不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

月別アーカイブ: 12月 2015

2015年を振り返る

去年末にも、その一年で自分や長女がどの程度成長したのか振り返ったりしましたが、今年も一年の成果というものを振り返ってみましょうかね。

まず私。

今年1月~2月頃のエントリを見ると、将棋倶楽部24だとだいたい13級前後、81Dojoだと2級程度といった棋力。現在将棋倶楽部24だと10級前後で、81Dojoだと1級前後。

将棋倶楽部24ではまあ、1年である程度の棋力向上はあったと言えるでしょうが、81Dojoではどうだろう。4月に初めて初段に上がったとはいえ、そこからは停滞しているようにも見える。

とまあ、客観的には棋力向上したのかどうか微妙な感じではあるのですが、主観的には結構手応えを感じていたりします。

なんというか、一年前よりはメタな視点で一局を眺められるようになったというか、大局観が向上したというか…うまく言葉にはできないのですが、一年前とは将棋の質が変わってきたかなぁ、というのを漠然と感じています。

事実、いきつけの将棋センターでは去年までは全く歯が立たなかった有段者達相手に、今はかなり一発入るようになりました。昇級こそしてませんが(なんかもうあそこではどれだけ強くなっても昇級することはないんじゃないか、って気もしてますが…)、棋力が向上している実感があります。

あと、成長かどうかは微妙ですが、1月頃のエントリを見ていると、「終盤は得意、中盤は苦手意識あり」という状況だったようですが、最近はこれ、逆になってますね。中盤は相横歩取りのような乱戦でも怯まなくなりましたし、自分なりに自信を持ってさせています。しかし、終盤に寄せられそうな相手玉を寄せきれずに勝利を逃すというパターンが最近多い。あるいは自玉の簡単な頓死筋を見逃していたりとか。終盤の手数計算があいまいなために痛い目を見ることも多いです。まあ、負けの原因が手数計算の未熟さにあると見えているあたりは進歩なのかもしれませんが。

続いて長女。

去年の今頃はちょうど将棋教室に通い始めたころで、当時は級位をもらえていない状況ですが、今は12級→11級と一応の進歩は見せています。

私との手合いも8枚落ちから6枚落ちに進んではいますが、私の眼には正直目立った進歩が見えていません。希望としてはせめて受けと攻めの基本くらいは身に着けてほしかったなぁ、って感じなんですが、今の長女は数の原理すら身についてない有様です。

それでも級が上がっているのは教室の先生がそれなりの向上を認めたのでしょうし、先日久しぶりに親父(長女の祖父)と指させてみたら「前よりも強くなってる」と親父も言ってたので、なんらかの向上はあるのでしょう。

私は毎日そばで見ているので気付けていないだけなのかもしれません。

とはいえ以前のエントリを振り返ると、1月頃には1手詰めの詰将棋にも苦戦するような状態だったようなので、3手詰がかなり解けるようになっている今は確かに進歩はあるのでしょう。

そして次女。

…まあ、まだまだこれからですね…(笑)

私や長女を見て興味は示しているのですが、まだ年中児で集中力が続かないため、まだまだ将棋うんぬん以前の問題です。

ただ、将棋教室や子供の大会などで見ていると年中児でもそれなりに指せる子も中にはいますね。うちの次女との差はどこにあるんでしょうかねぇ…

7手詰が楽

読みを鍛えることを目的に、最近は9手以上の比較的長めの詰将棋ばかりやっていて、短手数の方が若干おろそかになっていました。これではいかんなぁ、と久々に「5手詰ハンドブック」を取り出して将棋センターへ出かけてきました。

さて、電車で移動中に解くか…と「5手詰ハンドブック」を取り出してみると…なんと、「5手詰ハンドブック」のつもりで持ってきた本は「7手詰ハンドブック」でした(笑)。ブックカバーを掛けていたので気づかなかったんですね。

しょうがないのでそのまま「7手詰ハンドブック」を解いていたのですが…

なんかずいぶんとスラスラ解ける…

手が見えるのも明らかに早くなってますし、7手先の読みも明らかに早く正確になっている。一番最初に「7手詰ハンドブック」を解き始めた頃は、一日に8問解ければ上々、という感じだったのですが、結局今日一日で20問消化しました。

長手数の詰将棋に頑張って取り組んできた成果が、ここにも出て来ているようです。

こうして目に見える形で成果が出てくるとやはり嬉しいものですね。「15手詰を5分以内」目指して、さらに精進していきます。

読む力強化Project、成果は上々?

読む力を鍛えることを優先するべく、

  • 9~15手詰程度の長めの詰将棋に取り組む
  • 脳内将棋盤を構築する

という2本立てでトレーニングを続けています。

詰将棋「15手詰を5分以内」への道は、とりあえず細々と継続しています。最近まで取り組んでいたのは、以下の本。

羽生流で上達! 新しい詰将棋初段150題
羽生 善治
4415042260

この本買ったのはかなり昔、それこそ将棋を再開して間もないくらいに買った本なのですが、ずっと積読状態でした。

というのもこの本、ヒントが鬱陶しすぎるんですよ。

各問題にタイトルがついていて、それとは別にヒントがあるんですが、タイトルが事実上のヒントになっていたりして、1問につきヒントが2つあるような状態。

例えば、ある5手詰問題ですが、タイトルが「飛車成を実現する」で、ヒントが「金を取りにいかずに」とか書いてある。5手詰でここまで仄めかされたら、ほとんど答が想像できますよね?

というわけで興ざめなことこの上ないので、積読にしていたわけなのですが、なぜ今更これを引っ張り出してきたかというと、11手詰以上の問題が掲載されている本が手元にこれしかないからです。この本、下は5手詰から上は15手詰と結構幅広い範囲をカバーしていて、そこは評価できる点でしょう。問題も結構良質なものがそろってますし。

で、この本の9手詰から15手詰にここ数週間ほどずっと取り組んでました。やってみると「意外と解けるものだ」という感触でした。もちろん、読み切れない問題もあるんですが、時間こそかかっても考え続けていると意外と解ける。

15手詰も問題によってはするっと解けたりして、「ああ、なんか読む力が付いてる気がする」という実感が得られてます(^^;

で、この本の15手詰まで解き終わったので、9手詰高橋本の2周目に取り組み始めたのですが…

おお、なんか9手先がすらすら読めるぞ!!

実際に詰ませられるかはともかく、1周目の時に比べると、頭の中で9手先を読むという作業が全く苦にならなくなってます。我ながらこれはビックリ。これまで将棋の勉強を続けていて、ここまで実感できるレベルで変化があったのって初めてかもしれません。

これまでの取り組みが成果を挙げ始めているのだということを実感しています。

俄然、やる気が出てきました。

数の原則

どうも、長女は将棋における数の原則ってやつがまだ身についてないようです。

例えば、以下の局面。私と長女の練習将棋で実際にあった6枚落ち最終盤の部分図です。間もなく上手の玉が寄るかどうかというこの局面で、長女が指そうとした手は▲6二と。当然ながらこれでは数の力で負けてしまうため全く寄りません。力で押し切りを目指すなら▲6二金と打ち込むところです。

2015-12-14a.png

駒をぶつける前に、自分と相手の効いている駒の数を数える。数が同じなら仕掛けた方が負けるから、味方の駒を足すor相手の駒を削る。

ということは繰り返し教えているつもりなのですが、なかなか実践できないようです。少し、練習問題を解かせてみようとしたんですが、そこはやはり子供、集中力が続かなくてすぐに実戦をやりたがる。いやはや…

仕方ないので実戦の中でキーとなる局面で一度手を止め、数の原則を考えさせることを繰り返してはいますが、将棋教室での実戦になるとすっかり頭から飛んでしまうようで…まあここは根気よく教えるしかないですね…

最近長女は何かのスイッチが入ったのか、かなり積極的に将棋しよう、と求めてくるようになったのですが、どうも私、この年末から年明け2月くらいまでにかけて仕事が修羅場になりそうな雰囲気で、あまり長女の意欲に応えてあげられないかもしれないです。歯がゆい…

脳内将棋盤構築への道 – 定跡はまず暗記から

脳内将棋盤構築のトレーニングは粛々と進めています。

残像トレーニング訓練は今も続けていて、今はかなり鮮明なイメージを浮かべることができるようになりました。9×9の盤面、駒の配置や個々の駒の姿までかなりいい感じにイメージできてます。

そして、その脳内将棋盤を使った定跡のトレース訓練も当然続けています。対ゴキゲン中飛車▲7八金型に加え、最近は相横歩取り定跡も追加しました。

で、相横歩取り定跡のトレースを続けている最中に気付いたのですが、定跡の手順に疑問が生じたときに、頭の中で変化を検討することができるようになってました。つまり、本に書いてある手順だけでなく、そこから自分で局面を変化させてもある程度脳内で追えるようになったということです。

これはかなり重要な進歩だと思います。盤と駒がなくても頭の中だけで定跡の復習だけではなく検証もできるようになったわけです。実際、私は通勤電車の中でこれをやってました。

で、そのように脳内将棋盤のトレーニングとして定跡のトレースを続けている最中に、定跡の勉強方法についても、ひとつ気づきがありました。

定跡の勉強についてよく言われることの一つに、「定跡はただ暗記してもだめ」というのがありますよね。定跡は手順を暗記するだけでは使い物にならない、きちんとその手順の意味を理解しないとダメだよ、っていう…

もちろん、この言葉は正しいです。ただ暗記しているだけでは実戦で使い物になりません。それは事実。

ただ、この言葉は定跡勉強の一面を語っているものでしかなかった。私はそこを勘違いしてました。定跡勉強は手順を丸暗記するのはダメで、その意味を考え、咀嚼しながら理解し、覚えていくのが正しいのだと。

しかし、定跡トレースによる脳内将棋盤訓練を続ける中で、その勉強法は間違いだという結論に私は達しました。いや、間違いは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも恐ろしく効率が悪い方法と言わざるを得ません。

私の結論はズバリこれです。

定跡勉強はまず手順を丸暗記するところから始まる。

考えてみれば当たり前の話で、手順を覚えてなければ、その手順の意味だって覚えられるわけがありません。手順を覚えているからこそ、その手順の意味を理解しようという流れになるはずなのです。

だから、まずは徹底的に暗記する。

何度も何度も盤と駒を使って並べたり、脳内将棋盤で再生したりして、とにかく本が無くても並べられるくらいまで頭と手に叩き込む。そして、それを忘れないようにそれを何度も何度も繰り返す。

それを繰り返してある程度余裕が出てくると、今度は並べているうちに「あれ?ここはなんでこの手なんだ?」「ここはこう応じられると困るんじゃないか?」といった疑問が必ず出てきます。そこを、自分で検討したり、解説書を振り返ったりして解決するわけです。

こうすることで、丸暗記した手順に意味が加わり、本当の意味で理解することへと繋がっていくのではないでしょうか。

実際、脳内将棋盤で再生するための定跡手順をひたすら並べていく過程で、自分の中で上に書いたようなことが起こって、定跡が自分の血肉となっていことをことを実感することができました。少なくとも、定跡本を読みながら意味の理解と手順の記憶を同時にやろうとしていたころよりも、はるかに高速かつ高精度です。

定跡勉強は丸暗記するだけではだめだが、まずは丸暗記しないと始まりもしない。

「定跡はただ暗記してもだめ」という言葉は、丸暗記を戒めているのではなく、丸暗記で留まってはダメだと言いたいのだと、今では理解しています。

 

大人相手に教えてきました

いつもの通り、長女と将棋センターへ出かけたら、なぜか初心者の女性二人の指南役を任されてしまいました。

街の将棋道場なんて、普通はオヤジの巣窟なわけでして、子供教室に通っている女の子以外の女性なんて私もほとんど見たことがありません(そういえば今のセンターの前に通っていた道場にはそこそこ女性がいて「女子部」なんてのもあったような気もしますが…)。

そんなところにやってきた、駒の動かしかたからというレベルの女性達。慎重な対応が必要だったはずですが、よく私に指南を任せようなんて思ったものですね…。私はもちろん、指導員資格とかそんなものは持ってませんし。

その女性達が大人になってから何をきっかけに将棋を始めようなんて思ったのかすごく気にはなりましたが、とりあえず今はそこは置いといて、丁寧に教えることに徹しました。

娘達に教えてきた経験が活きて、まずまず無難な教え方ができたような気がします。子供と違って多少難しい言葉使っても理解してもらえる分、むしろずいぶん楽でした。

だいたい、こんな流れで教えてました。

  1. 玉、金、銀、飛、角、歩の動かし方
  2. 5五将棋でまずは実戦(2面指し)
  3. 詰みの基本と、詰みの練習
  4. 「成り」について
  5. もう一度5五将棋
  6. 香と桂の動かし方
  7. 10枚落ち実戦(2面指し)

5五将棋で使う駒の動かし方をまず教えて、5五将棋の実戦をやってみたのですが、やはり大人でも初心者は駒の連携を意識しながら指す、ということができないんですね。初期の長女や今の次女同様、駒一枚で玉を攻めてくるような指し方をしてたので、頭金の詰みの形を教えて、駒を連携させることの大切さを認識してもらいました。

試しに、こんな局面を示して、どうするか尋ねてみました。

2015-12-05a.png

もちろん、将棋の心得がある程度あれば誰でも▲5二金でゲームセットとひと目でわかるでしょう。今の長女でもわかるはずです。しかし、やはり大人でも入門者の方にはこれが見えないんですね。二人とも正解はできませんでした。▲6二金、▲4一金、みたいな手を答えてきました。

我々から見れば当たり前すぎてつい「当然わかるでしょ?」みたいな考えになりがちなのですが、入門者は想像以上に我々にとっての「当たり前」に気づけないんだというのがわかったのは興味深い収穫でした。

最後に、残りの桂香の動きを覚えてもらった後、10枚落ちの実戦を指しました。

驚いたのは、一方の女性が二手目に▲7六歩と角道を開け、さらに四手目に▲2六歩と飛先を突いて来たこと。入門者が最初の実戦でこの手を指してくるとは驚きです。終局後に意図を尋ねてみると、「角が窮屈そうだったので」と。とくに入門書などで予備知識があったわけではなかったとのこと。いやはや、自力でこの手にたどり着くとは、なかなか将来が楽しみなセンスではありませんか。多少緩めはしましたが、最後には何もできることがなくなり、若干の遠回りはあったものの最後はキッチリ詰まされました。

もう一人の女性はやはりそのあたりの感覚がまだ身についてないようだったので、まずは大駒を敵陣に突入させるのが勝ちやすい方針だということを伝え、相方さんが指した▲7六歩や▲2六歩が、その方針を実現するための第一歩として有力な手だということを理解してもらいました。

その時点で私の方が帰宅の時間となり、そこまでとなりました。

大人の初心者相手に教えるのは初めての経験でしたが、なかなか貴重な体験でした。私の方はいい感触を感じてましたが、実際に相手のお二人にとってどうだったかはわかりません。リピーターになってくれるかな…。

脳内将棋盤構築中

脳内将棋盤構築の再挑戦を粛々と進めています。

今は、定跡を記憶して脳内盤で再生する練習をくりかえしてます。

題材に選んだ定跡は、以下の本に記載されている、対ゴキゲン中飛車▲7八金型の定跡です。

最新の振り飛車対策 (プロ最前線シリーズ)
深浦 康市
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今のところ、4パターンほどを記憶して、かわるがわる脳内将棋盤で再生する練習を繰り返しています。感触としてはかなりいい感じです。それなりにうまく再生できているような気がします。定跡の記憶と脳内将棋盤の鍛錬が同時にできる、まさに一石二鳥のトレーニングですね。

で、訓練を続けていて、改めて強く実感しました。「そりゃ脳内将棋盤が持てれば、強くなるの当たり前だわ」と…

脳内将棋盤の有無で何が違うって、時間効率が圧倒的に違います。

事実、私の脳内将棋盤はまだ完成と言えるレベルではありませんが、それでもこれまで一年以上経っても曖昧にしか記憶していなかった▲7八金型の定跡を、ここ数日でほぼ半分くらい覚えてしまいました。

盤と駒を使う必要がない、もっと言えばタブレット端末なども含めた一切の道具がいらないという利点の強みは、事前の私の想像以上でした。

私はタブレット端末を使って、ちょっとした空き時間に敗局の振り返りや定跡の復習ができる環境を整えていましたが、脳内将棋盤を持てるようになるとこれがさらに加速しそうです。それこそ、場所を選ばず30秒程度の空き時間さえあれば、記憶した定跡の復習ができてしまう。電車待ちしながら、人待ちしながら、仕事の息抜き中、入浴中、テレビ番組のCM中、就寝前のベッドの中など、それこそあらゆるスキマ時間を将棋の勉強に投入することができるようになります。

今のところ定跡の復習にしか使えていませんが、本格的に脳内将棋盤が完成したら、より応用範囲が広がるでしょう。

しかも脳内将棋盤ですから、盤と駒や、タブレットで棋譜を追うよりもはるかに高速に処理ができる。これもすごく大きい。

こんな芸当が可能になれば、勉強の効率が別次元で変わってくるのは当然です。

あと、これは脳内将棋盤再構築の訓練と関係しているかはハッキリしないのですが、脳内将棋盤で詰将棋を解くようにしてから9手詰が「短い」と感じるようになりました。

問題図見ながらウンウン考えていたころは、9手先の局面を頭の中で追うという作業が結構しんどくて、「うーん…これで詰んでいるはず。あれ?でもこの手順、7手しかないぞ?おかしいなぁ…9手あると思ったんだけど…」ってことが結構ありました。

それがここ数日、脳内将棋盤で9手詰が解けるときは「うーん…これで詰んでいるはず。でもなんか早詰めな気がするなぁ…。(確認すると)おお、ちゃんと9手になってる!」って感じです。

もちろん、急に棋力が上がったわけではないので、解答にかかる時間は変わっていないどころかむしろ問題を記憶する手間の分長くなっていますが、9手先を読む作業はむしろ速く正確になっているような感触があります。

俄然、脳内将棋盤を何としても我が物としたくなってきました。