不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

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「棋聖 天野宗歩手合集」を買った

掲題の通りです。以前から迷ってはいたんですが、ついに買ってしまいました。

棋聖 天野宗歩手合集

今まで、天野宗歩の棋譜については、kifu for Windowsやkifu for Androidなどで再生できるkif形式の棋譜ファイルをネットで探してました。

ただ、そうして集めた宗歩の棋譜の中には、いくつかおかしなものもある。

どう見ても投げる場面じゃないだろってところで終わっているものとか、あるいは宗歩が手を緩めてるとしか思えないものとか

調べてみると、まず前者について、宗歩の棋譜には「差し掛け」のものもいくつかあるらしいということが分かった。ただ、kif形式のファイルは差し掛けには対応できていないので、最後に指した方が勝っているように見えてしまう。

そして後者については、やはり将棋の家元やその関係者にはある程度忖度を働かさねばならないケースもあったらしいことがわかった。

差し掛けについては、調べればわからなくもないですが面倒ですし、忖度の入った棋譜については緩めた手を正しいものとして身に着けてしまうリスクがある。そういった特殊な棋譜を正しく判断するためにも解説書が欲しくなったわけです。

宗歩の棋譜は駒落ちが多いのですが、本書では手合い別に分類されているので見やすいです。

とりあえず、平手の1局目から並べ始めました。これからどっぷり宗歩の世界に浸かっていくことにします…

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樺沢紫苑著「学びを結果に変えるアウトプット大全」~将棋に活かすなら

棋書でもなんでもありませんが、ちょっと今回は以下の本をご紹介。

「学びを結果に変えるアウトプット大全」

前々から気になっていた一冊でした。

どういう本かはタイトルの通りで、学んだことを身につけて結果を出すための、「アウトプット」のやり方を80通り挙げて説明しています。

勉強するのはインプットで、そのインプットしたモノを外に出すモノがアウトプット。学ぶだけでは駄目で、学んだことはアウトプットして初めて身につくのだと。一般的な人の勉強法はインプットに偏っているので、ほとんどの人が学んだことを成果に変えられていないのだと著者は説きます。

この理論自体は別に著者独自のものではなく、一般的に存在する概念で、私も以前から知ってはいました。で、将棋の勉強についても私はインプットに偏っているのではないかと、疑問を呈したこともあります

ただ、私はアウトプットの定義を誤解していたようです。アウトプットとは「学んだことを実践で活かすこと」だと思ってました。間違いではないのでしょうが、それはアウトプットのひとつの側面でしかなかった。

例えば、学んだことをノートに書き出す。これもアウトプットであると。頭に入れたことを手を動かして紙に出力(アウトプット)する作業を経ることで、より記憶が強固になる。だから、学校の授業で生徒にノートを取らせるのは、この意味では理にかなっている。

アウトプットはそれ自体が目的ではなく、学習を強化する手段だった。私はそれを誤解していたらしい。

インプットしたことを外に吐き出す作業が、アウトプット。これをよく知られる将棋の勉強になぞらえてみるとどうなるか(半分、そのために本書を買ったようなもの)。

例えば詰将棋。問題を解くという行為は、インプットした知識を試すという意味で、アウトプットと位置づけられます。なので、詰将棋も基本的にアウトプット型の学習と言えます。しかし、詰みの形を学ぶという文化は将棋の場合は、頭金などごく基本的な形を除いてあまりなく、詰将棋を繰り返すことで、詰みの形を覚えていくことになります。つまり、ある意味インプットとアウトプットを同時にこなしているとも言えなくもない。そういう意味では、実は学習としてはかなり効率のいい手段なのかもしれない。

次の一手。これも詰将棋と同様と考えることができそう。ただ、次の一手のベースとなる手筋や定跡はインプットとなる情報が充実しているので、詰将棋よりはややアウトプット寄りかもしれませんが。

定跡書。これはもう、単に読むだけならインプット100%でしょうね。それをノートに書き出すなり、本に書き込みを入れるなりで、どこかにアウトプットの機会を意図的に設けないと、血肉にするのはなかなか難しいということか。

棋譜並べ。これも単に並べるだけではインプットでしょう。なので、ただ並べるだけでは、おそらく棋譜並べの潜在力を十分享受できていない。並べていて気づいた何かを、書き出すなり、人に伝えるなりの、アウトプットを追加するべきなのでしょう。なので、私がこのブログで棋譜並べを記事にして紹介しているのは、アウトプットという意味では正しいやり方なんだと思う(アクセス解析を見る限り、棋譜並べ記事はあまり需要が無さそうな感じですがねorz)。

おそらく、観戦も棋譜並べと同じように考えていいでしょう。…というわけで、早速今日のNHK杯戦、今泉vs深浦戦で実践してみましたので公開。

悪筆でお恥ずかしい限りですが…

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今まで、間違ったアウトプットを意識してやっていたので、今後は正した認識のもと、改めてアウトプットを意識して勉強していこうかと思います。

もちろん、上記以外にも興味深いノウハウが満載で、久々にビジネス書で満足感が得られました。当ブログの記事として、将棋に活かせそうだと思った部分をご紹介しましたが、ご興味があればご一読ください。

Re: 点と線

8月22日の記事に対するおさけさんのコメントに返答しようと思ったのですが、ことのほか長くなったので、記事として投稿することにします。

その記事の中で、yamakazさんにとって新しい情報や役立った部分はどの部分でしょうか?既知の情報もあったかと思います。ぜひ、それを具体的にして頂いた方が、将棋を教える側の立場になることが多い人には参考になるのではないかと思います。

筆者注:「その記事」とはこちらのブログ記事になりますね。

全体的には、既知の情報3割、未知の情報4割、なんとなくイメージレベルでは捕らえていたけれど自分の中で具体化されていなかった情報3割ってところでしょうか。

項目レベルで具体的に分けるとこんなところ。

  • 既知の情報
    • 形勢判断の要素
    • 駒の損得と緩急の考え方
  • 具体化されていなかった情報
    • 序中盤での形勢判断要素の序列
    • 玉の安全度の方向性と一局の方針
  • 未知の情報
    • 玉の堅さと緩急の考え方
    • 駒の効率と緩急の考え方
    • 駒の効率と、玉の安全度の方向性の組み合わせ
    • 大局観について

当該記事で一番私のニーズにヒットしたのは、形勢判断の各要素とそれに基づく考え方のパーツをベースに、大局観のところで戦型別に一局を通じた方針を立てる考え方に触れているところですね。

対振り飛車で居飛車急戦策を長年愛用してますが、中盤までは攻めを切らさず、しかし終盤は穏やかにという考え方はまったく意識したことがなかったです。受けは最低限のギリギリで凌ぎ、強引に美濃囲いを突き破っていくような指し方ばかり指向してたのでまさに目からウロコだったんです。

形勢判断の要素が「損得、効率、堅さ、手番」というのはわかっていても、じゃあそれを判断した後どう方針を立てるかといえば、極端な話、「損しているときは急ぐ、堅い時は多少強引な捌きもOK」程度しか、明確な認識がなかったわけですよ。

あるいは、yamakazさんにとっても全て既知の情報ではあったけれども、まとめて書かれていることがなかったので今回情報整理に繋がり、点が線になったということなのでしょうか?だとしたら教科書やカリキュラムの土台として各自の体系論に組み込むことで教える側の質が上がるように思います。

全てではないにせよ、既知の情報ももちろん多かったです。ただ、それらの情報がこういう形でまとめられているものにはお目にかかった記憶がありません。

多分、あちらこちらに断片的に散らばっている情報ではあるのでしょうが、こういった大局観論が体系的にまとめた情報は、私が知る限り他に絶無です。

プロの著述で、大局観に触れたものについては、私の蔵書の中では多分、以下の三冊が該当します。

上達するヒント (最強将棋レクチャーブックス(3))
羽生 善治
4861370086

初段最短コース 不朽の名著 (将棋連盟文庫)
内藤 國雄
B00HC6CX96

マイコミ将棋BOOKS 必ず役立つプロの常識 (マイコミ将棋ブックス)
阿久津 主税
4839934177

 

ただ、これらいずれも、「体系的にまとめられている」とはとても言えません。

唯一、内藤先生の本だけは体系化しようという試みが見て取れますが、ちょっと私が思う方向とは違う基軸になっているようで、いまひとつフィットしません。

なのでこれらの棋書も含めて、断片的に散らかっている大局観の情報をかき集めて体系化するという過程は、自分で開拓しないといけない状態になっています。大局観を身につける上で、私が「強い人に師事できる人は有利」と言う理由はそこにあります。

今の私はこのような状況を踏まえつつ、自分の中で断片的に点在する大局観論を線でつなぐために、普段の対局、観戦、棋譜並べで、より強く意識してやろうとしているところです。そのためにも、先ほどのサイトのようなうまくまとめられた情報の存在はとても助かるわけです。

ただ、それを意識し始めるとなぜか成績が絶賛急降下中で心が折れそうです(笑)。まあ、新しいことを始めたが故の産みの苦しみと捉えて、なんとか乗り越えようと思います。

もしかしたら私はあれこれ余計な事を難しく考えすぎで、もっと大雑把に漠然と捉えた方がうまく行くのかもしれないなと思ったりしますが、理屈屋理系頭の私に、それは難しいので…

もしかしたらなのですが、本では「将棋新理論」「本筋の見極め方」に書かれているかもしれません。いずれも谷川浩司著、です。あるいは米長邦雄著「将棋中級入門」だったかもしれません。

情報ありがとございます。入手を検討してみます。

大局観が歪んでる

最近、解説付きの棋譜を並べてみたり、ブログにアップした自戦譜や棋譜並べにいただいているコメントなどを拝見して思うのは、「大局観が歪んでる」ということですね。いや、最近と言うよりかなり以前から感じていたことではありますが。

自分の局面判断は大抵強い人たちや棋譜の解説と一致しない。大局観の根幹をなすのは形勢判断なワケですが、形勢判断の基準となる四要素(損得、効率、堅さ、手番)の評価のしかたがどうにもズレている。損得や手番についてはほぼ機械的に出るので、うっかりしない限り間違えようがないのですが、効率や堅さについては主観的なところもあり、自分と強い人たちの間に乖離が目立つのです。

かといって、大局観を学ぶ方法って、極めて限定されるんですよね。

大局観を学ぶ棋書、というのはそもそも非常に少ない。羽生先生の「上達するヒント」という本が大局観について書かれた名著との評判ですが、私の求めているモノとは微妙に違っています。

上達するヒント (最強将棋レクチャーブックス(3))
羽生 善治
4861370086

むしろ、最近買ったこの本が私が求めているモノに近い。

勝てる将棋の考え方 新・イメージと読みの将棋観
渡辺 明、 郷田 真隆 森内 俊之 加藤 一二三 三浦 弘行 鈴木 大介 豊島 将之 中村 太地 永瀬 拓矢
4839961107

羽生本は大局観についての基本的な考え方について述べたものと理解しており、それはそれで大切なのは間違いないのですが、じゃあそれを実際の局面にどう当てはめて考えるのかというと、羽生本だけではなかなか難しい。やはり実例を交えて学びたい。

しばらく両者を交互に読みながら自分の中の大局観を少しずつでも是正して行こうかなと。

あとはやはり棋譜並べですね。大局観を是正するためには、やはりプロの解説付き棋譜を並べるべき。というわけで、かなり前に買ったはいいもののあまり活用できていなかった以下の本に再登板してもらおうかと。

羽生VS森内百番指し
羽生 善治 森内 俊之
4839937613

現在棋譜並べは、天野宗歩2、アマチュア強豪1、プロ1の比率で並べてますが、このプロ1に上記の本を入れることにしてみます。

本当は、師事できるような強い人が身近に居れば、実際に教わりながら対局するのが一番早いんだと思いますが、あいにくと私にはそのような人はいませんので…

角換わりはじめました

先月の将棋ウォーズの戦績から、やはり角換わりが課題だなぁと改めて痛感したので、以下の本を入手して勉強を始めてます。

よくわかる角換わり
西尾 明
4839939853

角換わり本としてや基本の部類に入る本だと思いますが、自分の場合はこのレベルから始めないとダメだろうと。なにしろ今までまともに本の類で角換わり定跡を勉強したことは一度もないので。せいぜい昔に棒銀戦法の勉強の中で角換わり棒銀を勉強したくらいで。あとは棋譜並べでなんとかしのいでいた感じ。

で、ざらっと荒読みしてみましたが、やはり自分は角換わりが何もわかってなかったんだなぁということを改めて実感。

棒銀や早繰り銀の定跡すらうろ覚えでしたし、なぜプロの間では棒銀や早繰り銀がすたれて腰掛け銀ばかりになったのか、右玉への対策など、角換わりを指すうえで抑えておかなければならない基本事項がまったく抑えられてなかった。

そりゃ散々な成績にもなりますわ…

というわけで、詳細読みを開始しています。だいたい、6月末くらいまでに一通り理解しきるのが目標かな…

棋譜並べ用の本選びは慎重に

ずっと棋譜並べが苦手というか、やっても身になっている気がしませんでした。

私が棋譜並べ用に用意していた本といえば、以下の2冊です。

羽生VS森内百番指し
羽生 善治 森内 俊之
4839937613

平成27年版 将棋年鑑 2015
B012YWO7IC

しかし、今にして思えば、これらはどちらも私のようなレベル(アマ初段に手が届くかどうか程度)で棋譜並べに使うべき本ではなかったのでしょう。

これら二冊に共通している特徴は、「解説がほとんど無きに等しい」ということです。一局に10カ所程度の要点で、箇条書きレベルの解説らしきものが付いているに過ぎません。これでは我々のような級位者レベルでは棋譜が高度すぎて理解できないので、並べたところでさして印象に残らないのです。

「こういうものなのかなぁ…」と棋譜並べという勉強方法そのものに疑問を感じていたのですが、以下の本に出会って認識が変わりました。

米長邦雄名局集 (名局集シリーズ)
米長 邦雄
4839949824

この本は上の二冊に比べると解説がかなり充実しています。

まだ3局くらいしか並べてないですが、解説を付けているのが米長氏本人なので、この局面ではどういう意図・構想で指したのかといった大局観のレベルで詳しく解説されており、プロの高度な棋譜も非常に興味深く追うことができました。「へぇ~なるほどねぇ~」と感心させられることしきりです。

プロの将棋が理解できる高段者ならともかく、私程度のレベルではやはり解説が充実した棋譜集を選ぶべきだったということなのでしょう。で、できればやはり対局者本人の解説が付いたものが良い。どういう考えで指したかというのが、他ならぬ本人から語られるわけですから。大局観を学ぶ意味ではこれは重要でしょう。第三者が意図を推測して付ける解説とは全く質が違います。

初めて買ったのが「羽生vs森内百番指し」だったのはある意味不幸な選択だったと言えそうです。棋譜集ってこういうものなのか、っていう変な先入観を持たされましたから。

だいたい、こういった棋譜集って、書店での品揃えが薄かったりしますから、買うときにに比較して選ぶという余地はほとんど無かったんですよね、私の場合。その上、価格が高いですし(普通の棋書3冊分くらいの値段)、おいそれとネット書店で買ってみて…ってわけにもいかない。

ところが、最近電子書籍ストアAmazon kindleで、kindle unlimitedというサービスが始まって風向きが変わりました。これは、月額980円を支払えば、対象となる電子書籍(Amazonの公称で12万冊)が読み放題になるというものです。元々読書は好きなので、月額980円なら十分元が取れると思ったのですが、kindle unlimitedの対象には棋書もかなり揃っています。で、上述の「米長邦雄名局集」も、その対象に含まれていたというわけです。

今後の棋譜並べが、少し楽しくなりそうです。

8/25 追記

先日改めて確認したところ、「米長邦雄名局集」はkindle unlimitedの対象から外されていました…

長女とゆっくり話し合ってみた

将棋教室の帰りに、喫茶店で一休みしながら、ピアノや将棋といった習い事の類いについて、長女とゆっくり話をしました。

ピアノに関していえば、ピアノ弾くよりは歌を歌ったり教室の仲間と演奏するのが楽しいみたいで、ソロで弾くピアノについてはモチベーションが一段落ちているみたいです。うまくなりたいという意欲はあるものの、やはり苦手な曲についてはなかなか練習の気が進まないと。今のところ本人に辞めたいという意思はなさそうなのですし、うまくなりたいという意欲もあるようなので、もう少し練習の仕方を考えてみようかということになりました。

ついでに将棋についても正直なところを話してもらいました。習い事とは少し違いますし、私の趣味に付き合わせている面も否めないため、本人が嫌々やっているなら、辞めさせたほうがいいかなと。で、本人の言を要約すると、「最初はつまらないこともあったけど、最近は少し勝てるようになって面白くなってきた。強くなりたいし、辞めたいとは思ってない」と。

強くなるために何が必要かと聞いてみると、「序盤、中盤を勉強できる本が欲しい」と。今までは私が付き合う形で詰将棋に結構力を入れていたので、長女は若干終盤型になっている感がありました。なので長女がそういう感覚を持つのは自然なことだと思います。個人的には序盤中盤は後回ししてでも、もっと終盤を磨き上げた方が勝率が上がるような気がしていますが、そこは長女の感覚を尊重してみることにしました。

で、長女の要望に応えるには「次の一手」系棋書が良いと思ったのですが、子供が読めるようなもので次の一手本って実はほとんどないんですよね…

悩んだ結果、以下の本を選びました。

マイコミ将棋文庫SP 将棋 絶対手筋180
渡辺 明
4839939276

しかしやはりこの本、レベル的には今の長女にちょうど良さそうなのですが、大人向けに書かれた本なので長女がひとりで読みこなすのは難しそうなんですよね。

一応、漢字辞典を買い与えはしましたが…しばらくは私が漢字などを教えながらという感じになりそうです。将棋本に出てくる語彙はある程度限られてるので、慣れてくればなんとかひとりで読みこなせるとは思うのですが…まあ、国語の勉強にもなると思って親子共々頑張ってみます。

私が子供の頃は、小学館から故・原田泰夫九段が書いた子供向けの本が内容も非常に充実していて、私もずいぶんお世話になったものです。もちろん、次の一手本もありました。しかし、今はそういう本がないですね…子供向け本といえば、本当に駒の動かし方からというレベルの子が対象で、そのレベルを卒業した子が次のステップへ進もうとしたときに適切な本が本当に見当たらない。

長女と通っている将棋センターでも小学3年生で三段になった男の子がいますけど、そういう子ってどういう勉強して強くなったんでしょうね…

それはともかく…

今回から、ピアノも将棋も、一週間単位で練習計画を長女自身に練らせて、実行させることにしました。以下の本をたまたま読んでいたので、参考にさせてもらいました。

勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!
石田 勝紀
4799318284

あまり無理な計画にならない程度のアドバイスはしましたが、基本的には本人案の計画をそのまま採用。さて、どうなることか。

こんな終盤本が欲しかった! – 「羽生善治の終盤術」

詰将棋や、寄せの棋書の定番中の定番ともいわれる「寄せの手筋200」などはそれなりにやりこんでいるつもりですし、そのおかげで互角程度で最終盤に行けたら結構自信を持って指すことができています。

しかし、詰むや詰まざるやというところへ持っていくまでの寄せ方が、我ながらどうにもヌルいなぁとずっと思ってました。

なので、以前から「終盤の入り口から最終盤に至るあたりを取り上げた棋書って無いものかなぁ…」とずっと思ってました。店頭で探していても意外と少ないんですよ、こういう本。

で、ようやく見つけたのがこの本です。

羽生善治の終盤術(1) 攻めをつなぐ本 (最強将棋21)
羽生 善治
4861370116

これがまさしく私のニーズに超どストライクでした。

終盤の入り口から寄せを組み立てる際の実戦的な考え方が満載で、めちゃくちゃ参考になります。

実戦を題材にした問題集形式ですが、正直私にとってはややレベルの高い内容で、正答率は3割あるかないかでしょう。しかし、それだけに各事例で登場する考え方などはまさしく「目から鱗」の連続です。

単に「絶妙手」を取り上げるのではなく、方針を立て、その方針に沿った手を選んでいく考え方を説く。そのため、時には自陣に手を入れるタイミングを問うたり、あえて相手に手を渡すなんて問題もあったりして、終盤の一側面のみを取り上げた他の終盤本とは一線を画します。各実戦例の最後にキーポイントがまとめらているのもいい。

羽生さんの本はこういうのが多いですね。魚をくれるのではなくて、魚の捕まえ方を教えてくれる、みたいな。

これはぜひとも読みこんで、自分の力としたいところです。

全3巻らしいですが、残り2冊も近日中に入手するつもりです。

読む力強化Project、成果は上々?

読む力を鍛えることを優先するべく、

  • 9~15手詰程度の長めの詰将棋に取り組む
  • 脳内将棋盤を構築する

という2本立てでトレーニングを続けています。

詰将棋「15手詰を5分以内」への道は、とりあえず細々と継続しています。最近まで取り組んでいたのは、以下の本。

羽生流で上達! 新しい詰将棋初段150題
羽生 善治
4415042260

この本買ったのはかなり昔、それこそ将棋を再開して間もないくらいに買った本なのですが、ずっと積読状態でした。

というのもこの本、ヒントが鬱陶しすぎるんですよ。

各問題にタイトルがついていて、それとは別にヒントがあるんですが、タイトルが事実上のヒントになっていたりして、1問につきヒントが2つあるような状態。

例えば、ある5手詰問題ですが、タイトルが「飛車成を実現する」で、ヒントが「金を取りにいかずに」とか書いてある。5手詰でここまで仄めかされたら、ほとんど答が想像できますよね?

というわけで興ざめなことこの上ないので、積読にしていたわけなのですが、なぜ今更これを引っ張り出してきたかというと、11手詰以上の問題が掲載されている本が手元にこれしかないからです。この本、下は5手詰から上は15手詰と結構幅広い範囲をカバーしていて、そこは評価できる点でしょう。問題も結構良質なものがそろってますし。

で、この本の9手詰から15手詰にここ数週間ほどずっと取り組んでました。やってみると「意外と解けるものだ」という感触でした。もちろん、読み切れない問題もあるんですが、時間こそかかっても考え続けていると意外と解ける。

15手詰も問題によってはするっと解けたりして、「ああ、なんか読む力が付いてる気がする」という実感が得られてます(^^;

で、この本の15手詰まで解き終わったので、9手詰高橋本の2周目に取り組み始めたのですが…

おお、なんか9手先がすらすら読めるぞ!!

実際に詰ませられるかはともかく、1周目の時に比べると、頭の中で9手先を読むという作業が全く苦にならなくなってます。我ながらこれはビックリ。これまで将棋の勉強を続けていて、ここまで実感できるレベルで変化があったのって初めてかもしれません。

これまでの取り組みが成果を挙げ始めているのだということを実感しています。

俄然、やる気が出てきました。

最近の勉強動向・定跡編

詰将棋で読みの力を鍛えるのを最優先課題と位置付けてから、勉強の割合は詰将棋6割、実戦2割、棋譜並べ(ただの鑑賞も含む)1割、その他1割くらいです。

その他に1割が当たっているとおり、それ以外の勉強を全くやっていないわけではありません。と言っても、このその他1割のほとんどは定跡勉強だったりするのですが。

この定跡勉強も、能動的にやっているわけではありません。実戦で定跡を試し、忘れている箇所、記憶があいまいな箇所をあとで棋書で振り返る、というのを繰り返しているくらいです。

これが簡単ながら意外と身につくんです。自戦譜とともにEvernoteに保存してあとから時折読み返しておけば、定着度もさらに上がる感じです。

あまりあれこれ手を出しても身につかないので、最近は主に、

  • 後手番で主力にしている「相横歩取り」
  • こちらから回避しようがなく、遭遇率も高い「対四間飛車」急戦
  • 同じく回避しようがなく、遭遇率も高い「対ゴキゲン中飛車」

に絞るようにしています。矢倉や角換わりもそれなりに遭遇率高いのですが、これらは変化が多すぎるためひとまず後回しにし、まずは上記3つについて重点的に。角換わりについては定跡書を持ってないというのもありますが。

相横歩取りについては大体の人が▲7七銀から大駒総交換に流れますし、自分が先手番で仕掛けられた時もそう指すので、そこからの定跡を。利用している本はこれですね。

マイコミ将棋BOOKS 乱戦!相横歩取り
北島 忠雄
4839937419

対四間飛車は私の場合は急戦一辺倒なので、▲5七銀左からの山田定跡や鷺宮定跡など。利用している本はこれです。だいぶん古い本ですが、私の四間飛車対策は今のところコレ一本で何とかなっています。今確認してみたら、電子本になってるんですね。ちょっとビックリ。

初段に挑戦する将棋シリーズ 振り飛車破り
青野照市
B00VB0SG2W

対ゴキゲン中飛車では先手番では▲7八金型、後手番では二枚銀をやることが多いです。いわゆる「超速」がゴキゲン対策の主流であることは承知していますが、私にはなんとなく指しにくいし、人と同じことばかりやるのもつまらないので、あまり他人が使わないやり方を突き詰めてみようかと。

参考にしているのは、この本。

最新の振り飛車対策 (プロ最前線シリーズ)
深浦 康市
4839939861

他に自分がよく遭遇する戦型は矢倉と横歩取りと角換わりですが、矢倉と横歩取りは何冊か持っているので、角換わりの定跡本を何か一冊用意しておいた方がいいのかなぁ、と思ったりしてます。