)。幸いにして私自身はそのような不埒者に出くわしたことはないですが。

で、これ、一度中断してしまったらそのまま再開する方法がない。少なくとも私は認識していない。で、中断に絡む上記の背景を知っているので、投了しようとして中断してしまった時の気まずさといったらありません(汗)。そういうケースでは、一度終わらせてから再開対局にして改めて投了するわけですが、まあ色々もやっとします(笑)。

ぜひとも改善をお願いしたいですねえ。

追記
その後念のため確認してみたところ、81Dojoのアプリは1月末にアップデートがでており、私のNexus7でも文字化けは直ってました。まだ一部に中華フォントが残ってますが、ようやくまともに使えるレベルになったようです。。

 

進歩が実感できると楽しい

積読状態だった下記の本、ぼちぼち再開しています。

精選必至200問 (将棋パワーアップシリーズ)
青野 照市
4422751247

最初に取り組んだ時は全然手が見えなくて、一問一問にえらく時間がかかってしまい、最後にはしんどくなって放置してしまいました。今回もえらく手こずらされるんだろうなと覚悟しながらやってみたら…あ~ら不思議、意外なほど手が見えるではありませんか。1日40問程度のペースでかなりサクサク進んでます。後半の3手必至も、そこそこいい具合に見えています。140問程度まで来た今、正答率は70%くらいかな…

やっぱり、「寄席の手筋200」や「寄席が見える本(基礎編/応用編)」を何周もしたことで勘所が良くなっているようです。「こういう形に持っていけば…」という直感がかなり効くようになっている。

あと、最近気づいたのですが、とくに11手以上の長めの詰将棋を解く際、問題の図面とにらめっこしながら考えるよりも、本を閉じて脳内盤を動かして考える方が楽だということに気づきました。問題図面とにらめっこしていると、むしろ問題図面に意識が引っ張られて手が読みにくなることがあるようです。が、脳内盤であればそんな邪魔も入らず、スムーズに思考できます。長手数になるほど、逆に脳内盤の方が楽に思考できるように感じます。

問題図面を記憶して脳内盤に再現するのも、脳内盤を使って詰将棋を解く練習を始めたころに比べると、随分と早くなりました。これも脳内将棋盤構築訓練の成果かなと。

いやー、なんだかんだで私も進歩してるんですねぇ。

終盤力の強化へ

最近は終盤力の強化に取り組んでいます。やはり終盤力が無いと、序中盤で多少優位に立っても勝ちきれませんし、ネットや道場で対局していると終盤をきちんと磨いている人は少なそうな印象なので、序中盤で多少劣勢になってもひっくりかえせるだけの終盤力が身につけば勝率も上がるかなと。もちろん、序中盤をおろそかにするつもりはありませんが、終盤力強化の優先度を上げて取り組むつもりです。

では具体的に何をするか。もはやルーティン化している詰将棋はもちろんこのまま継続。読み強化用の長手数物(9手~15手詰程度)と、詰みのセンスを強化するための短手数物の両対応で。最近は短手数物は詰将棋パラダイスアプリでLV2~3は全問制覇したので、今はLV4が中心です。LVは20以上まであるのに、LV3とかでも9手や11手がたまに混じってたりしていて面食らいますが…

あとはやはり必死問題もそろそろ避けては通れないですね。「寄せの手筋200」「寄せが見える本(基礎編/応用編)」は既に何周かしているので、これらは今後1か月に1回程度復習するくらいにして、積読になっている青野本にいよいよ本腰入れて取り掛かる時かなぁ。

精選必至200問 (将棋パワーアップシリーズ)
青野 照市
4422751247

「羽生善治の終盤術」は1,2,3全てそろえたので、これらもしっかり身に着けなければ。棋書としては、青野必死本と「羽生善治の終盤術」3冊、この計4冊ローテが中核になりますね。

あと、棋譜並べを「終盤の手数計算」をテーマにしてやってみようかと…というかやり始めてます。お互い、どのような寄せ筋があって、詰めろがかかるまで何手か、それを踏まえて次の手は何かというあたりを意識しながら並べてみようかなと。プロの棋譜はもちろん、過去の自分の棋譜なども。

どうぶつしょうぎ再登板

次女については相変わらずというか、まだ全然将棋になっていません。

手合いは十枚落ちなんですが、歩の頭に大駒や玉を差し出すような手を平然と指すんですよね。指摘してあげると「あ、そっか」とその場は納得したような様子でひっこめるんですが、結局同じようなことを何度も繰り返す。

長女の時も最初はそんな感じだったので今更不安に思ったりはしませんが、今の次女は長女が将棋を覚え始めた年齢よりも低いため、長女よりもこの停滞が長く感じます。覚える意欲にかけては当時の長女よりもさらに低い感じで、「もう絶対やらない!」と言われるのを極力回避しながら、ゆるーくゆるーく教えているわけですが、もう少しなんとかならんものかなぁ、と。

で、長女に買い与えている「小学二年生」というおなじみの雑誌があるのですが、先月だか先々月だか、これに「ようかいしょうぎ」という付録が付いていました。

中身はなんのことはない、「どうぶつしょうぎ」の駒を、子供に大人気のアニメ「妖怪ウォッチ」のキャラクターに置き換えただけもの。駒も盤もボール紙という非常に安っぽい(子供雑誌の付録なので当然ですが…)ものですが、これが次女のみならず長女も結構食いつきが良かった。

「妖怪ウォッチ」の人気によるものなのかもしれませんが、これを見て、二人の修練用に「どうぶつしょうぎ」を再登板させてもいいのかなぁ、とちょっと考えて先日勢いで再度購入してしまいました。(長女が丁度今の次女くらいの頃に、一度与えたことがあったのですが、駒は無くなる、盤には落書きされるで散々でした)

次女に「玉を取られると負け」、「こうすると駒を取られてしまう」という感覚を身に着けてもらうためには、どうぶつしょうぎのようなミニゲームを繰り返し繰り返しやる方が有効そうに思えました。

そして長女にとっても、戦いの間合いや感覚を、まだどうぶつしょうぎから学ぶ余地がありそうな気がするのです。

以前にも考察した通り、どうぶつしょうぎは将棋的な戦いの感覚が、ある意味将棋以上にシビアに求められる一面があります。元々駒が少ないので一枚駒損するだけで劇的に優劣が傾きますし、戦場が狭いので一度手番を握られるとなかなか自分に戻ってこない。盤面が狭くいきなり接近戦の殴り合いなので、戦いの中での読み合いの感覚を掴んでもらうのにもいい気がします。入門者にとっては「退屈な」序盤をすっ飛ばせますのでね。

今のところ、二人ともかなりの食いつきを見せていますが、まあ熱しやすく冷めやすい子供のこと、この熱がどこまで続きますやら…

子供教室の昇級者一覧から読み解く傾向

道場で、去年一年間の将棋教室昇級者の一覧をもらいました。

長女は4月に12級、10月に11級になっていますが、もちろんそれもちゃんと記載されていました。それ以外にも、じっくり眺めていると、色々と興味深いものが見えてきて面白い。

  • 伸び盛りの子は5級~2級あたりで一気に伸びてる。毎月昇級で一気に4段階ほど駆け上ってる子も珍しくない。
  • その一方で、1級から初段のあたりで壁にぶつかってる子もやはり多いみたい。
  • 10~12級あたりを見ているとだいたい半年ごとくらいの昇級が多いので長女はわりと普通のペースらしい
  • よくよく見ると女子で昇級してるのは長女だけ…

私も教室の子供たちの相手をよくさせてもらってますが、5級と言われてあてがわれた子が想像以上に筋の良い指し回しで、危うく不覚を取りそうになったことがあります。どう見ても他の5級とは一線を画するレベルだと感じてましたが、その子はその後一気に1級まで駆け上がってるので、やはり当時すでに5級の棋力ではなかったのでしょう。他にも、このレベルを一気に駆け抜けた子が何人か見受けられます。そういえば、4級とか3級って子をあまり見かけた記憶がありません。

で、その一方で1級、初段のあたりで壁にぶつかって伸び悩む子も目立ちますね。私が勝手にライバル視している一人であるA1級も、長く1級で壁にぶつかっているようです。

長女の成長ペースがちょっと遅いんではないかなぁと気にはしてたんですが、少なくともあの教室では、とりたてて昇級が遅い、というわけでもないらしい。10~12級程度ではこのくらいのペースで普通のようです。

そして、女子で昇級しているのが長女だけっぽいという事実…。教室には長女以外にも女子は何人かいて、級位も持ってるはずなんですが、去年の昇級が長女だけだったとは…。誇らしいというよりはちょっと寂しさを感じます。誰か、長女のライバルになってくれるような女の子が現れてくれると理想的なんですが…

飛びつき昇級?

私が通っている某道場は、時々長女の将棋教室での写真などをメールで送ってくれるのですが、今回はその文面の中に「パパさんは(注:私のこと。私はその道場では『(長女)のパパさん』で通ってます(笑))3月から初段に昇段です」と書いてありました。これが本当なら3級から3段階の飛びつき昇級になります。

話の伏線はあって、先週のことですが、帰宅前の最後の1局で、おそらくこの道場の常連の中では最強に近い方に指導していただきました。その後手合い係りの方も交えた雑談の中で、私がこの道場では初見時からずっと3級だという話が出て、「何度も指してますけど3級ではないですね。最低でも段はありますよ」と言っていただいたんですね。

同じような証言は前にも出ているのですが(こちらの記事参照)、この方はその時のお二人とは別の方です。三人の高段者の見解が一致しているので、実際この道場基準では有段クラスの地力はあるんだと思います。

で、手合い係りの方がそれを聞き、「席主と相談して昇級を検討しますね」という話になって、冒頭の話に繋がります。

実はひと月くらい前にも同じような話はあったんです。同格にはほとんど負けてませんでしたし、しばしば三段クラスにも一発入るようになっていたので、3級という肩書と乖離しているという認識はあったんだと思います。で、「一度棋力の再判定をしましょうか」というような話になったのですが、その時はなんか有耶無耶のまま流れたんですよね。

そういった経緯もあるので、実際に明日行ってみないと…ですが、本当ならば素直に嬉しいですね。なかばあの道場ので昇級は諦めてましたから。

あ、ついでなので報告ですが、昨日、将棋倶楽部24で最高Rを更新、9級となりました。初めて1桁級に突入です。今後の大目標としては、将棋倶楽部24で初段、今年の当面の目標は中級定着あたりに置こうかなと思ってます。