不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

月別アーカイブ: 1月 2015

やはり課題は中盤

色々分析すると、自分の棋力は終盤にやや偏っていて、中盤が弱いという傾向がある気がします。

下記の本に取り組んでいるのですが、序盤中盤問題がかなりボロボロ(2~3割くらい(;´Д`))な代わりに、終盤問題の正答率が比較的高い(多分、5割は超えてる)。

将棋世界BOOKS 免状が取れる!初段コース問題集
将棋世界
4839933790

序盤問題と言っても、この本の場合は相手の駒組みの不備を咎めるという問題がほとんどなので、相手陣の急所を見極めるという意味で、私の中では感覚的には中盤問題です。

実際の対局でも、自分の負けパターンは中盤で差を広げられてそのまま押し切られるというパターンが多く、優勢のまま終盤入りして逆転負けというのはゼロではないですが割と少ない気がしてます。自分は中盤に課題あり、という認識はありました。それが上記の本でも実証された感じです。

終盤問題がそれなりに解けたのはやはり詰将棋の訓練がモノを言っていると断言して良いでしょう。こうなれば寄る、というパターンがある程度直感的に見えるので、即詰みはなくても、どういう形に持っていけば良いかという見込みが立てられるのがやはり大きい。今後も詰将棋の習慣は継続ですね。

で、今後はやはり中盤力をどう鍛えていくかになるわけですが、やはり上の本のような「次の一手」ものや手筋ものの棋書を丹念にこなしていくしかありませんね。あとは棋譜並べ時に中盤を意識して並べることでしょうか。

娘は次のステージへ進んだようです

土曜日は今月二回目の将棋教室。

ただ、まだ教室が終わる30分前に突然帰りたいと言い出す。今までこんなこと無かったので、さすがに動揺しましたね。せっかくここまで順調に進歩してきたのに、ここに来て飽きが来たか?と。

で、帰り道にミスドでおやつにしながら、じっくり話を聞いてみました。

どうも、あまり勝てないので面白くない、ということだったみたいです。

まあ、進歩しているとはいえ、まだ級位ももらえないような棋力ですからね。一回も勝てないというわけではないみたいですが、やはり負かされることの方が多いでしょう。

負けて面白くないというのは、ある程度将棋がわかってきたというとでもあると思います。ここで興味を失ってフェイドアウトするか、根性を発揮して乗り越える方向に進むか。ある意味、最初の重要な分岐点が早くも娘に訪れたようです。

そこで、娘に尋ねてみました。

「将棋、やめるかい? お父さんはそれでもいいよ?」

正直、ここで「やめる」と言われるのを恐れてはいましたが、そう言われたら言われたで仕方ないと覚悟はしてました。所詮趣味でやっていることですし、嫌なものを無理に続けさせるのは私のエゴでしかないので。

で、娘の返事はと言うと…

「…まだ続けたい」

でした。ちょっと安心しつつ、

「○○(娘の名前)は強くなりたいのかい?」

と尋ねると、小さくうなずきました。じゃあ、どうすればいいだろう、と改めて訊くと、娘が返してきた答えは2つ。

  • 1日8問やっている1手詰めを、12問に増やす
  • 私が家にいるときの練習将棋を増やす

なるほど。まあ、今の娘で考えられる手段としてはこんなところでしょうね。

ただ、1手詰めを12問にする案は却下しました。今の1日8問の状態でも娘はしばしば忘れてすっぽかすので、まずはきちんと毎日やることが先、と諭しました。

練習将棋は、今3局ワンセットでやっているのを5局ワンセットに増やすことにしました。私の仕事の問題もあるので、なかなか平日は難しいのですが。

それに加え、私から一つ逆提案して、娘と同意しました。

  • 将棋教室へ行く頻度を増やす

やはり、実戦の機会を多く持たないと上達はしないと思うので、棋力の近い子と平手で指せる場はとても貴重だと思うのです。今は隔週で月に2回程度ですが、これを毎週に近いペースに増やそうと思います。

将棋は短い間に急に強くなったりはしないこと、少しずつでも毎日の努力が大事なこと、実際に始めた頃と比べるとずいぶんと上手になっていることを伝え、私もまだまだ頑張るから二人で一緒に頑張ろうと誓いました。

帰りの電車内では、私が取り出した3手詰ハンドブックIIをのぞき込み、最初の4問と格闘していました。簡単な問題ばかりとはいえ、降車駅に着くまでに4問全部解いて見せました。3手先を読む、ということができている証拠ですね。ちょっと感心しました。

どうやら娘は「将棋を覚える」というステージを完全に卒業して、「強くなる」という新しいステージへと踏み出したようです。

さて、これからどうなることやら…

これまでの記事から娘の成長をたどってみる

去年の四月にブログを始めてから、娘の成長に関する投稿を抜粋してみると…

やはり着実ながら進歩を見せているのがわかります。

2014年4月8日 「こまお」相手に10枚落ちでも勝てない娘に愕然とする。

…やはり、今のままの娘ではこまお10枚落ちにも勝てませんでした(;´Д`)

どうも駒の連携の理解がまだ十分ではないようで、飛車や角をただ取り去れては逆襲されるというパターンを繰り返します。

2014年5月4日 「こまお」相手に8枚落ち。まだ独力では勝てず

まだアドバイスが無いと8枚落ちだと独力で勝つのは難しいようです。やはり、2枚とはいえ守り駒がいるだけで簡単には攻めきれなくなるようで。

2014年5月15日 「こまお」8枚落ちに独力で勝ち始める

娘とこまおの戦いはいまだ8枚落ちで足踏みですが、それでも娘は私の助言なしでも勝てるようになってきているので、進歩はしているのでしょう。

2014年5月25日 対「こまお」は6枚落ちへ。相手の指し手を見ないのが気になる

娘とこまおの戦いは6枚落ちになりました。

駒が多くなってやはり苦戦しているようですが、繰り返し教えた「と金と守り駒の交換」がうまく実践できるとなんとか独力でも勝てます。
ただ、一度このフォームが崩れるとやはりボロボロとやられますね。一度押し込まれた状態から押し返すこともあったりして、見ていてなかなか面白い将棋を指していますが、基本的に相手の指し手を見ていないのが気になります。

2014年6月9日 駒のタダ捨てや王手放置が直らない

小1ですから集中力無いですし、何度教えても駒のタダ捨てや王手放置がなかなか直りません。

2014年8月7日 駒のタダ捨てが減ってきた

私が注文通りに受けているのもありますが、攻め筋が良くなってきましたし、敵陣に突入してからの玉の追い詰め方も、僅かながらに進歩が見られます。少なくとも駒をタダ取りされるようなシチュエーションはかなり減ったように思います。

本人の希望で、今日はこまおと平手&二枚落ちでやらせてみました。やはり完全独力でやらせるとまだまだ厳しそうですが、それでもアドバイスしなければいけない場面はだんだん減っています。3手詰めを読み切って勝利した時には我が娘ながら「やるなぁ」と感心したものです。

2014年8月23日 娘相手に本気の十枚落ちで初めて負ける。駒のタダ捨てが激減した

娘にガチで負かされました。

…と言っても10枚落ちですが。

実際は3戦して私の2勝1敗。敗局ではちょっとした油断もあったのですが、最後は頭金の詰みを見切って見事に詰まされました。

3局通じて、ほぼ駒のタダ渡しがなかったのはとても大きな進歩です。以前であれば、何の連絡も無く単独で玉に突っ込んできてタダ取りされるヘボを連発し、いつの間にか飛車も角もこちらに渡ってなすすべもなく負ける、というパターンを繰り返していたのですが、今回はそんな単純ヘボはほぼ無かったです。

原始棒銀で攻めてくる娘に対して、3三に玉をおいて△2四歩を突き、▲2五銀を妨害するというちょっとした意地悪をしてみましたが、的確に歩を合わせる応用力を見せたのには感心しました。ゆっくりとでも、着実に娘は進歩しています。

2014年10月12日 私相手の十枚落ちで普通に勝ち始める。「こまお」平手にも

最近は10枚落ちのガチで負かされることも珍しくなくなりました。うっかり以外では駒のタダ渡しもほぼほぼ無くなったので、駒の連携という概念はきちんと理解できているようです。たまに角を遊ばせたまま飛車だけで攻めようとするので、角と飛車をきちんと連携させることがきちんと意識できるようになれば、10枚落ちの卒業も遠い日のことではないでしょう。

こまおに平手で勝つ、ということを一つの目標にしていましたが、かなり無駄手が多くてやきもきさせられるものの、独力でもだいたい5割くらいは勝てるようになりました。

2014年11月1日 「こまお」卒業

半年前に立てた目標はもう一つあります。これは私ではなく娘に対する目標ですが…

娘を「こまお」に平手で勝てるようにする

まだ100%ではありませんが、一応平手で五分五分程度には勝てるようになったので、こちらは目標達成としていいでしょう。

(中略)

こまおはもう卒業でいいでしょう。あと、対局機会をもっと増やしてあげるため、オンライン対局デビューさせるのもいいかな、と思っているんですが、どこがいいか迷っています。

2014年12月7日 本人なりの「読み」を見せる

なんと角で4四の歩を取って来ました。もちろん、直後にこちらは△3四玉と飛車を抜いてしまい、事実上のゲームセットとなったわけですが、私はこの▲4四角に娘の成長を感じました。

娘はこの角を取ることはできないと、見切って取ってきたのです。飛車が浮いていることに気づかなかったのは今の棋力では仕方ないでしょうが、単に逃げずに、こうすれば駒を取られずに攻め込める、という本人なりの読みを見せたことに、大きな進歩を感じました。

言葉の端々から、本人なりに状況を読んで把握しようとしているのも感じ取れますし、何かが娘の中で変わりつつあるようです。

2015年1月12日 私との手合いを八枚落ちに進める

私と娘の手合いを十枚落ちから八枚落ちに進めることにしました。最近は玉の追い詰め方も様になってきており、十枚落ちでは結構一方的に負けることが多くなり、決断しました。

八枚落ちは玉に金が二枚くっついただけですが、これだけでも十枚落ちよりだいぶ将棋らしくなります。王様で攻めるという無茶をする必要無いですし(笑)、なにより、下手にとって取る駒ができたというだけで、かなり様相が変わってきます。八枚落ちになると飛車と角だけでは簡単に突破できませんので、娘は棒銀で攻めてくるのですが、その指し回しもなかなかのものです。玉+金一枚だけではなかなか支えきれません。一度突破されてしまうとその後は十枚落ちとあまり変わらないので、勝負ありです。事実、昨日は八枚落ちでも一度負かされました。

2015年1月18日 「将棋らしい手」が増えてきた

まだ将棋教室で級位ももらえてないですし、私との手合いも8枚落ちですが、最近はたまにびっくりするくらい筋のいい手を見せるようになりました。昨日の対局で、上部へ逃げてきた上手玉に対して、歩で待ち伏せを入れて頭金の詰みを狙ってきたときは本気でぶったまげました。

他にも、金の頭を歩で叩いて利きをそらしてから飛車を転回するなどという小技を見せたり、とにかく「将棋らしい」指し手が増えてきました。

最初の頃はあまりのひどさに「思考力に障害でもあるんじゃ…」と心配したりもしましたが、もちろん全然杞憂でしたし、こうして改めて振り返ってみると、1年も経たずずいぶんと進歩してるのがわかります。

別に娘をプロにしたいわけではなく、趣味として楽しめる程度に強くなってくれればいいと思っているので、これからものんびりと娘の着実な進歩を見守るようにしたいですね。

「免状」って何だろう

オンライン対戦サイトの大手、将棋倶楽部24と将棋ウォーズでは、ともにサイトの段級位で日本将棋連盟に免状を申請することができます。

具体的に言えば、将棋倶楽部24で初段あるいは将棋ウォーズで初段であれば、申請すれば連盟から初段の免状をもらうことができる。

…なんだかなぁ、と思うわけです。

実際に両方やっている人はみんな知っていることですが、24とウォーズでは同じ段級位でも明確な実力差があります。

私なんぞ、将棋倶楽部24では13級の壁すら突破できずにもがいていますが、将棋ウォーズでは1級であり、入段が射程に入っています(最近ウォーズはやってませんが)。

つまり、将棋倶楽部24の初段と将棋ウォーズの初段が同じ棋力のはずがないんです。経験則的には24の初段はウォーズだと二段から三段に相当する、というのが良く言われる「相場」のようです。

しかもウォーズにはシステムとして5手のソフト指しができる「棋神」というシステムがあり、さらにこの棋神の使用回数はお金で買うことが可能です。極端な話、お金さえ積めばソフト指しだけで入段、なんてこともできてしまいます。

こういったことは別にオンライン対戦に限ったことでは無く、町道場などでも普通にあるようです。ある町道場で、五段の方とよく対局します。(ちなみに私はその道場では3級で指してます。)しかし、指していて「ほんとにこの人、五段なの?」と首をかしげることが少なくありません。指導将棋という名目で平手で指すのですが、正直3級と五段という見た目どおりの棋力差があるとはどうしても思えないのです。私が3級ならこの方は初段か二段くらいが相応ではないかと思ってしまいます。多分これまで6~7局くらいは指してますが、一度だけ勝ったこともあります(もちろん平手)。

指導ということで手加減してくれているのか、とも思いましたが、感想戦をしていてもこの方の指導・指摘にはどうにも素直にうなずけないことが多い。「いや、いくらなんでもそれは絶対にないだろう」と思うことも(口にはしませんが)。他の高段者の方に「指導」していただいているときはそんなことないのですが。正直なところ、五段というのは無理があるんじゃないか、と級位者の分際で思ってしまうわけです…

こういうの見ると連盟の段位判定っていったいどうなってるんだろうと思わざるを得ません。

そして連盟が発行する免状って…正直、高いですよね?

初段でも3万円、段位が上がってくると10万円とか20万円とかになってきます。

私自身が、著名人のサインとかにまったく価値を見いだせないタイプの人というのもあるのでしょうが、「たかが紙切れで、どれだけボッ(以下自主規制)」と思わざるを得ないのです。しかも肝心の段位認定基準がどうにもまともに機能しているようには見えない。

そんな諭吉さんを何十人も連れて行くようなお値段を取るなら、段位認定基準をもっときちんと考えてほしいと思うのは私だけですかねぇ…

そんな思いもあってわたしは連盟発行の免状というものに価値を見出すことができません。また、この免状が実力の証明になるとも思えません。多分、自分が申請可能な状態になったとしても申請することはないでしょう。3,000円くらいなら、記念にもらうかもしれませんが…

詰将棋訓練の現状

3手詰めハンドブックIIを買いました。

3手詰ハンドブック〈2〉
浦野 真彦
486137040X

私はIを持ってないのですが、それなのになぜIIなのか? それはIIしか店頭に置いてなかったからです(笑)

どちらかというと娘の1手詰め卒業に備えて用意したものですが、私も腕試しにやってみました。半分の100問程度までですが、賞味50分ほど(解答を確認する時間含む)だったのでまずまずでしょうか。だいたい8割くらいの問題は一目です。これくらいスラスラ解けると気持ちがいいですね。今後、対局前に頭を将棋モードに切り替えるスイッチとして活用しようかしら。

ちなみに肝心の娘の1手詰めですが、1手詰めハンドブックを1周したものの、正解率はまだ6~7割程度といったところでしょうか。

ちょっと難しいかなという問題もさらっと解いて見せたかと思うと、なんでソレが解けるのにコレが解けないの? というような簡単な問題を落としたりもしています。

1手詰め卒業は、正解率が9割くらいになるのを待とうと思ってます。

私の方はというと、5手詰め12問のノルマは変わらずこなしてますが、最近はそれに加え、アプリの詰パラをインストールし、LV6~10の問題に取り組んでいます。手数でいうと5手~11手くらいでしょうか。時間がかかることもありますが、意外と解けるものですね。こちらはノルマと言うよりは、空き時間の余興として1日3~6問くらいです。

娘は順調

成長の証が見えずもがいている私と比べ、娘の方は順調に進歩しているように見えます。

まだ将棋教室で級位ももらえてないですし、私との手合いも8枚落ちですが、最近はたまにびっくりするくらい筋のいい手を見せるようになりました。昨日の対局で、上部へ逃げてきた上手玉に対して、歩で待ち伏せを入れて頭金の詰みを狙ってきたときは本気でぶったまげました。

他にも、金の頭を歩で叩いて利きをそらしてから飛車を転回するなどという小技を見せたり、とにかく「将棋らしい」指し手が増えてきました。

なんというか、去年までとは見違えるような指し回しです。ここ二ヶ月ほどで急激に力を付けてきているような気がします。10枚落ちでは負けることの方が多くなったため8枚落ちに進めましたが、8枚落ちでもうかつにこちらから攻めようとすると、その裏から大駒を成り込まれて負かされるようになりました。

今後は専守防衛に徹した時に守りを突破できるかどうかですかねぇ。お手並み拝見と行きましょう。

ムラがありすぎる

最近、将棋のムラが大きくてイヤになります。

調子がいいときは上位者にもかなりのところまで肉薄できたり、まかり間違えて勝っちゃったりもします。そんなときは集中力もあって、まずまず大ポカもなく乗り切るのですが、この集中力がぜんぜんでないときがあって、そんなときは下位者相手にも信じられないようなポカをかまして一方的に負けたりとかもします。

同じ負けでも集中力を維持しての力負けならば、これは仕方ないと気持ちを切り替えることもできるのですが、大ポカをかましての自滅負けだと、自分に幻滅して腹が立ちます。そして、そんな精神状態で次の対局に臨むと、大抵焦りから再度のポカをかましてボロ負け、自分に腹が立って…以下典型的な悪循環です。

悪循環を断ち切るために、「3連敗した場合は半日以上間をおく」という自主ルールを定めてはいますが、最近はこのポカをかますダメダメな自分がなかなか引っ込んでくれません。

81Dojoでも24でもレーティングの停滞はまだ続いていて、棋力があがっているという実感もなかなか得られない状態でこれですので、なかなかキツいものがありますね…。

[自戦譜]横歩取り△4五角の定跡に挑む!(大げさ)

久しぶりの自戦譜は将棋倶楽部24から。

私が先手で、横歩取りの出だしから後手が4五角戦法に打って出てきました。

初手からの指し手

▲7六歩    △3四歩    ▲2六歩    △8四歩    ▲2五歩    △8五歩
▲7八金    △3二金    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △8六歩
▲同 歩    △同 飛    ▲3四飛    △8八角成  ▲同 銀    △2八歩
▲同 銀    △4五角

2015-01-17a

どの変化も先手よしとされている△4五角戦法ですが、それはもちろん先手である私がきちんと定跡を押さえていればのお話。変に受けを間違えると一気に持って行かれるのがこの戦法。

実際のところ、この定跡は大まかなところしか押さえられていなかったりします。

この場面では、▲2四飛と一度戻してから、△2三歩▲7七角△8八飛成▲同角△2四歩▲1一角成(変化A図)が定跡、というのは実は知っていました。

2015-01-17b

ただ、この定跡には個人的には疑問があって、▲2四飛の瞬間に△6七角成だと本当に先手が良くなるんでしょうか。

井上慶太九段がNHK将棋フォーカスの講師をしていたときの解説では、▲2四飛△6七角成には、▲同金△8八飛成▲2一飛成△8九龍▲6九歩△5五桂▲6八金△6七銀▲5八金寄(変化B図)で先手受け切り、とされています。

2015-01-17c

しかし、私程度の棋力ではこの先手玉はいかにも危ない状態に見えます。うかつにカナ駒を渡すと寄ってしまいそうで、強く攻められない。▲2四桂とかがかなり早そうではありますが、はてさて、私のレベルではここから先手を持って勝ち切るのは結構難度が高そうです。

なので私は第1図の局面では飛車を寄らずにいきなり▲7七角を打つようにしています。本譜でもこれを採用しました。

第1図からの指し手

▲7七角    △8八飛成  ▲同 角    △3四角    ▲1一角成  △8七銀    
(第2図)

2015-01-17d

▲2四飛を省いての▲7七角には、飛車を3四に置いたまま角で取らせることで、後の▲3六香がより厳しくなるのでは、というもくろみもあります。で、第2図の局面。このあたりから私の定跡の記憶も怪しくなってきます。正しくはここで▲7七馬ですが、本譜は▲6八金としてしまい、ややこしい将棋になっていきます。

第2図からの指し手

▲6八金    △7九飛    ▲6九飛    △7六飛成  ▲7七馬    △同 龍    
▲同 桂    △7八角    ▲8四飛    
(第3図)

2015-01-17e

この飛車打ちでは、素直に▲3六香か、あるいは▲7九飛でしたね。

その後は相手の細い攻めをなんとか受け切り、一気のカウンターで勝利をつかむことができました。

第2図からの指し手

△6九角成  ▲同 玉    △8九飛    ▲5八玉    △3三金    ▲3六香    
△6七角成  ▲同 金    △7八銀不成▲8九飛    △同銀不成  ▲3三香成  
△同 桂    ▲1一飛    △7九飛    ▲3一飛成  △6二玉    ▲3二龍    
△5二金    ▲8三角    △5四歩    ▲6五桂    △7二銀    ▲5二龍
59手で先手の勝ち

2015-01-17f

有利になると解っていても、うかつに受けを間違えるとたちまちフルボッコにされる横歩取り△4五角。今回、ミスもありましたけどもなんとか勝てて良かったです。

以下、棋譜です。

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八枚落ちに昇格

私と娘の手合いを十枚落ちから八枚落ちに進めることにしました。最近は玉の追い詰め方も様になってきており、十枚落ちでは結構一方的に負けることが多くなり、決断しました。

八枚落ちは玉に金が二枚くっついただけですが、これだけでも十枚落ちよりだいぶ将棋らしくなります。王様で攻めるという無茶をする必要無いですし(笑)、なにより、下手にとって取る駒ができたというだけで、かなり様相が変わってきます。八枚落ちになると飛車と角だけでは簡単に突破できませんので、娘は棒銀で攻めてくるのですが、その指し回しもなかなかのものです。玉+金一枚だけではなかなか支えきれません。一度突破されてしまうとその後は十枚落ちとあまり変わらないので、勝負ありです。事実、昨日は八枚落ちでも一度負かされました。

こちらも金が増えただけで色々小技も利くようになったので、十枚落ちの時よりは楽しく娘の相手ができそうです。

「二歩を打ったら成り捨てろ!」

先月は公私とも忙しく、結局道場も行けずじまい。それはとりもなおさず、娘を将棋教室に連れて行ってやれなかったということでもあります。

というわけで、およそ一ヶ月半ぶりに道場&教室にお邪魔してきました。

やっぱり道場で人と向き合って指すのは、ネット対局とは違った緊張感があっていいものです。娘も、棋力の近い相手と思う存分戦えるせいか、「お父さんと指してるより楽しいだろう?」と尋ねてみたら力強く「うん!」と返されてしまいました。…なんか複雑ですが(笑)、これでいいんでしょう。

最近私の調子はやや下降線で、この日も勝負所でマズい手が出まくって、勝ち将棋を落としたり、一方的にフルボッコにされたりで…それでも得るものはたくさんありましたし、最後の1局は会心の指し回しで勝利できたので、まあ終わりよければすべてよし、ということで。ちなみにその最後の1局は、以前81Dojoでフルボッコにされた筋違い角向かい飛車でした。あのときの苦い経験が存分に活きた形です。

今回、将棋教室の方では小6の男の子が体験で参加していて、娘と対戦しているのを横から眺める機会があったのですが、今の娘の棋力とほぼ互角レベルだったように見えました。なにしろ、娘が二歩を打ったのに気づかない(笑)。第三者が反則を指摘するのはいけない行為らしいので、もやっとしつつも私は黙ってました。すると娘は打った歩をすぐに成り捨てた。「二歩を打ったらすぐに成り捨てろ!」と先崎学九段が何かの著書で言ってた気がしますが(もちろん、本気で言ってるわけではないと思いますが)、娘の披露した「高等技術」に思わず吹き出しそうになりました(笑)。その対局は結局娘の負けに終わり、少しホッとしました。

それはともかく…

一時期、こまおの10枚落ちにも勝てず、果たして将棋というゲームが理解できているのか、何か思考力に欠陥でも抱えているんではないかと心配になったりもしましたが、小6の男の子であろうとも、やはり入門者というのはうちの娘のように、将棋慣れした人から見ると信じられないようなダメダメレベルを必ず通るものなんだなと、彼には申し訳ないけども少し安心しました。

娘とは年齢離れすぎているのでライバルとはならないでしょうが、一緒に切磋琢磨してくれればいいな、と思います。