不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

カテゴリーアーカイブ: 「長女」成長記

少しずつ狡さを見せ始めた

長女の強化計画、あまり進捗はよろしくありません。

というか、見かけの勉強量に結果が全然ついてきていないなぁ…と不審に思って、最近の長女の挙動を観察してみると、本人は明確には認めてないものの、どうやらインチキをしていたようです…

3手詰めハンドブックの1周目が終わり、2周目は少しは慣れてくるだろうと思って、本人と相談のうえ1日のノルマを30問から50問に増やしました。

とはいえ内心、このノルマは少々厳しいのではないかなと思っていたのです。

でも、長女は別に難なくこなしているように見える。

この分量のノルマがこなせるならば、かなり上達しているはず…そう思って、2周目の「卒業試験」で10問ほどピックアップして解かせてみると、これが1日50問をこなせる「事実」から期待されるほどには解けてない。

で、半分カマかけの意味で、次は1日100問でやってみるか? と言ったら長女はとくに反対もせずそれを受け入れるんですよ。ここらで「マトモに取り組んでないんじゃないか?」疑惑が私の中で持ちあがってました。

で、2日後にまた「卒業試験」をやるとやっぱり解けない。

本人申告を信じるなら、3手詰めハンドブックを1問1分の制限でだいたい30分で100問を解き、うち間違いは7問程度とのこと。このレベルの「実力」があるのに、10問をランダムにピックアップして、同じ条件で解かせたら半分も解けないというのは、明らかにおかしい。

ここで「不審」はほぼ「確信」に変わりました。

そこで、次の周も1日100問のノルマを課しました。で、ある日、どう見ても寝る前にノルマをこなしてないように見えたので、「詰将棋解いたのか?」と尋ねたら、「あ、50問しかやってなかった」と言うのです。

その日の長女の行動を見てましたが、その日、詰将棋に使ったかもしれない時間は、おそらく30分程度もなかったはずなのです。

「だったら寝る前にやっておけ」と、実質、私の監視下でやらせてみたら、残り50問解ききるのに何分かかったと思います?

なんと、90分ですよ!!

1問1分めいっぱい使って、解説読んだとしても90分はかかり過ぎなのですが、そこは集中力不足の長女のことなので驚きはしません。しかし、前半の50問を30分でこなし、間違いも「100問中7問」というレベルの人間が、残りの50問を90分とか、どう考えてもおかしいわけですよ。

当然、「卒業試験」もまるで進歩なし。

多分、前フリの「あ、50問しかやってなかった」も嘘でしょう。全くやってなかったのだと思います。

はい、当然説教モードのスイッチが入りました。

本人は明確にはインチキを認めませんし(問い詰めてもダンマリ)、状況証拠しかないので、かなり遠まわしな言い方にはなりましたが。

別に設定したノルマをこなせないのも、成果が出てこないのも別にいいんですよ。やることやってその結果なら、それはしかたないことだし、それをとやかく言うつもりは無いんです。

しかし、やってもいないことをやったと誤魔化し、しかもその場しのぎの嘘をつくその態度だけは、どうしても見過ごすわけにはいかなかった。

長女はたまにこういうところがあるんですよね…。

今までの3手詰めの履歴はいったんすべてリセットして、仕切り直しとしました。ノルマも再び1日30問に戻してます。

するとやはり30問の中でも5問とか6問とかミスってるんですよ。まあ、これが今の長女の本来の力なのでしょう。それならそれで良いのです。これから伸ばしていくだけです。

悪いのは実力が無いことじゃなく、嘘を並べて誤魔化すこと。それをきちんと理解してくれると良いのですが。

ゴマカシやインチキを覚えるのも、ある意味成長なのでしょうが、それはいずれ露見するし、後々自分に跳ね返ってくるんだよ、ということはちゃんと覚えておいてほしい。

長女強化計画の進捗

数か月かけて長女を集中強化する計画。

まずは、長女の現状を把握するため、1手詰からやり直してみました。

一日50問程度のペースで、1問30秒の時間制限で「1手詰ハンドブック」を一周させてみたところ、やはりこのレベルはほぼ問題ないということが分かったので、そのまま3手詰へ移行。今度は1問60秒の制限で「3手詰ハンドブック」を一日30問ずつ解かせてみました。

こちらもまあ、7割くらいは解けているように見えるのですが、強化策が目標とするところを考えると、やはり半分以上の問題は「考えなくても視える」くらいにはなって欲しい。そのくらいまで磨き上げておいた方が、5手詰に移ってからも楽になるはず。ということで、二周目、今度は1日50問ペースで解かせています。

この本をクリアしたら次は「3手詰ハンドブックII」へと移り、その後は全体的な3手詰への習熟度を確認したうえで、5手詰に進むか、さらに3手詰を強化するかを決める予定です。

今まで教室以外での将棋の勉強はほとんどやってなかったような状態なので、いきなりノルマを課してやらせると、ひょっとしたら早々にリタイアするかなとも思っていましたが、今のところは文句も言わずやっています。進捗的にも今のところは順調と言っていいでしょう。

これで長らく停滞している棋力に、少しは風穴が開けばよいのですが…

次女が12級に!一方長女は…

次女が12級に認定されました。

お世話になっている道場の子供教室では、初心者は級なしから始まって、ある程度力がついたと認められたら12級と認定されます。

昔の記事を参照してみると、長女は通うようになってから12級認定までほぼ半年かかっています。それに対して次女はおよそ2ヶ月です。将棋教室に通い始めた頃の棋力は同じくらいだったと思うのですが…

最近の二人の様子を見ても、将棋により熱意を見せているのは次女の方ですね。暇に飽かしてよく将棋の本を読み込んでいます。教えてもいないのに、本で学んだ棒銀戦法を実戦投入してみたりなど、研究心が盛んなのも次女の方。

長女は既に一年以上11級に停滞しており、このままでは、次女が長女を追い抜いてくのも現実味を帯びてきている気がします。

長女は時としてもの凄い集中力を発揮することもありますが、気が乗らないことに関しては割と集中力が散漫です。ピアノもそうだし、将棋に対してもどちらかというと気が乗らない方にカテゴライズされているっぽい。

ただ、それでも強くなりたいという思いはあるようなので、長女については本人の意思を確認した上で、二~三ヶ月ほどの期間をかけて少し集中強化を図ることにしました。まずは詰将棋を集中的にやらせて、五手詰をまともに解けるレベルまで持って行く。その後は基本手筋の集中特訓。詰将棋本と、基本手筋本を繰り返し解かせて、それらの本に関しては一瞬で答えが見えるレベルまで持って行くのが目標。ここまで到達できれば、まあ一桁級はカタいでしょう。

まあ何かと移り気な長女なので私の監視が無ければすぐに忘れてしまうのですが、本人がやるという意思を見せた以上は、多少厳しいことを言ってでも続けさせるつもりです。

次女はそろそろ自分で棋書が読めるよう、棋譜を教えようかと思ったのですが、考えてみたら次女はまだ漢数字がわからないんですよね…。まあ、駒の漢字は一応全部憶えているわけですから、教えれば憶えてくれるとは思うんですが…

いい加減、力任せは限界か

週末の将棋教室でたまたま、長女(11級)と別の女の子(12級 – 以下「Sちゃん」とします)の将棋を観戦する機会がありましたが、結果は長女の2連敗。

この2局を見た限り、Sちゃんの方が棋力では既に逆転してるなという印象でした。

Sちゃんの主力戦法は四間飛車。がっちり美濃囲いに囲ってから戦いを開始するなかなか本格的な指し回し。それに対して長女はいつもの棒銀で立ち向かうわけですが、玉を囲わないので互角の捌き合いにはなっても固さと遠さで負ける。2局ともそんな将棋でした。あれだけきちんと指せるなら、Sちゃんの昇級は近そうだなぁ…そして、すぐに長女を抜き去りそうな気がする。

いい加減、力任せの原始棒銀だけではさすがに限界が来たのか…。将棋教室でも玉を囲わないことを繰り返し指摘されているようですし、少ししっかりした形を覚えるべき時が来たのかもしれない。

というわけで、現在長女には短期集中で、矢倉棒銀と、私自身も愛用している対振り飛車用の急戦ナナメ棒銀の定跡を仕込んでます。

定跡とは言っても長女のレベルでは1手1手の手順を正確に覚えることにあまり意味は無いと思ってます。1手1手カッチリ覚えさせたところで、変化されると対応できなくなるのは容易に想像ができる。ましてや、長女レベルの将棋なら定跡通りに進むこと自体、ほとんどないだろうから。なので、大まかな流れと狙いのイメージくらいを掴んでもらえば、まずは十分かなと思ってます。

あとは相手の変化に応じて長女自身が臨機応変に対応する力を付けてもらいたい。ま、そこが難しいのですけどね…

長女と次女の特徴

最近次女はようやく「駒を使った鬼ごっこ」から脱して、将棋らしい将棋が指せるようになってきました。とはいえ、私とは8枚落ちで指し分けより多少分が悪い、というくらいのレベルですが。

で、長女と次女二人に教えているわけですが、果たして二人のどちらが伸びそうなのか…というのをあれこれイメージしていました。

現時点ではもちろん長女の方が圧倒的に棋力は上です。あまり二人で対局することはありませんが、多分、長女の6枚落ちでも長女が勝つでしょう。8枚落ちだとさすがに次女が勝ちそうですが。

ただ、今後どちらが伸びるかというと、今のままではなんとなく次女の方が伸びていくんじゃないかという気がしています。

長女の8枚落ち時代と比べてみると、次女には長女に無かったある特性があります。それは「盤面全体が見えている」ということです。

8枚落ちで指していると、どうしてもこちらから攻めようとすると隙が生まれますし、時には試す意味でわざと隙を作ることもあります。長女はこういった隙に自ら気付くことはあまりなかったのですが、次女はあまり見逃しません。長女は今争点になっている(と自分が考えている)箇所しか見えてない。だから、ちょっと飛車を転換するだけで簡単に侵入できるような隙にあまり気づかない。次女はこのあたり結構目聡いです。

また、次女は比較的人のアドバイスを素直に聞きます。例えば、定跡のとっかかりのようなものを教えてあげれば次の対局では迷うことなくそれを試す。長女はどちらかというとそうではなく、自分流にこだわる傾向があります。見方を変えれば自分の力で棋理を探求しようとしているとも言え、最終的にどちらがいいのかは微妙なところかもしれませんが、今のところは次女の方が素直に伸びてま すし、長女は伸び悩んでます。

長女は性格的には私に似ていて、理屈屋の理系頭です。何かにのめりこんだときの集中力はなかなかのものですが、反面周りがよく見えていません。一方、次女はどちらかというと妻似の性格で、理屈よりはフィーリングで動くタイプ。周りに対する目配り気配りも次女の方が利きます。

この二人の性格的な違いが今後どのように将棋(に限らず、その他 諸々)に影響してくるか、注意深く見守りたいところです。

さすがに一年前よりは育っている…のか?

9/3に開催されたテーブルマークこども将棋大会に長女と出かけてきました。

去年の長女は予選(3戦)で全敗し、その後の自由対局でも1局も勝てないという散々な状態でした。長女は去年の同大会が終わった直後に12級から11級に昇級したものの、その後の昇級はなくいまだに11級。なので今年はせめて予選1勝を…というのが私の思いでしたが、結果は…

冒頭からいきなりの2連勝で、まさかの予選突破か!?と思わせましたが残念ながら最終戦に敗れ予選突破はなりませんでした。ただ、その後の自由対局で無双しまくり、なんと8勝2敗。トータルでは10勝3敗という望外の好成績を残したのでした。対局数と勝ち数に応じてもらえる駒形消しゴムも、王将を除きコンプリートしてました。いやはや、まさに予想外の大奮闘でした。

ここのところ、自分同様に長女の進歩の兆しが見えずやきもきしてたのですが、一年前よりは確実に上達しているということなのでしょうね。近くにいるとなかなか成長が見えないものですね。

ただ、やはりたまに長女相手に指してみるとやっぱり進歩している気がしないのは何故なのでしょう…(汗

とくに先日は、歩で馬の頭をたたいているのにそれに気づかずに馬をただ取りされるわ、大駒の効きがないところに成香をぶつけてただ取りされるわ、数で負けてるところにと金を突っ込んでやはりタダ取りされるわ、今なら次女でさえほとんどやらないようなポカを連発。

今の長女ならちょっと読めばすぐわかるレベルの悪手を、何気なく指す緩みっぷりにさすがにイライラが爆発して、思わず説教モードに入ってしまいました。やっちゃいかんと頭ではわかっていても、教えたことを守らずに軽々しくポカを連発されると、思わず文句も言いたくなってしまいます。私もまだまだ修行が足りない…

あ、郷田王将二歩事件はもちろん目の前で目撃しました。よりにもよって公開対局でやらかしてしまうとは…。郷田王将、壇上の感想戦でもほとんど何もしゃべれず。わかりやすいくらい落ち込んでましたね。公開対局である以上仕方ないとはいえ、晒し者気分だったろうな…。解説の村山七段と相手の佐藤(天)名人もどこか喋りにくそうにしてましたし…

やはり詰将棋なのか?

長女が数か月前に見せていたちょっとした無双状態がなりを潜め、それ以前のレベルに戻ってしまったのはなぜなのか。単に一時的に調子が良かったという話で済ませたくないので、あの頃と今の長女の何が違うのかを探ってみると、「詰将棋をやってない」という結論に至りました。

無双していたころの長女は、将棋の勉強は基本私とマンツーマンで、練習対局するか、または私が本から出題する形での詰将棋でした。詰将棋をやる場合は3手詰めを4~6問くらい。たまにやさしめの5手詰めを入れてみたりもしてました。

しかし、最近の長女は本人の希望により次の一手本を読む勉強にシフトしていて、詰将棋はやっていません。

少々短絡的かな…と自分でも思わなくもないですが、やはり詰将棋は将棋勉強の全ての基本ですし、これをやっていないというのはやはり少々気にはなったわけです。やって損することは絶対にないはずですし。

そこで、将棋教室の帰りに寄ったミスドで、そのあたりを伝えてみました。

長女には毎週日曜日の夜にその週の行動計画を立てさせてます。片づけや学校の宿題は毎日やるとして、学校が終わる時間や習い事の時間帯なども加味したうえで、ピアノの練習や将棋の勉強をどの日にやるか、みたいなことを自分で考えさせています。

長女なりに考えた結果、今までは将棋の勉強については、私との練習対局か次の一手本か、だったのですが、次の一手本を読む日は同時に詰将棋3手詰めを4問を解くというところに落ち着いたようです。これだと毎日ではなく週3~4日程度になりますが、まずは本人に無理のない範囲でやるのが大事ですからね。

で、ここまでは長女の話。この先は次女の話です。

次女は、最近はぴよ将棋Lv1の8枚落ちでは負けることがほぼ無くなりました。ぴよ将棋は指し手がブレないタイプのソフトなので(こちらが指す手に対して、返す手がほぼ一通りしかない。激指なんかだと、同じ指し手に対しても何通りかの応手を返したりする)、勝ち将棋の再現が容易だというのもありますが、敵陣の弱点を見抜く目も確実に鍛えられているようです。

試しに、私が8枚落ちで相手してみました。

8枚落ちの上手は金を8二と2二に、玉を5二に配置するだけで大駒が単独で侵入する隙は無くなるのですが、教えてもいないのに香車との連携で端を突破しようとしたり、ちょっと駒を片寄らせて隙を見せると、たちまちそこに角や飛車を展開して食い破ってくるような指し回しを見せるようになりました。このあたりの眼力は、同じ時期の長女を上回っていますね。長女の8枚落ち時代は、わざと隙を見せてもなかなかそこを突いてこれませんでしたから。

ただ、やはり詰めはまだ甘々です。私の守りをうまく突破して飛車角を侵入させるところまではなんとかできるのですが、玉の追い詰め方が甘く、1手詰めを見逃すこともしばしば。その間に次女玉への包囲網を狭め逆転、というのがパターン化しています。

なので、ここは次女にも詰将棋を再登板させようと思ってます。次女の場合は1手詰めからですね。

最近はかなり指し回しが将棋らしくなってきましたし、そろそろ、長女と同じく教室に連れて行くことを検討してもいい時期かもしれません。

あれは一時の「確変」だったのか

長女の将棋が変わり始めたかも…と書いたのがひと月くらい前。最近あれは気のせいだったのかもと思い始めてます。

一時、なかなかの冴えを見せ、将棋クエストでもR1000を超えたりしてたのですが、最近はまた900前後に落ついてしまってます。棋譜を見ても、一時のキレがあまり見られなくなりました。将棋教室のリーグ成績も元にもどってしまった感じです。

それでも本人は、自分で計画を立てて毎日のルーティンに組み込んだ将棋の勉強をきちんと続けています。先日買い与えた本は、長女の好みにうまくヒットしたらしく、これまでにない早いペースで読み進めています。解説をちゃんと読んでいるのか一抹の不安はありますが…。まあ、そこはコツコツとでも本人のペースでやってもらえばいいです。多少なりとも強さへの欲が出てきたようですし、今は黙って見守ろうかと。

最近、長女の将棋クエストの棋譜でちょっと面白いものがありました。長女・居飛車vs相手・三間飛車の将棋だったのですが、棒銀で攻めあぐねた長女が玉の整備に回ったのはいいのですが、囲いがカニ囲い(笑)。対して相手はがっちり高美濃に組み上げて応戦。

展開としては両者が飛車を捌きあって、お互いに龍を作る展開になったのですが…こうなると当然ながら囲いの差がモノを言ってきます。相手のガッチガチの高美濃に対して、長女は横からの攻めにはスッカスカのカニ囲い。当然ながら、これでは勝てない。

長女には囲いのカタチの知識はあるのですが、それぞれの囲いがどいう特性を持ち、どういう時に使うのか、ということには全く意識が向いてない。なので、囲いには横からの攻めに強い囲い、縦からの攻めに強い囲いがあり、相手と自分の飛車の位置を見ながら囲いを選ぶという考え方を教えてみました。

  • 玉は自分の飛車の反対側に囲うのが原則(戦いに巻き込まれるから)
  • 相居飛車の将棋は縦からの攻め合いになるので、縦に強い囲いを選ぶ(矢倉など)
  • 居飛車対振り飛車の将棋は、飛車の進入後に横から攻められることになるので、横に強い囲いを選ぶ(美濃囲いや舟囲いなど)
  • 持っている本を見返すべし。囲いについて、「横に強い囲い」「縦に強い囲い」などといった解説があるはず

長女の反応を見る限り、納得してくれたようではありますが…さて、どうやら。もっとも今の長女の将棋は居玉での棒銀速攻が主体なので、玉を囲う将棋になることは珍しいんですけどね。

今後は、こういった大局的な考え方の基礎みたいなものも、少しずつ教えていこうと思ってます。

停滞する親父と上昇しつつある長女

うーん…

最近どうもいくら勉強しても成果に繋がっている気がしなくてモチベーションの維持が大変です。

将棋倶楽部24では3月くらいに低級を脱して9級まで上がってきました。が、これも棋力向上によるものかというと、ちょっと自信が無くなってきた。

将棋倶楽部24の低級は伏魔殿といいますが、低級上位には中級でも通用する棋力の人たちが渋滞を起こしていて、ここを突破するのは一苦労、みたいなことがどこかに書いてありました。これが事実だとすると、3月に低級脱出したのは、単にたまたま運よくこの渋滞を突き抜けただけで、別に棋力が上がったわけではないんじゃないかと思い始めてます。

その証拠に、81Dojoではいまだに初段定着できませんし、ひそかにやっていた将棋クエストは長らく2級のまま変わっていません。

仮にこの81Dojoや将棋クエストでの位置づけを基準に考えると、ぶっちゃけ一年ほど向上が見られないということになりますね。

うーん…さすがに、こう考えてしまうと凹むなぁ…orz

何かが足りてないんだろうか。弱点を補う勉強はしているつもりなんだが。

やっかいなことに、将棋というやつは学問と違って勉強した成果がすぐに棋力に現れるなんてことはほとんどないので、今自分がやっている勉強法は本当に効果があるのかどうか、評価するのが難しいんですよね。コロコロ方針を変えてしまうのが一番まずいと思うので、しばらくは今のやり方を続けるつもりですが…

一方で、そんな私を尻目に最近長女の向上が著しい気がしています。

将棋クエストで指させて、それを題材に私と長女で感想戦をやるということを始めてから、明らかに長女の将棋の質が変わり始めているように思います。うまく表現しにくいのですが、最近の長女の将棋は一手一手にコシが入ってきたような、そんな印象です。

普段の将棋教室では、毎回大きく負け越すことの多い長女ですが、先日は本人いわく、「9戦で6勝3敗」だと。その中には9級相手の勝ちが2つ(長女は11級)。それも王手放置などのうっかりではなく、しっかり詰ましきったと。

私はそれらの対局を見ていたわけではないのですが、最近の将棋クエストでの長女の将棋を見ている限り、あながち「たまたま」とも言い切れないような気がしています。

詰将棋をさせても、3手詰め程度なら油断していると私より早く読み切ってしまうこともあったりしますし、数か月前とは明らかに違ってます。

まだまだポカも多く、将棋にムラがある気もしますが、今の長女は一皮剥けかかっている最中なのかもしれません。

その勢いをお父さんにも少し分けておくれ…(T^T)

長女の進歩と課題がよく見えた一局

最近、長女の練習法の一環として、将棋クエストで対局させた後に二人で感想戦をやるということをしています。

最近は3手詰の正解率とスピードがずいぶんと上がり、5手詰にも挑戦している長女。詰将棋で見る限りではずいぶんと進歩している感があるのですが、さて、肝心の指し将棋ではどうなのか。

今日の将棋クエストでの一局は、そんな長女の進歩と課題がよく見える一局でしたので、ここでご紹介。

相手14級(964)、長女20級(891)の対局。長女は後手です。

▲9六歩    △3四歩    ▲9七角    △5二金右  

2016-05-24a.png

とにかく、大駒の侵入を簡単に許しがちの長女。初心者の将棋ではよくある、この端角覗きからの角成狙い。長女はしょっちゅうこの筋を見逃してはあっさりと角成を許すので、「いい加減コレは卒業しようよ」と繰り返し言い聞かせていましたが、今回はきちんと受けて見せました。

▲6六歩    △8四歩    ▲6八飛    △8五歩    ▲6五歩    △7二銀    
▲6四歩    △同 歩    ▲同 飛    △6三歩    ▲3四飛    △3三角    
▲3五飛    △8三銀

2016-05-24b.png

長女には今のところ、しばらくは棒銀一本で頑張るように教えています。あまりいろいろな形に手を出すよりも、まずは棒銀をしっかりモノにした方が、攻め方受け方の基礎が身につくのではと。

▲7八銀    △8四銀    ▲5八金左  △9四歩    ▲6八金    △9五歩
▲8八角    △9六歩    ▲7九角    △9五銀    ▲7六歩    △8六歩
▲7七金    △8七歩成  

2016-05-24c.png

この局面が長女の一つの課題。

単純につっかけて▲同銀と単に取られて困っていました。よくよく見れば、▲同銀には△7七角成の強襲が成立します。しかし、単純な棒銀の筋だけではなかなか打開することはできません。

本当に単純な歩成で攻めがつながるのか、他の攻め筋はないのかなどなど、ここは考えどころのはずなのですが、長女はこの△8七歩成をわずか3秒で指しているのです。要するに、何も考えずに手拍子だけで指してる。これはいけません。

「駒がぶつかり始めたら、きちんと時間をかけて先を読むようにしなさい」とやや強めに言い含めました。

▲同 銀    △8六銀    ▲同 金    △8五歩

2016-05-24d.png

ここは▲同金と取ってくれたことで角筋が敵香車に直通しているのですが、それには気づかず。まあ、これは今の棋力を考えれば仕方ないかもしれません。

▲同 金    △8四歩    ▲8六金    △9三桂    ▲9六香    △8五歩
▲7五金    △9九角成  ▲8四銀    △8九馬    ▲9三香成  △同 香
▲同銀不成  △8三飛    ▲9二銀不成△9三飛    

2016-05-24e.png

銀取りと飛成を見た冷静なかわし。こういう手が指せるようになったのは間違いなく長女の進歩…なのですが。

▲8四桂    △9七飛成

2016-05-24f.png

角でタダ取りされる地点に飛車成りorz。

まあ、こういう見落としは経験を積んで徐々に減らしていくしかありません。本譜では先手もこのタダ取りに気づかず、九死に一生を得ました。

▲9八香    △8七龍    ▲9七角    △6七龍    ▲4八玉    △6八龍
▲5八金    △5九銀    

2016-05-24g.png

こういう手が指せるあたり、詰将棋と感想戦の成果が出ていると言えます。まあ100点満点の手は△5六桂▲同歩△5七銀なのでしょうが。

▲4九玉    △6七馬    

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この手が本局で私が一番驚かされた長女の一着。玉をかわされて龍当たりにかまわず馬引き。これで龍は取れません。▲6七同金と馬を取られてさあどうするのかなと思っていたら、長女はそれにも手を用意していました。それが△4八香。

▲同 金    △4八香▲同 銀    △同 龍
まで68手で後手の勝ち

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厳密には△4八香には▲3八玉とかわしてもうひと山って感じですが、さすがに長女の勝ちは動かなかったと思います。

詰将棋の成果が出ているのか、寄せの段階になるとなかなかの筋の良さを見せます。が、やはり中盤の競り合いがまだまだ雑です。とくに、勝負所でろくに考えずに手拍子で指しているのがまずい。

大事な局面では時間をかけて考える癖を付ける。当面の長女の課題はコレですね。

以下、棋譜です。

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