不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

日別アーカイブ: 2018年3月12日

相横歩取りに幸せは無い?

後手番で横歩取りになったときの主力戦法として、もっぱら相横歩取りを使っていたのですが、最近実践と感想戦を重ねる中で、そろそろ限界が見えてきたかも…と感じています。

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上の図は、相横歩取りで飛車角総交換になる激しいパターンですが、この▲4六角に対して何をどうやっても後手が幸せになるパターンが見えないんですよ。

一番ありがちな応手は△8二角ですが、定跡通りに進んだとして、多分こんな局面になります。

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ここで△2九飛と打てないと、何のためにここまでやってきたのかって感じなのですが、実際に打つと▲6三馬(詰めろ)から▲1八馬と引かれてしまい、どうにもうまくありません。

一時期、▲4六角に△8六歩と垂らす手を連採してましたが、これも冷静に▲8八歩と受けられてしまうと、どうしても流れが穏やかになってしまう。流れが緩やかになると、左銀が立ち遅れている分どうしても後手が良くはなりにくいと思うんですよね…

ちなみにソフトは▲4六角には△8二歩が最善であるとおっしゃいます。相横歩の北島本では、△8二歩には▲8三歩で先手が指しやすいとありますが、▲8三歩には△8四飛▲8八銀△8三飛と歩を抜いて後手やや有利、という判断のようです。

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しかし…後手有利ですか?コレ…飛車を手放している上に、歩越し飛車がどうにも扱いづらくて今後の駒組みにも苦労しそうです。私なら後手を持ちたいとは正直思いません。

今のところ深掘りする価値がありそうなのは▲4六角に△2七角と打ち込む手。

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しかし、これも高段の人に言わせると、▲3八銀△2八飛▲3九飛で先手優勢、ということらしい。確かに、ここまでガチガチにされると△5四角成と引き成るしかなく、そうなると▲9一角成から桂香を回収されてやや苦しそう。

ソフトによれば△2七角には▲8六飛も有力らしい。

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これは、△4九角成▲同玉△6九飛と打ち込まれたら、▲5九角と合駒しておけば8九の桂に紐がついている分、打ち込んだ飛車が危ないでしょ、ということらしい。

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しかも攻めては飛角が8、9筋を睨んでおり、攻めが組み立てやすそう。後手は△6九飛を我慢して駒組みを進めるしかないですが、そうなるとやはり左銀の立ち後れが響きそうです。先手は▲5八角の自陣角でガチガチに飛車の打ち込みを消す手などもありそうですし。

そんなわけで、激しい変化になっても、最善を指されるとどうにも後手が駄目そうな気がしてしかたがありません。かといって、穏やかな流れになると右銀の出遅れが響きそうでこれも良くなる気がしない。しかも、穏やかな流れにするか、激しい流れにするかは、基本的に先手が選択権を持っているのです。

例えば▲7七銀△7四飛に対して、飛車を交換するのではなく▲3六飛と引けば、それだけで激しい展開を拒否できてしまいます。

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そんなわけで、相横歩取りで後手に幸せは無いのではないかと最近思い始めています。

変化が多岐にわたる上に、常に細心の注意が必要な△3三角型が嫌で相横歩を選んでいた側面がありますが、いよいよ腹をくくって△3三角型に踏み込む時が来たのかもしれません…