不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

インプット アウトプット フィードバック

何かを身に着ける過程において、「インプット」「アウトプット」「フィードバック」というキーワードがあります。

勉強はインプット、そして勉強したことを実際に使ってみるのがアウトプット、アウトプットの結果を振り返ってインプットの再確認および矯正をするのがフィードバックです。

私は一時期、コミュニケーション心理学系のセミナーをいろいろ受けていたり、そっち方面の書籍を片っ端から読んでいたりしました。で、講師や著者の人が繰り返し強調するのがアウトプット&フィードバックの重要性。

インプット、つまり勉強しただけでは身に付いたとはいえない。まずは学んだことを使ってみる(アウトプット)。うまくいかなかったら、原因を明らかにしてフィードバックする。これの繰り返しで身についていくのだと。

実践できるかどうかは別にしても、このこと自体に異論を唱える人は、あまりいないと思います。

思ったような成果が上がっていない今の私の将棋勉強はどういう状況なのだろうと自省していた時に、そんなことをふと思い出しました。

どうも、インプットに極端に偏ってやしないか?

インプットとアウトプットを車の両輪として、これを両方転がすことでスキルが上がっていくのだとしたら、インプットだけに偏った勉強法ではいずれ飽和します。

インプットだけを繰り返してもスキルが伸びない時期が来る。きちんとアウトプットとフィードバックを挟んでスキル自体を上げていかないと、いつものレベルのインプットはもう理解しつくして何も得られない。かといって、そのままインプットのレベルを上げようとしてもスキルが足りてなくて理解できない。

今の自分って、もしかしたらそんな状態に近づいているのかもしれないと思いました。

 

将棋におけるアウトプットと言えば、当然実戦です。そしてフィードバックは感想戦であったり一人感想戦ということになります。

一応、ネット対局では一人感想戦を極力やるように心がけてはいましたが、振り返ってみると、それがきちんとフィードバックとして機能していたかどうか。だいたいその場限りで忘れてしまい、次に同じような場面が来ても活かせてないのではないか…そんな気がしました。

なので、このフィードバックの質をガッツリと上げることにしました。

それが、前回のエントリでも触れた、ノートに残すという作業です。対局の棋譜と、自分が考えるポイントの局面、およびソフトに指摘された悪手・疑問手の局面図を貼りつけ、それに自分の気づきや感想を添える。

そして、ある程度期間を空けて、そのノートを見ながら並べ直す。新たに気づいたことはその都度書き足す。その並べ直しは、期間を空けつつ最低5回はやる。これによってフィードバックしたことの定着を図る。

そしてできれば、時間のある時折に触れてノートを見返す。

…正直言って大変です。最初の、ノートに残すところはとくに。

自分でポイントと考える局面、およびソフトが示すポイント局面を拾い、印刷してノートに貼りつけ、気づきや感想を書き足す。今はだいたい1局に付きポイント局面が10面ほどなので、1時間くらいの作業になります。

さらに、プロの棋譜並べや定跡本の勉強にもこの方法を導入しています。

この方法に切り替えたことで、それまでの詰将棋や手筋問題などのインプットに充てる時間はガッツリ削られてますし、ネット対局自体も週に2,3局程度まで削らざるを得なくなってます。にも関わらず、将棋にかける時間全体はむしろ増えているはず。

学問に王道なし

将棋が学問なのかはおいといて、今までどこかスマートにやろうとして十分な成果が出てないのですから、ここから先は少し泥臭い方法に踏み込んでいくことにしてみます…

勉強の基本はノート

長らく更新さぼってました。

スランプでふて腐れてたわけではない…とはいいません(笑)。

ただ、単純に仕事が立て込んでて帰宅が遅くなってきたというのと、スランプ突入を機にまた少し勉強方法を変えたこともあって、そちらにとられる時間が増えてしまい、なかなかブログに時間をかけられなくなったという理由の方が大きいです。

上記の理由により、今月は対局自体もあまりできていません。6月に入ってからは週に2,3局程度でしょうか(オフラインの将棋センターでの対局は除く)。

スランプ復旧モードなので、将棋ウォーズはお休み中で、将棋倶楽部24で15分の秒読み60設定の対局を1日1局、という感じです。少なくとも6月中はこれで行くつもり。だいぶ、調子は戻ってきていると思います。

勉強方法については、去年暮れに大きく変更したものから骨子は変えていませんが、もう少し一つ一つを骨太にやろうということで、若干のマイナーチェンジをしました。簡単に言ってしまえば、ノートを取るようにしたということですね。

パターン記憶を増やすことが棋力向上への道という信念は変わっていませんが、やはりなかなか記憶を増やすのは難しい。去年暮れの勉強法の大ナタ振るいから、大きくパターンは増えたのは間違いないのですが、想定していたほどには増えていないのも事実。

いや、正確には増えていないというよりは、定着していないという方が正しい。特に実戦や棋譜並べ、定跡などですね。

なので、記憶定着を促す手段としてノートを取るという行為を挟むことにしたのです。やっぱ将棋に限らず、勉強の基本はノートですからね。これにより勉強にかかる時間がガバっと増えてしまいましたが、その分、感触は良いです。

ノートを取るにあたり、Evernoteを活用するか、紙のノートを使うかで迷いましたが、今回は紙を選びました。Evernoteは便利ですが、レイアウトに自由が効かないのと、やはり思い立った時にすぐにメモるという機動性で紙に劣ります。あとから復習がてら読み返すときも、紙の方がパラパラとやりやすい。どちらが続けられるかと言えば、今回は紙の方だと結論付けました。

ノートの取り方ひとつにも工夫を入れてますが、これはまだまだ試行錯誤中なので、またいずれ。

そうそう、将棋ウォーズの先月分の集計は、別途余裕が出来てからやります…

スランプか?

久々に重いスランプに突入したっぽい。

将棋ウォーズで全く勝てなくなった。ここ一週間ほどの戦績は間違いなく勝率2割を割ってる。集中力が出ていないのが自覚できるレベルで解るし、その証左としてポカが多すぎる。

昨日はとうとう1級相手に4連敗するに至ってベコベコに凹む。

だいたいスランプに突入するきっかけって明確に自覚ができないことが多いのですが、今回はわりとハッキリしている。

ある日、日課の通り仕事の昼休みにウォーズ指そうとしたら、なぜか全然やる気が出なかったんですよ。それでも日課だからと惰性でやったら、そんなメンタルで結果が出るはずもなく、惨敗。

その後もそんなメンタル状態をズルズル引きずって戦績は下がる一方。勝てたのは接続切れとか相手の大ポカとかそんなのばっかり。初段の達成率はとうとう10%を割り込みました。

なんというか、五月病みたいになって実戦を指す気力が失せてしまった感じ。なぜ失せたのかまでははっきりわからないけど。

今は気力はやや回復したものの、集中力は戻らないし、戦績も全く戻らないまま。ゆうべは全然勝てずにヒートアップして思わず夜更かし…寝ぼけ眼で仕事する羽目になってます(涙)

スランプに突入したときは、持ち時間長めの将棋を指すようにするのが自分のセオリーです。しばらく将棋ウォーズから離れて24か81Dojoで指すかな…

伊藤看寿「煙詰」を並べてみた

ある日長女が唐突に、「詰将棋って何手詰くらいまであるの?」と訊いてきたものですから、「長いものなら千数百手詰とかもあるぞ」と答えたら「嘘ぉ~」と信じられない様子。

(実際、「ミクロコスモス」という1525手詰の作品が世の中にはあります)

なので、長手数ものでは有名な伊藤看寿の『将棋図巧』第九十九番「煙詰」の初期配置図と詰め上がり図を一例として見せてやりました。

初期配置図では盤上に39枚もあった駒が、詰め上がり図ではたった3枚というギャップに何やら興味を示したようなので、実際に次女も含めて3人で並べてみることにしました。

攻め方を次女、玉方を長女に持たせ、私が読み上げた棋譜の通りに動かす。まあ、棋譜に慣れる練習も兼ねてますね。

実際、煙詰を並べてみたのは私も初めてなのですが、並べてみるとこれが意外と面白い。そこかしこに趣向が凝らしてあって、実戦にはまず出てこないような手筋なのですが、「こんなのよく思いつくなぁ」と感心されらることしきりでした。

詰将棋には大別すると2つあって、1つは指し将棋のための練習問題を意図したもの。もう1つは、形や手順の面白さといった、アート的なものを追求したものです。市販されている詰将棋本はほとんどが前者で、看寿の煙詰は後者の代表的作品と言えますね。

私は今まで後者の作品なんて作者の自己満足であり何の意味もないと、正直言って見下してました。が、その認識は改めたほうが良さそうですね。機会があったら、別の長手数ものを並べてみますか…

ひとり感想戦のコツ?

ネット将棋でのひとり感想戦のコツのようなものを掴んだので、備忘録代わりに残しておきます。

…といってもそれほど複雑なことではありません。ポイントは2つだけ。

  • 一日寝かせる
  • 盤駒を使う

これだけです。

やっぱ、とくに敗けてしまった直後は多かれ少なかれヒートアップしているので、振り返ったところでミスのポイントに気付けなかったりとか、早く次の対局に行きたくて早々にきりあげてしまったりとかしがち。

なので、対局直後の感想戦はごくごく簡単に流して、一日程度寝かせてから改めてやるのが良いっぽい。

寝かせておくことで頭もクールダウンされているので、対局直後よりもはるかに冷静に振り返ることができることに気づきました。また、一日寝かせることで無意識の情報整理が働いているためか、ポイントとなる局面も見えやすい。

一日程度ならば、並べているうちに対局の内容をすぐに思い出せますしね。

まあ、一日というのはあくまで目安で、要はヒートアップした頭をクールダウンするための時間を取ろうとってことですね。あまり寝かせすぎても指した将棋を忘れてしまうのでダメでしょうけど。

それと、盤駒。

私の中ではやはり「将棋は本来盤と駒で指すもの」という無意識のビリーフがあるようです。まだネット将棋どころかインターネットすら影も形も無かったような小学生時代に将棋を始めているので、どうしてもそういう意識になってしまうのでしょうね。

なので、同じことなようでも、タブレットやPCの画面でポチポチするよりは盤と駒に並べて動かす方が、ずっとスムーズに頭に入るようです。これは定跡勉強なんかでも同じ。

まあ最近は、「将棋はネットでしかやったことがない」という層もいるので、そういう人たちにとってはまた違うのかもしれません。

そういえば、最近自戦譜ブログ、またサボり気味だなぁ(汗

識字力不足をどう補うか

次女がようやく1手詰を卒業しました。

で、3手詰の教材に何を使おうかずっと悩んでましたが、まずは当初の予定通り、「3手詰ハンドブック」を使ってみることにしました。

もちろん、今の次女の識字力ではまだ解説を十分に読みこなすことができません。脳内盤面を動かす力もまだまだ不足しています。

なので、答えを間違えてしまった場合に、なぜそれでは間違いなのかを、どうやって自力で検証させるかが課題であるわけです。漫然と解答と比べているだけではなかなか身につかないでしょうから。長女はその点、「3手詰ハンドブック」程度の解説文を読みこなす識字力はありますし、3手詰を検証できる程度の脳内盤もあるので、自力でもなんとかなるといえばなるのですが、次女はやはりそうはいかない。

よって、次女には長女には無い独自ルールを課しました。

「間違えた場合は、自分の解答を盤と駒で並べてみて、なぜそれでは詰まないのかを確認すること。」

自力で検証できる程度の脳内盤ができるまでは、しばらくは盤と駒を使いながらの取り組みになるでしょう。

ついでなので長女の進捗状況にも触れておきますが、長女はいまだ3手詰で足踏み中です。今の状況だとまだ先は長そうですが、着実にステップアップしている間はあるので、ここで焦ることなく根気よく行きたいところです。

角換わりはじめました

先月の将棋ウォーズの戦績から、やはり角換わりが課題だなぁと改めて痛感したので、以下の本を入手して勉強を始めてます。

よくわかる角換わり
西尾 明
4839939853

角換わり本としてや基本の部類に入る本だと思いますが、自分の場合はこのレベルから始めないとダメだろうと。なにしろ今までまともに本の類で角換わり定跡を勉強したことは一度もないので。せいぜい昔に棒銀戦法の勉強の中で角換わり棒銀を勉強したくらいで。あとは棋譜並べでなんとかしのいでいた感じ。

で、ざらっと荒読みしてみましたが、やはり自分は角換わりが何もわかってなかったんだなぁということを改めて実感。

棒銀や早繰り銀の定跡すらうろ覚えでしたし、なぜプロの間では棒銀や早繰り銀がすたれて腰掛け銀ばかりになったのか、右玉への対策など、角換わりを指すうえで抑えておかなければならない基本事項がまったく抑えられてなかった。

そりゃ散々な成績にもなりますわ…

というわけで、詳細読みを開始しています。だいたい、6月末くらいまでに一通り理解しきるのが目標かな…

将棋ウォーズ4月の成績集計

4月の将棋ウォーズの成績集計。

括弧内の数字は比較用に載せた3月の勝率です。

全体成績 : 17勝42敗 勝率28%(32%)

対2級       1-0  100%(50%)
対1級       2-1  66% (69%)
対初段      9-10 47% (37%)
対二段      6-11 35% (26%)
対三段      1-12  7% ( 9%)
対四段      0-4   0% ( 0%)
対五段以上  0-2   0% ( 0%)

全体勝率が散々な数字ですが、途中で初段に昇段し、1級以下との対戦が極端に少なかったせいでしょうね。

今月は感覚的に初段相手にもサッパリ勝ててない印象があったのですで、ほぼ五分の成績だったのは意外。対二段の成績も先月より向上してますね。

もっとも、対局数自体が先月の半分程度なので、これで棋力が上がったと早合点するのは危険ですが。

ちなみに今月は他の観点でもデータを色々そろえてみました。

まずは、先後別の勝率。

先手番  11-24   31%
後手番   8-18   30%

まあ、ほぼ先後による偏りは無いと言ってよさげですね。

次は戦型別

横歩取り         5-9  35%
角換わり         1-8  11%
対角交換四間飛車 0-3   0%
対三間飛車対抗型 1-4  25%
対四間飛車対抗型 3-5  37%
対石田流対抗型   0-1   0%
対中飛車対抗型   4-8  33%
矢倉(左美濃急戦) 2-0 100%
力戦形           3-4  42%

こうしてみると角換わりの戦績が酷すぎますね。確かに角換わりには苦手意識があって、最近はプロの棋譜を並べるようにはしているんですが、あまり成果は出てない感じかな…定跡書の一冊でも用意した方がいいのかしら。

比較的成績がいいのが横歩取りと対四間飛車、対中飛車。

横歩取りでは最近△4五角戦法を個人的なテーマとしてますが、自分で後手番を持ったときの成績は1勝4敗。オフラインの道場でも最近は連採していて、そちらではまずまずの成績なんですが、ウォーズではイマイチですね。先手番を持ったときに使う青野流は2勝3敗とこちらはまずまず。

対四間飛車では急戦策を採用した将棋が3勝2敗と好成績なのに対して居飛車穴熊持久戦を採用すると0勝2敗。まあ、これは慣れもあるのでしょうが…。最近は先手番なら急戦、後手番なら穴熊という使い分けをしています。

対中飛車は、一直線穴熊に持ち込めた将棋が3勝4敗と好成績で、勉強の成果はそこそこ出ていると言えそうですが、勝った相手はいずれも初段。ただ、この戦法は指してて楽しいので今後も採用し続けるでしょう。

現時点で、初段の達成率15.1%。初段昇段直後から若干下がってます。まあ、強い相手と戦って勉強するための将棋ウォーズなので、また1級に落ちてもいいやくらいの緩い心構えで指していこうと思ってます。

石の上にも3年とは言うが…

ふと、当ブログの昔のエントリを読み返していると…

私が将棋ウォーズで2級から1級に昇級したのが、2014年6月であると…

するてぇと何ですか? 私は1級に3年近くとどまっていたと、そういうことですかい?

うーん…成長遅すぎじゃないか?俺…

しかもその時のレーダーチャートを見ると、終盤力が2.0。現在は2.1。あれだけ終盤重視の勉強をつづけたのにほとんど成果無しだ…と? まあ所詮機械的な判断だとはいえ…

ちょっとヘコんじゃったよ(汗

本人は大真面目だった?

あれだけ説教したにもかかわらず、その後の一周では200問中10問ミスという「結果」を残した長女。

で、卒業テストをやってみるとやっぱり惨敗なわけです。この時も1問目から3連続ミスで失敗。前回テストから6連敗ですよ。まるで我らが北海道日本ハムファイターズのよう…って、それはどうでもいい話でした。

これはもう本人、いい加減にやっているという自覚すらない状態なのでは…と思い直しました。説教で伝えたかったことを一言で乱暴にまとめてしまえば、「真面目にやれ!」ってことなんですが、本人的には大真面目にやってるつもりなのかもしれない。

なので土日の二日間、つきっきりで詰将棋訓練に付き合って、「こうやるんだぞ」ということを再徹底しました。

結果、50問解かせて23問ミス。ほぼ半分ミスしてるわけです。このレベルなら、テストをなかなか突破できないのも当然です。

とくに失望とかはなかったです。予想より若干遅れてはいましたが、普段の長女の申告の方がどう考えてもおかしいと思ってたので、まあ実際はこんなものだろうと。どちらかというと実際の長女の実力を見ることが主目的だったので、それが明らかになったのなら、それを克服する方向に向けばいいだけです。

今後は今回と同じようにこなすこと、間違いを正確に申告することを再度念押ししておきましたが、どうなることか。

ちなみに50問こなすのにかかる所要時間はほぼ1時間でした。私としては30分前後でこなせる量を意識して問題数を決めていたため、これも見直しです。今のところ30問が上限って感じでしょうね。

今後は休日の詰将棋訓練には極力付き合うようにして、やり方の再徹底と問題数の調整を繰り返すようにした方が良さそうです。もちろん、次女も同様に。