不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

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Re: 点と線

8月22日の記事に対するおさけさんのコメントに返答しようと思ったのですが、ことのほか長くなったので、記事として投稿することにします。

その記事の中で、yamakazさんにとって新しい情報や役立った部分はどの部分でしょうか?既知の情報もあったかと思います。ぜひ、それを具体的にして頂いた方が、将棋を教える側の立場になることが多い人には参考になるのではないかと思います。

筆者注:「その記事」とはこちらのブログ記事になりますね。

全体的には、既知の情報3割、未知の情報4割、なんとなくイメージレベルでは捕らえていたけれど自分の中で具体化されていなかった情報3割ってところでしょうか。

項目レベルで具体的に分けるとこんなところ。

  • 既知の情報
    • 形勢判断の要素
    • 駒の損得と緩急の考え方
  • 具体化されていなかった情報
    • 序中盤での形勢判断要素の序列
    • 玉の安全度の方向性と一局の方針
  • 未知の情報
    • 玉の堅さと緩急の考え方
    • 駒の効率と緩急の考え方
    • 駒の効率と、玉の安全度の方向性の組み合わせ
    • 大局観について

当該記事で一番私のニーズにヒットしたのは、形勢判断の各要素とそれに基づく考え方のパーツをベースに、大局観のところで戦型別に一局を通じた方針を立てる考え方に触れているところですね。

対振り飛車で居飛車急戦策を長年愛用してますが、中盤までは攻めを切らさず、しかし終盤は穏やかにという考え方はまったく意識したことがなかったです。受けは最低限のギリギリで凌ぎ、強引に美濃囲いを突き破っていくような指し方ばかり指向してたのでまさに目からウロコだったんです。

形勢判断の要素が「損得、効率、堅さ、手番」というのはわかっていても、じゃあそれを判断した後どう方針を立てるかといえば、極端な話、「損しているときは急ぐ、堅い時は多少強引な捌きもOK」程度しか、明確な認識がなかったわけですよ。

あるいは、yamakazさんにとっても全て既知の情報ではあったけれども、まとめて書かれていることがなかったので今回情報整理に繋がり、点が線になったということなのでしょうか?だとしたら教科書やカリキュラムの土台として各自の体系論に組み込むことで教える側の質が上がるように思います。

全てではないにせよ、既知の情報ももちろん多かったです。ただ、それらの情報がこういう形でまとめられているものにはお目にかかった記憶がありません。

多分、あちらこちらに断片的に散らばっている情報ではあるのでしょうが、こういった大局観論が体系的にまとめた情報は、私が知る限り他に絶無です。

プロの著述で、大局観に触れたものについては、私の蔵書の中では多分、以下の三冊が該当します。

上達するヒント (最強将棋レクチャーブックス(3))
羽生 善治
4861370086

初段最短コース 不朽の名著 (将棋連盟文庫)
内藤 國雄
B00HC6CX96

マイコミ将棋BOOKS 必ず役立つプロの常識 (マイコミ将棋ブックス)
阿久津 主税
4839934177

 

ただ、これらいずれも、「体系的にまとめられている」とはとても言えません。

唯一、内藤先生の本だけは体系化しようという試みが見て取れますが、ちょっと私が思う方向とは違う基軸になっているようで、いまひとつフィットしません。

なのでこれらの棋書も含めて、断片的に散らかっている大局観の情報をかき集めて体系化するという過程は、自分で開拓しないといけない状態になっています。大局観を身につける上で、私が「強い人に師事できる人は有利」と言う理由はそこにあります。

今の私はこのような状況を踏まえつつ、自分の中で断片的に点在する大局観論を線でつなぐために、普段の対局、観戦、棋譜並べで、より強く意識してやろうとしているところです。そのためにも、先ほどのサイトのようなうまくまとめられた情報の存在はとても助かるわけです。

ただ、それを意識し始めるとなぜか成績が絶賛急降下中で心が折れそうです(笑)。まあ、新しいことを始めたが故の産みの苦しみと捉えて、なんとか乗り越えようと思います。

もしかしたら私はあれこれ余計な事を難しく考えすぎで、もっと大雑把に漠然と捉えた方がうまく行くのかもしれないなと思ったりしますが、理屈屋理系頭の私に、それは難しいので…

もしかしたらなのですが、本では「将棋新理論」「本筋の見極め方」に書かれているかもしれません。いずれも谷川浩司著、です。あるいは米長邦雄著「将棋中級入門」だったかもしれません。

情報ありがとございます。入手を検討してみます。

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大局観が歪んでる

最近、解説付きの棋譜を並べてみたり、ブログにアップした自戦譜や棋譜並べにいただいているコメントなどを拝見して思うのは、「大局観が歪んでる」ということですね。いや、最近と言うよりかなり以前から感じていたことではありますが。

自分の局面判断は大抵強い人たちや棋譜の解説と一致しない。大局観の根幹をなすのは形勢判断なワケですが、形勢判断の基準となる四要素(損得、効率、堅さ、手番)の評価のしかたがどうにもズレている。損得や手番についてはほぼ機械的に出るので、うっかりしない限り間違えようがないのですが、効率や堅さについては主観的なところもあり、自分と強い人たちの間に乖離が目立つのです。

かといって、大局観を学ぶ方法って、極めて限定されるんですよね。

大局観を学ぶ棋書、というのはそもそも非常に少ない。羽生先生の「上達するヒント」という本が大局観について書かれた名著との評判ですが、私の求めているモノとは微妙に違っています。

上達するヒント (最強将棋レクチャーブックス(3))
羽生 善治
4861370086

むしろ、最近買ったこの本が私が求めているモノに近い。

勝てる将棋の考え方 新・イメージと読みの将棋観
渡辺 明、 郷田 真隆 森内 俊之 加藤 一二三 三浦 弘行 鈴木 大介 豊島 将之 中村 太地 永瀬 拓矢
4839961107

羽生本は大局観についての基本的な考え方について述べたものと理解しており、それはそれで大切なのは間違いないのですが、じゃあそれを実際の局面にどう当てはめて考えるのかというと、羽生本だけではなかなか難しい。やはり実例を交えて学びたい。

しばらく両者を交互に読みながら自分の中の大局観を少しずつでも是正して行こうかなと。

あとはやはり棋譜並べですね。大局観を是正するためには、やはりプロの解説付き棋譜を並べるべき。というわけで、かなり前に買ったはいいもののあまり活用できていなかった以下の本に再登板してもらおうかと。

羽生VS森内百番指し
羽生 善治 森内 俊之
4839937613

現在棋譜並べは、天野宗歩2、アマチュア強豪1、プロ1の比率で並べてますが、このプロ1に上記の本を入れることにしてみます。

本当は、師事できるような強い人が身近に居れば、実際に教わりながら対局するのが一番早いんだと思いますが、あいにくと私にはそのような人はいませんので…

角換わりはじめました

先月の将棋ウォーズの戦績から、やはり角換わりが課題だなぁと改めて痛感したので、以下の本を入手して勉強を始めてます。

よくわかる角換わり
西尾 明
4839939853

角換わり本としてや基本の部類に入る本だと思いますが、自分の場合はこのレベルから始めないとダメだろうと。なにしろ今までまともに本の類で角換わり定跡を勉強したことは一度もないので。せいぜい昔に棒銀戦法の勉強の中で角換わり棒銀を勉強したくらいで。あとは棋譜並べでなんとかしのいでいた感じ。

で、ざらっと荒読みしてみましたが、やはり自分は角換わりが何もわかってなかったんだなぁということを改めて実感。

棒銀や早繰り銀の定跡すらうろ覚えでしたし、なぜプロの間では棒銀や早繰り銀がすたれて腰掛け銀ばかりになったのか、右玉への対策など、角換わりを指すうえで抑えておかなければならない基本事項がまったく抑えられてなかった。

そりゃ散々な成績にもなりますわ…

というわけで、詳細読みを開始しています。だいたい、6月末くらいまでに一通り理解しきるのが目標かな…

棋譜並べ用の本選びは慎重に

ずっと棋譜並べが苦手というか、やっても身になっている気がしませんでした。

私が棋譜並べ用に用意していた本といえば、以下の2冊です。

羽生VS森内百番指し
羽生 善治 森内 俊之
4839937613

平成27年版 将棋年鑑 2015
B012YWO7IC

しかし、今にして思えば、これらはどちらも私のようなレベル(アマ初段に手が届くかどうか程度)で棋譜並べに使うべき本ではなかったのでしょう。

これら二冊に共通している特徴は、「解説がほとんど無きに等しい」ということです。一局に10カ所程度の要点で、箇条書きレベルの解説らしきものが付いているに過ぎません。これでは我々のような級位者レベルでは棋譜が高度すぎて理解できないので、並べたところでさして印象に残らないのです。

「こういうものなのかなぁ…」と棋譜並べという勉強方法そのものに疑問を感じていたのですが、以下の本に出会って認識が変わりました。

米長邦雄名局集 (名局集シリーズ)
米長 邦雄
4839949824

この本は上の二冊に比べると解説がかなり充実しています。

まだ3局くらいしか並べてないですが、解説を付けているのが米長氏本人なので、この局面ではどういう意図・構想で指したのかといった大局観のレベルで詳しく解説されており、プロの高度な棋譜も非常に興味深く追うことができました。「へぇ~なるほどねぇ~」と感心させられることしきりです。

プロの将棋が理解できる高段者ならともかく、私程度のレベルではやはり解説が充実した棋譜集を選ぶべきだったということなのでしょう。で、できればやはり対局者本人の解説が付いたものが良い。どういう考えで指したかというのが、他ならぬ本人から語られるわけですから。大局観を学ぶ意味ではこれは重要でしょう。第三者が意図を推測して付ける解説とは全く質が違います。

初めて買ったのが「羽生vs森内百番指し」だったのはある意味不幸な選択だったと言えそうです。棋譜集ってこういうものなのか、っていう変な先入観を持たされましたから。

だいたい、こういった棋譜集って、書店での品揃えが薄かったりしますから、買うときにに比較して選ぶという余地はほとんど無かったんですよね、私の場合。その上、価格が高いですし(普通の棋書3冊分くらいの値段)、おいそれとネット書店で買ってみて…ってわけにもいかない。

ところが、最近電子書籍ストアAmazon kindleで、kindle unlimitedというサービスが始まって風向きが変わりました。これは、月額980円を支払えば、対象となる電子書籍(Amazonの公称で12万冊)が読み放題になるというものです。元々読書は好きなので、月額980円なら十分元が取れると思ったのですが、kindle unlimitedの対象には棋書もかなり揃っています。で、上述の「米長邦雄名局集」も、その対象に含まれていたというわけです。

今後の棋譜並べが、少し楽しくなりそうです。

8/25 追記

先日改めて確認したところ、「米長邦雄名局集」はkindle unlimitedの対象から外されていました…

長女とゆっくり話し合ってみた

将棋教室の帰りに、喫茶店で一休みしながら、ピアノや将棋といった習い事の類いについて、長女とゆっくり話をしました。

ピアノに関していえば、ピアノ弾くよりは歌を歌ったり教室の仲間と演奏するのが楽しいみたいで、ソロで弾くピアノについてはモチベーションが一段落ちているみたいです。うまくなりたいという意欲はあるものの、やはり苦手な曲についてはなかなか練習の気が進まないと。今のところ本人に辞めたいという意思はなさそうなのですし、うまくなりたいという意欲もあるようなので、もう少し練習の仕方を考えてみようかということになりました。

ついでに将棋についても正直なところを話してもらいました。習い事とは少し違いますし、私の趣味に付き合わせている面も否めないため、本人が嫌々やっているなら、辞めさせたほうがいいかなと。で、本人の言を要約すると、「最初はつまらないこともあったけど、最近は少し勝てるようになって面白くなってきた。強くなりたいし、辞めたいとは思ってない」と。

強くなるために何が必要かと聞いてみると、「序盤、中盤を勉強できる本が欲しい」と。今までは私が付き合う形で詰将棋に結構力を入れていたので、長女は若干終盤型になっている感がありました。なので長女がそういう感覚を持つのは自然なことだと思います。個人的には序盤中盤は後回ししてでも、もっと終盤を磨き上げた方が勝率が上がるような気がしていますが、そこは長女の感覚を尊重してみることにしました。

で、長女の要望に応えるには「次の一手」系棋書が良いと思ったのですが、子供が読めるようなもので次の一手本って実はほとんどないんですよね…

悩んだ結果、以下の本を選びました。

マイコミ将棋文庫SP 将棋 絶対手筋180
渡辺 明
4839939276

しかしやはりこの本、レベル的には今の長女にちょうど良さそうなのですが、大人向けに書かれた本なので長女がひとりで読みこなすのは難しそうなんですよね。

一応、漢字辞典を買い与えはしましたが…しばらくは私が漢字などを教えながらという感じになりそうです。将棋本に出てくる語彙はある程度限られてるので、慣れてくればなんとかひとりで読みこなせるとは思うのですが…まあ、国語の勉強にもなると思って親子共々頑張ってみます。

私が子供の頃は、小学館から故・原田泰夫九段が書いた子供向けの本が内容も非常に充実していて、私もずいぶんお世話になったものです。もちろん、次の一手本もありました。しかし、今はそういう本がないですね…子供向け本といえば、本当に駒の動かし方からというレベルの子が対象で、そのレベルを卒業した子が次のステップへ進もうとしたときに適切な本が本当に見当たらない。

長女と通っている将棋センターでも小学3年生で三段になった男の子がいますけど、そういう子ってどういう勉強して強くなったんでしょうね…

それはともかく…

今回から、ピアノも将棋も、一週間単位で練習計画を長女自身に練らせて、実行させることにしました。以下の本をたまたま読んでいたので、参考にさせてもらいました。

勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!
石田 勝紀
4799318284

あまり無理な計画にならない程度のアドバイスはしましたが、基本的には本人案の計画をそのまま採用。さて、どうなることか。

こんな終盤本が欲しかった! – 「羽生善治の終盤術」

詰将棋や、寄せの棋書の定番中の定番ともいわれる「寄せの手筋200」などはそれなりにやりこんでいるつもりですし、そのおかげで互角程度で最終盤に行けたら結構自信を持って指すことができています。

しかし、詰むや詰まざるやというところへ持っていくまでの寄せ方が、我ながらどうにもヌルいなぁとずっと思ってました。

なので、以前から「終盤の入り口から最終盤に至るあたりを取り上げた棋書って無いものかなぁ…」とずっと思ってました。店頭で探していても意外と少ないんですよ、こういう本。

で、ようやく見つけたのがこの本です。

羽生善治の終盤術(1) 攻めをつなぐ本 (最強将棋21)
羽生 善治
4861370116

これがまさしく私のニーズに超どストライクでした。

終盤の入り口から寄せを組み立てる際の実戦的な考え方が満載で、めちゃくちゃ参考になります。

実戦を題材にした問題集形式ですが、正直私にとってはややレベルの高い内容で、正答率は3割あるかないかでしょう。しかし、それだけに各事例で登場する考え方などはまさしく「目から鱗」の連続です。

単に「絶妙手」を取り上げるのではなく、方針を立て、その方針に沿った手を選んでいく考え方を説く。そのため、時には自陣に手を入れるタイミングを問うたり、あえて相手に手を渡すなんて問題もあったりして、終盤の一側面のみを取り上げた他の終盤本とは一線を画します。各実戦例の最後にキーポイントがまとめらているのもいい。

羽生さんの本はこういうのが多いですね。魚をくれるのではなくて、魚の捕まえ方を教えてくれる、みたいな。

これはぜひとも読みこんで、自分の力としたいところです。

全3巻らしいですが、残り2冊も近日中に入手するつもりです。

読む力強化Project、成果は上々?

読む力を鍛えることを優先するべく、

  • 9~15手詰程度の長めの詰将棋に取り組む
  • 脳内将棋盤を構築する

という2本立てでトレーニングを続けています。

詰将棋「15手詰を5分以内」への道は、とりあえず細々と継続しています。最近まで取り組んでいたのは、以下の本。

羽生流で上達! 新しい詰将棋初段150題
羽生 善治
4415042260

この本買ったのはかなり昔、それこそ将棋を再開して間もないくらいに買った本なのですが、ずっと積読状態でした。

というのもこの本、ヒントが鬱陶しすぎるんですよ。

各問題にタイトルがついていて、それとは別にヒントがあるんですが、タイトルが事実上のヒントになっていたりして、1問につきヒントが2つあるような状態。

例えば、ある5手詰問題ですが、タイトルが「飛車成を実現する」で、ヒントが「金を取りにいかずに」とか書いてある。5手詰でここまで仄めかされたら、ほとんど答が想像できますよね?

というわけで興ざめなことこの上ないので、積読にしていたわけなのですが、なぜ今更これを引っ張り出してきたかというと、11手詰以上の問題が掲載されている本が手元にこれしかないからです。この本、下は5手詰から上は15手詰と結構幅広い範囲をカバーしていて、そこは評価できる点でしょう。問題も結構良質なものがそろってますし。

で、この本の9手詰から15手詰にここ数週間ほどずっと取り組んでました。やってみると「意外と解けるものだ」という感触でした。もちろん、読み切れない問題もあるんですが、時間こそかかっても考え続けていると意外と解ける。

15手詰も問題によってはするっと解けたりして、「ああ、なんか読む力が付いてる気がする」という実感が得られてます(^^;

で、この本の15手詰まで解き終わったので、9手詰高橋本の2周目に取り組み始めたのですが…

おお、なんか9手先がすらすら読めるぞ!!

実際に詰ませられるかはともかく、1周目の時に比べると、頭の中で9手先を読むという作業が全く苦にならなくなってます。我ながらこれはビックリ。これまで将棋の勉強を続けていて、ここまで実感できるレベルで変化があったのって初めてかもしれません。

これまでの取り組みが成果を挙げ始めているのだということを実感しています。

俄然、やる気が出てきました。

最近の勉強動向・定跡編

詰将棋で読みの力を鍛えるのを最優先課題と位置付けてから、勉強の割合は詰将棋6割、実戦2割、棋譜並べ(ただの鑑賞も含む)1割、その他1割くらいです。

その他に1割が当たっているとおり、それ以外の勉強を全くやっていないわけではありません。と言っても、このその他1割のほとんどは定跡勉強だったりするのですが。

この定跡勉強も、能動的にやっているわけではありません。実戦で定跡を試し、忘れている箇所、記憶があいまいな箇所をあとで棋書で振り返る、というのを繰り返しているくらいです。

これが簡単ながら意外と身につくんです。自戦譜とともにEvernoteに保存してあとから時折読み返しておけば、定着度もさらに上がる感じです。

あまりあれこれ手を出しても身につかないので、最近は主に、

  • 後手番で主力にしている「相横歩取り」
  • こちらから回避しようがなく、遭遇率も高い「対四間飛車」急戦
  • 同じく回避しようがなく、遭遇率も高い「対ゴキゲン中飛車」

に絞るようにしています。矢倉や角換わりもそれなりに遭遇率高いのですが、これらは変化が多すぎるためひとまず後回しにし、まずは上記3つについて重点的に。角換わりについては定跡書を持ってないというのもありますが。

相横歩取りについては大体の人が▲7七銀から大駒総交換に流れますし、自分が先手番で仕掛けられた時もそう指すので、そこからの定跡を。利用している本はこれですね。

マイコミ将棋BOOKS 乱戦!相横歩取り
北島 忠雄
4839937419

対四間飛車は私の場合は急戦一辺倒なので、▲5七銀左からの山田定跡や鷺宮定跡など。利用している本はこれです。だいぶん古い本ですが、私の四間飛車対策は今のところコレ一本で何とかなっています。今確認してみたら、電子本になってるんですね。ちょっとビックリ。

初段に挑戦する将棋シリーズ 振り飛車破り
青野照市
B00VB0SG2W

対ゴキゲン中飛車では先手番では▲7八金型、後手番では二枚銀をやることが多いです。いわゆる「超速」がゴキゲン対策の主流であることは承知していますが、私にはなんとなく指しにくいし、人と同じことばかりやるのもつまらないので、あまり他人が使わないやり方を突き詰めてみようかと。

参考にしているのは、この本。

最新の振り飛車対策 (プロ最前線シリーズ)
深浦 康市
4839939861

他に自分がよく遭遇する戦型は矢倉と横歩取りと角換わりですが、矢倉と横歩取りは何冊か持っているので、角換わりの定跡本を何か一冊用意しておいた方がいいのかなぁ、と思ったりしてます。

いつでもどこでも詰将棋を解くために

しばらくは詰将棋を将棋勉強の柱に据えると決めてから、色々と環境を整えました。今回は、その紹介でも。

詰将棋勉強は主に

  • じっくりと取り組むための紙の本
  • スキマ時間にお手軽に解くための電子本
  • その中間の詰将棋アプリ

が3本柱です。では、それぞれ個別に紹介していきます。


書籍(紙)

紙の書籍は、主にゆっくりする時間のある時に腰を据えて取り組むためのものです。そのため、今取り組んでいる紙の本は、どうしても読みを鍛える目的の7手詰め以上のものが中心になります。現状は、以下の2冊。

7手詰ハンドブック
浦野 真彦
4861370310

9手詰将棋: 詰みの鍛錬に最適な202問
高橋 道雄
4422751263

最近気づきましたが、浦野八段のハンドブックシリーズは「○手詰め」の中では比較的易しい方ですね。例えば「5手詰ハンドブック」ひとつ見ても、他の5手詰め本と比べると明らかに解きやすい。それは多分、この「7手詰ハンドブック」でも同様な気がします。

高橋九段の「9手詰将棋」は、実戦形を売り文句にしているためかどうかわかりませんが、普通詰将棋では筋悪な手とされることが多い玉方の駒を取る手が頻繁に出てくるのが特徴的ですね。どうしても詰将棋的な派手な捨て駒とか、取れる駒を取らずに寸止めするような手から読んでしまって、結構罠にひっかかります(笑)

通勤電車の中とか、帰宅後にくつろぎながらこれらの本を解くのが今の習慣です。まあ、今のところ9手詰めなら1日4問消化できれば御の字、って感じです…

書籍(電子)

電子書籍ストアは私の場合、もっぱらkindleです。こちらはスマホに入れておいて、どこにいてもちょっとした空き時間を見つけてささっと取り組むためのものなので、3手詰、5手詰本で固めています。ハンドブックシリーズは残念ながら電子化されていないようで…

爽快!3手詰トレーニング200
渡辺明
B00KXK7PCS

脳トレ5手詰
北浜 健介
B00IS1CRZ4

これらの本はどちらも浦野八段のハンドブックシリーズより難易度が高いような気がします。

3手詰ならハンドブックシリーズレベルの問題なら30秒以上考えることはほとんど無いですが、「爽快!3手詰めトレーニング200」では1分考えても見えなかったり、罠にひっかけられたりとか結構ある。

渡辺棋王は詰将棋嫌いで有名な人なので、その人が監修した詰将棋本とか正直どうなのよ…とか思ったりもしたのですが、kindleではほかに良さそうな3手詰本が見当たらず…

「脳トレ5手詰め」も結構捻った問題が多く、数分考えさせられる問題が結構出てくる。なかなか歯ごたえがあります。

詰将棋アプリ

詰将棋アプリは、「じっくり取り組む用」「空き時間にお手軽に」の両面です。じっくり用はNexus 7にインストールして本が手元に無い時とかに解いてますし、お手軽用はスマホに入れてkindleと同じような使い方をしています。

「詰将棋」

どちらかと言うと「じっくり用」として使ってますが、1手詰~11手詰めまで幅広い問題が豊富に用意されているので、お手軽用にも利用可能。とくに、7手詰の充実ぶりがすごい(165問)。有料ですが、お金出す価値はあると思います。オススメです。不正解手順を指してもその場で「不正解」とはならず、玉方がちゃんと応手してくるので、手当たり次第に王手をかけて正解を探す、というアプリ特有の反則技が使えないのが、地味に評価ポイント。最近続編の「みんなの詰将棋」がリリースされましたが、こちらはもう少し問題の充実を待った方がいいかな…。

「市原誠の詰将棋2(3手詰オンリー)」

「詰将棋パラダイス」から特定の作家の作品を集めた、作品集アプリ。こちらは3手詰のみを50問集めた作品集で、当然「お手軽用」としてスマホにインストールしています。難易度は3手詰としてもかなり易しめと思います。無料です。

「市原誠の詰将棋3(5手詰オンリー)」

今度は同じ作家の5手詰作品集。これも「お手軽用」。5手詰50問で、こちらも5手詰としては難易度低めだと思います。こちらも無料。


というわけで、とことん詰将棋をとくための私の環境整備をご紹介しました。

「将棋大観」名著の評判は伊達じゃない

「将棋大観」、とりあえず現状の将棋教室講師との手合いである角落ち定跡を盤駒使って並べてますが、なるほど、これは名著と呼ばれるのも納得の内容です。

誇張なしに、棋譜に記載されている一手ごとに、その意味合いや背景が解説してあるのです。これが非常に良い。

上手の初手△6二銀なんかも例外ではなく、一見何気なく見える一手にも、その背後にある意図が説明してあり、駒組みや戦いの考え方、局面の捉え方など、非常に参考になります。確かに、これをじっくりと勉強して一手一手の意味を考えながら指したり、棋譜を並べたりする癖をつければ、大駒一枚は強くなれそうな気がします(笑)。

下手だけじゃなく、上手の手の意味合いも全て説明があるので、駒落ちで上手を持つ立場の人にも大いに参考になるでしょう。

角落ちを一通り勉強したら、今度は6枚落ちあたりから他の駒落ち定跡も並べてみようかなと思います。

ちなみに、私の入手したこの本、第18刷なんですが、発行日が「昭和64年1月15日」になってました。ご存知でしょうが、昭和64年は1月7日までしかありませんので、ありえない発行日です。多分、時期的に微妙なタイミングで刷られたのでしょう。

中古品ながら、想像以上にきれいな美品でしたし、案外、このまま持っていたら貴重品になるかもしれませんねぇ(笑)