不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

月別アーカイブ: 7月 2019

[自戦譜] 勝ち筋を逃しリベンジならず… vs Rajendraさん

今回の自戦譜は、のりたま名人戦B級リーグより、Rajendraさんとの対局をお届けします。

Rajendraさんは名人戦リーグで当たるのは初めてかな?幽玄杯で一度対局したことがあった気がしますが、その時は逆転負け食らってますね。あの頃私は居飛車党でしたが、さて今回は…?

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3二飛 ▲7八銀 △3五歩
▲6七銀 △4二銀 ▲7七角 △6二玉 ▲8八飛 △3六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲2八銀 △5二金左 ▲4八玉 △7二銀
▲5八金左 △7一玉 ▲3七銀 △3四飛 ▲4六歩 △4四歩
▲4七金 △4三銀 ▲3八金

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なんか居飛車党だった頃の名残なのか、どうしても相振りになると矢倉に組みたくなります。今回はスムーズに矢倉に組めて早くも作戦がちな気分でいましたが、さすがに歴戦の相振り戦士はそう甘くは無かったようで…

△5四銀 ▲5六銀 △6四歩 ▲8六歩 △4五歩 ▲3九玉
△6五歩

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その前の△4五歩も、▲同歩~▲4六銀と盛り上がるべきでしたが(相振りの矢倉はどちらかというと自ら盛り上がって相手の飛角を圧迫していく攻撃的な布陣という認識)、入城を優先して手抜き。そしてこの△6五歩。

私は結局これも取らずに玉の入城を急ぎました。取ると角交換から△3三角が嫌だったんですよね。結局取らないのが正解なんですが、二カ所で歩を取り込む権利を与えているこの状況はいかにも面白くない。

▲2八玉 △6六歩 ▲8五歩 △5五銀

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この△5五銀がハッとさせられた手で、既に形勢を悪くしていることに気づきました。△6七歩成があるので▲5五同銀とも取れないし▲4五銀と飛車取りに出ても△6四飛で収拾がつかない。

うっかり△5六銀▲同歩△6七歩成とかやってくれないかなー、とか虫のいいこと考えてましたが(▲2二角成と角を素抜ける)、さすがにそんなヘマをやってくれる相手じゃ無かった。

やはり、その前の△4五歩は取るべきでしたね。

そこから▲4六銀と盛り上がっておけばこの銀ぶつけもなかった。

▲2八玉 △6六歩 ▲8五歩 △5五銀 ▲3六歩 △4六歩
▲同 銀 △同 銀 ▲同 金 △3三角 ▲6八飛 △6七銀
▲同 銀 △同歩成 ▲同 飛 △6六歩 ▲同 角 △4五歩
▲3五金 △6四飛 ▲7五銀 △6六飛 ▲同 銀 △同 角
▲8四歩 △9九角成 ▲8三歩成 △同 銀 ▲3一飛 △5五馬
▲4六歩 △6六歩 ▲8七飛 △8二香 ▲6三歩

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もうそこからは、ひたすらにごまかしごまかしでしのいでいるだけだったんですが、この歩が入ったことで、少しだけ元気が出ました。8筋も壁になってるし、質駒もある。駒が溜まればワンチャンあるかな、と。しかしそんな一縷の望みすらRajendraさんは非情に摘み取ってきます。

△5一銀 ▲4五金 △6五馬 ▲6二銀 △同 銀 ▲同歩成
△同 玉 ▲6四歩 △5一銀 ▲6三銀 △同 金 ▲同歩成
△同 玉 ▲6四歩 △同 馬 ▲2一飛成 △8六歩 ▲7五桂
△7四玉 ▲8六飛 △8四銀 ▲7七桂 △8五歩

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感想戦で指摘されましたが、ここが唯一の逆転ポイントでしたね。

ここで▲5一龍と銀を食いちぎっておけば、こちらの勝ち筋だったと思われます。△8六歩と取ると▲6三銀△同馬▲6五金まで頓死。

これが見えずに飛車を引いてしまったため、勝負あり。

いやね、よく言うじゃないですか。「終盤は大駒に当てられても逃げる手から考えるな!」って。でも、それで思いっきりよく踏み込んで寄らなかったら、今度は「ロクに読まずに大駒を切るな!」とか言われるじゃないですか。

しょーがないじゃん、手が見えないんだからさ!!(逆ギレ

その後は駒損も響き、じっくり寄せられて何もできませんでした。

▲8九飛 △7八角 ▲8八飛 △4五角成 ▲6五歩 △4六馬右
▲3七金 △7五銀 ▲同 歩 △8三玉 ▲8四歩 △7二玉
▲4六金 △同 馬 ▲3七銀 △5七馬 ▲3二龍 △4二歩
▲4八金 △5六馬 ▲8五飛 △9四銀 ▲8六飛 △5九銀
▲4九金 △4五桂 ▲1六歩 △4七金 ▲2六銀 △4六馬
▲1七玉 △3七桂成 ▲同 桂 △同 金 ▲同 銀 △同 馬
▲4五角 △7一玉 ▲7二金 △同 金 ▲同角成 △同 玉
▲6四桂 △6三玉
まで136手で後手の勝ち

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残念ながら前回のリベンジはならず。しかも途中こちらに勝ち目もあった内容だけに悔やまれます…

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