不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

月別アーカイブ: 12月 2018

2018年を振り返る

さて、今年もあと三日を残すのみとなりました。

今年は主に悪い方面にいろいろあって、お世辞にもいい年とはいえない一年でした。

年頭にはいきなり人生初のインフルエンザを罹患しました。体質なのか、タミフルがあまり効かず、なかなか熱が下がらずかなりしんどい思いをしました。胆振東部地震もありましたね。二日程度の停電で済んだとは言え、まさか自分が「被災者」になるとは思いませんでしたね。

ただ、それらもほんの序の口。

7月には妻の祖母が他界したと思ったら、9月には私の祖母が他界。私の方は、これが最後の祖父母の見送りとなりました。

そして今年ももう終わろうかという12月となって、今度はまさかの実父の他界。

さすがに実父についてはショックが大きかったです。病死でしたが、何しろ、半年前にはピンピンしていて、こんなことになる予兆は全くなかったのです。あまりにも病状の進行が急すぎて、心の準備をする間もなく逝ってしまいました。正直、今も完全に吹っ切れたとは言えません。

せめて、来年はいい年になってほしいですね。

さて、前置きが長くなりましたが、今年も一年の将棋を振り返ってみますかね。


<私>

はっきり言えば、棋譜並べを中心に据えて結構がんばったにも関わらず、成果は限りなくゼロに近いという有様。

ことここに至って、もうさすがに心が折れました。

ここまでやってもまったく成果なしということは、頑張り方を間違えているのか、才能の限界か、あるいは努力とは別の何かが必要なのかだと思うのですが。

頑張り方に関してはもういろいろやって成果にならなかったあげくに、最後の手段としての棋譜並べ主体にして一年がんばってきたわけですから、もうこれ以上どうすればいいのか考えるのも疲れました。才能の限界だったとしても、努力以外の何かが必要だったとしても、要するにもう努力ではどうにもならない状態に陥っていると思わざるを得ません。

なので、もう棋力向上を無理に追い求めるのはやめにしました。今後はもう少し肩の力を抜いて、将棋を楽しむことを大事にしようかと。

なので最近は今まで指したことのない戦法を使ってみたりとか、実験的な手を試してみたりとか、いろいろやってます。

上達法を追求するという本ブログの趣旨の一つが揺らぐことになりますので、今後このブログをどうしようかというのも少し考えないといけないかもしれません。

<長女>

相変わらず長い足踏みが続いてますが、最近、駒落ちで相手をしていると、なにやら筋のいい手がちょくちょく出てくるようになりました。

年初の頃は六枚落ちでもほとんど負けることがなかったのですが、最近は四枚落ちでもちょくちょく負かされるようになりました。とくに歩の使い方に目を見張るような向上が見られます。こちらの駒の裏から歩を垂らしてみたり、金銀の頭を叩いて隙を作るという小技を使うようになって来ました。

一時期、教室の講師には「次女の方が進んでいる」と言われてましたが、最近次女の方がちょっと後退している感があるのも手伝って、今はおそらく長女の方がだいぶ進んでいると思います。リーグ戦の成績も上向きつつあるような。

本人も手応えを感じているのか、最近は対局をねだられることが増えてきました。

娘たちの向上は、自分の向上よりもかなり早い時点で諦めましたが、長女についてはちょっと楽しみが出てきました。

<次女>

一時期は長女を越えたかと思わせた次女ですが…長女とは逆に、最近ちょっとひどい。とにもかくにも、やることが雑です。

ろくに考えもせず適当な手を指しているとしか思えない将棋が増えており、年初と比較すると棋力はむしろ下がったように思います。

私相手には六枚落ちでもぜんぜん勝てない有様です。

実力的には再びひっくり返って、長女とは結構差が開いたように思います。

思えば、長女にも同じようなことがあったような…一時期、ちょっと筋が良くなったと思ったのに、元の木阿弥以下になってしまったということが。


こんなところでしょうかね。

もう棋力向上のために努力することは諦めましたが、将棋をやめるわけではありませんので、来年以降もおつきあいいただければ。

それでは皆様、良いお年をお過ごしくださいませ。

[自戦譜]のりたま名人戦 C級リーグ vs nasukingu74

引き続いて更新しようとしたら仕事が突然修羅場に入って、連日深夜帰宅…昨日仕事納めとなって、ようやく更新の余裕ができました。

まあ、仕事納めと言っても全然納まってませんけどね…。年明けから頭抱えることになりそうです。はぁ…. orz

で、のりたま名人戦C級リーグの最終戦です。相手はnasukinguさん。この対局、私が勝てば3勝1敗でトップ抜けですが、負けると5人全員が2勝2敗で終わるという珍事になります。

▲7六歩 △7四歩

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いきなりチェンジアップが飛んできました。袖飛車宣言なワケですが、これって異筋に見えて実際にやられると意外と面倒なんですよね。

▲2六歩 △6二銀 ▲2五歩 △3二金 ▲3八銀 △7二飛
▲2七銀 △7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲2六銀

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「よくわからない異筋にはひとまず棒銀」というのがマイ格言とでも言いますか。

△7二金 ▲1五銀 △3四歩 ▲7八金 △8八角成 ▲同 銀
△2二銀 ▲7七銀 △7六歩 ▲6六銀 △7四飛 ▲2四歩
△同 歩 ▲2三歩 △同 銀 ▲5五角

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両睨みの角がきれいに決まって、優勢に進む…はずだったんですが。

△3三角 ▲9一角成 △7三桂 ▲7五香 △5四飛 ▲7三香成
△同 銀 ▲8一馬 △6二金 ▲5八金

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こうなってみると意外と容易でない。桂得で馬もできているものの、棒銀が立ち往生してますし、歩切れもあってなかなかいい二の矢が無い。対局中は劣勢を意識していたと思います。そしてこの次に悪手が飛び出します。

△6四香 ▲6五桂

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もう振り返るのも嫌になるような手ですね。ひとまず香筋を遮ったというだけの手ですが、本譜のように△7四銀と出られると香と銀桂の交換確定でなにもいいことが無い。単に△6五同香▲同銀△5五飛とかでも困る。まあこちらの手順は立ち往生の棒銀のお相手をすることになってしまうので、本譜の方が間違いなく後手にとって良いでしょうが。

当然ソフトも悪手認定していて、この一手で一気に800ほど後手に形勢が傾いています。

とはいえ、じゃあ代わりに何が良かったのかというとそれも難しい。ソフトに訊いてもコレという答は返ってきません。▲1六桂とかでとりあえず棒銀の捌きを狙うくらいですか。それでも後手優勢です。

じゃあここに至るまで何が悪かったのかというと、ソフトによるとここらしい。

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本譜はここで▲7三香成と突っ込みましたが、これが疑問手であると。代わりに提示されている手は▲5八玉とか▲2六銀など、自陣整備や体制立て直し系の手です。

桂香交換くらいではたいした得にならないと?

△7七歩成と成り捨てて、▲同桂なら△7四歩と香を取りに行くような手が嫌だったのですが、それには▲8一馬と金を取りに行き、△6一金▲同馬と強引に食いちぎって、△同銀に▲4五金と飛車を取りに行くということらしい。

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こちらの陣形もバラバラなので優勢とは言えませんが、後手陣のまとまりの無さも相当なので、飛車を取ることができれば、本譜のように攻めあぐねるということは無さそうです。

△6四香 ▲6五桂 △7四銀 ▲8二馬 △6五香 ▲同 銀
△同 銀 ▲2七香 △4五桂 ▲6八金左 △9九角成 ▲2四銀
△同 銀 ▲同 香 △8九馬 ▲4六馬

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この馬引きも酷い。なんとなく5筋が手薄なのが気になって引いてみたのですが、具体的に5筋から潰される手順が見えていたわけではなく、なんとなく引いただけ。桂当たりになってはいるものの、後手玉の挟撃体勢を自ら放棄している。具体的な脅威が見えていたわけでも無いのに。当然ここは▲2二香成と突っ込むところ。

ソフトの評価はこの時点で「後手勝勢」。

△4四香 ▲2三香成 △7七歩成

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これが後手の悪手でした。私も対局中、「これは助かった」と思ってました。▲3二成香が詰めろなので、明らかに先手の方が早いと思っていたので。

△7七歩成では、△4二金とかわされるとちょっと手間だな…と思ってたのですが、△3一金の方が勝るらしい。なるほど、▲3二成香と入ってきただけではまだ▲2一飛成ができず、続いて▲3一成香~▲2一飛成まで進めても王手にならないので、より手数が稼げるということですか。

▲3二成香 △6八と ▲同 金 △6一玉 ▲2一飛成 △5一桂
▲4二成香

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ここまで来るとさすがに決まってますね。

△6四銀 ▲5一龍 △7二玉 ▲8五桂 △6一金打 ▲7三歩
△同 銀 ▲同桂成 △同 金 ▲8一銀
まで75手で先手の勝ち

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これで3勝1敗の単独トップでリーグ戦終了となりました。

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[自戦譜]のりたま名人戦 C級リーグ vs A_wawawawa

とても久方ぶりの更新になってしまいました。ここ1ヶ月ほど、とある個人的な事情があって、正直ブログどころではありませんでした。

その辺の事情はいずれ別エントリででも触れるとして、ブログをサボっている間に、のりたま名人戦リーグ戦を2戦ほど消化しているので、そちらの自戦譜から参りましょう。まずは3回戦、A_wawawawaさんとの対局です。

戦型は四間飛車vs居飛車急戦。

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲6八飛 △6二銀
▲3八銀 △4二玉 ▲1六歩 △1四歩 ▲4八玉 △3二玉
▲3九玉 △8五歩 ▲7七角 △5四歩 ▲7八銀 △5二金右
▲5八金左 △7四歩 ▲2八玉 △4二銀 ▲9八香 △5三銀左
▲6七銀 △4二金上 ▲9六歩 △9四歩 ▲4六歩 △6四銀

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最近色々あって、これからは勝利への執着レベルを少し落として、エンジョイ方面に比重をずらすことにしました。そのあたりの心境の変化も近く別項で書こうと思いますが、今回左銀急戦を採用したのも、その一環ですね。最近は急戦策では棒銀か早仕掛けが多かったのですが、なんか久しぶりに使ってみたくなって。

勝てる戦法よりも指したい戦法を指したいと思ってます。

ただ、左銀急戦はA_wawawawaさんの研究範囲だった。

▲7八飛 △7五歩 ▲5六歩 △7六歩 ▲同 銀 △8六歩
▲同 歩 △7二飛 ▲7四歩

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この垂れ歩が嫌なんですよね….。何度やっても対処が覚えられなくて。

△同 飛 ▲6五歩 △7七角成 ▲同 飛 △5三銀引

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本当はここで△3三角と打ちたいんですよね。▲6四歩と銀を取れば△7七角成▲同桂△7六飛▲6七金△8六飛という定跡通りの攻めが決まる…とは飛車が7二に居ればの話で、実際は△7七角成には▲6五銀と飛車当たりに出られ、△7五飛に▲7七桂とされると、△7七飛成としても銀桂交換の駒損と玉形の差、次に▲5四銀と出る味も残って振り飛車指しやすし、です。

▲7五歩 △7二飛 ▲8五歩 △8六歩 ▲4五歩 △6六角
▲4六角 △7七角成 ▲同 桂 △8八飛 ▲9一角成 △8七歩成
▲8一馬 △7三飛 ▲8二馬 △9八飛成 ▲6六角 △3三桂 

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これが迂闊で、形勢を大きく損ねてしまいました。本譜のとおり▲4六桂でも困りますが、▲2五桂がより痛い。

ここは△3三香で辛抱するところでした。

この後、持駒の桂を守備一辺倒に投入することになったり、飛車を殺されたりで一方的な展開に。あとは投了までどこまで悪あがきできるかって感じで指してましたが…

▲4六桂 △7七と ▲同 角 △2二桂 ▲7四香 △同 飛
▲同 歩 △7八龍 ▲6八金 △7九龍 ▲5九飛 △7七龍
▲同 金 △6八角

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この角打ちが入って少し元気が出てきましたね。多少は紛れが出てきたかなと。

▲7八金 △5九角成 ▲同 金 △8九飛 ▲4八金 △5九飛成
▲8四角 △4四歩 ▲8一飛 △4一香 ▲7三歩成 △同 銀
▲同 馬 △4五歩 ▲3四桂 △同 桂 ▲3五銀 △4六桂

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守備一辺倒に2二に打たされた桂馬がきれいに捌ける形になり、優勢を意識しましたね。直後に銀も手に入ったことで△3九銀が入り、必勝になりました。

▲同 銀 △同 歩 ▲3四桂 △3九銀 ▲1八玉 △4八銀成
▲4二桂成 △同 金 ▲4八角 △同 龍 ▲4九金 △7八龍
▲4三歩 △同 玉 ▲4四歩 △同 銀 ▲4六馬 △4五香
▲7九歩 △8八龍
まで114手で後手の勝ち

▲1一角成を睨んだ▲6六角みたいな手に、思わず△3三桂と跳ねてしまうことが多いんですが、あまりいい思いをしたことが無いんですよね。常にこれが正解、という応手があるわけでもなく、毎度悩みどころです。

あと、舟囲いは桂馬を渡すといろいろ面倒なのに、8一の桂馬をあっさり取らせてしまったのも失敗だったかも。▲9一角成に△7一飛と引いてなるべく粘るべきでした。

ともあれ、これでリーグ戦は1敗をキープ。残る1戦に勝利できれば、C級単独首位で次期の昇格が決まりますが、はてさて。

以下、棋譜です。

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