不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

将棋マンガあれこれ

巷で将棋マンガが増えている気がします。最近も少年ジャンプで将棋漫画の連載が始まったそうですね。私は単行本で読む派なので連載は見てませんが、なんだか評判も悪くないみたいです。

で、今回はちょっと趣向を変えて、私が今まで読んできた将棋マンガのご紹介でもしてみようと思います。

多少のネタバレはご容赦を…

アマゾンで検索して引っかかった順に、まずはこれから…

盤上の詰みと罰(1) (アクションコミックス(コミックハイ! ))
松本 渚
4575845256

主人公・霧島都は、高校生で史上初の女流六冠を達成した最強の女流棋士。しかし、ある対局をきっかけに一ヶ月ごとに記憶がリセットされてしまう記憶障害を煩ってしまう。その結果最新の将棋についていけなくなった彼女は女流棋士を引退し、すべてのきっかけとなった対局の相手ともう一度戦いたいと、全国を一人旅する。

旅の先々でアマチュアの強豪と戦いながら、「最後の相手」の手がかりを探していく、ロードムービー的な内容ですね。

内容的に派手さはありません…というか正直地味ですが、都をとりまく優しい将棋世界になんだかほっこりさせられ、私的には結構好きな作品です。癒やし系ってやつですかね。

全二巻完結。

「最後の相手」の正体については、二巻が発売される少し前に「もしかしたらこいつなんじゃないのか?」と見当付けてたのですが、まさか本当にそうだったとは…(汗

最近の将棋マンガにはだいたいプロ棋士が監修に着いてますが、本作品では戸部誠六段でした。

あまり将棋内容について緻密な描写は無いので、純粋にストーリーを楽しむ作品だと思った方がいいでしょう。

PRICE 女流棋士飛翔伝 1 (バンブーコミックス)
前鳥 八代 maa坊
4801952100

「【女流棋士】飛翔伝」とサブタイトルにありますが、主人公は女流棋士ではなく「女性棋士」黒川楓と新羅香織。つまり奨励会を抜けて正式なプロ四段となった女性達です。その二人の活躍と、二人を取り巻く将棋界の暗闘を描いています。

本作品は他の将棋マンガとは明らかに一線を画すところがあります。

他の将棋マンガでは将棋を「楽しいもの」「素晴らしいもの」として取り上げ、読者にも将棋を指して欲しい、という普及的な意識が多かれ少なかれ垣間見えるものです。

本作品にその意識がゼロだとまでは言いませんが、将棋が必ずしも「素晴らしいもの」という位置づけにはなっていません。むしろ主人公達も含む将棋を取り巻く人間達のどす黒い感情や、連盟トップによる悪辣とも言えるくらいの政治的陰謀などなど、ある意味将棋界の暗黒面に切り込んだ内容になっています。このマンガ読んで、「将棋指してみたい」と思う人はいなさそうな気がします。

明らかに現実世界の連盟 vs LPSAの泥試合を意識したような展開まであったりして…「よくここまで斬り込んだな…」といい意味で感心します。

さらに言えば、連盟の会長は明らかに故・大山康晴十五世名人を意識したキャラクターで、しかもかなり悪辣な狸親父として描かれています。「いいのか?コレ…」とただのいち読者ながら心配になります。

そんな内容のせいか、アマゾンのレビューなんかを見てると酷評する向きもあるようですが、私は結構好きです。他の将棋漫画には無い、きれい事ばかりじゃない、泥臭い情念渦巻く世界観に引き込まれます。他に類型の無い将棋マンガとして一読の価値はあるんじゃないかと。

現在、単行本は三巻まで発売されており、未完結。広瀬章人八段が監修に着いてますが、これも将棋の内容描写については比較的薄めです。

ナイトぼっち(1) (講談社コミックス)
枩岡 啓資
4063951502

主人公はクラスになじむことができず、図書室の常連となっていた男子中学生・桂馬一人(かつらまかずと)。彼が将棋の天才少女・雪乃藍香と出会い、彼女に憧れ将棋の世界へ飛び込む。

一言で言ってしまえば将棋をとりまく中学生の青春ストーリーではあるのですが、単行本1巻と2巻以降では全然別のマンガと思うくら内容が変わってます。

ヒロインと思われた雪乃藍香は2巻以降、事実上の退場状態でほとんど出てこなくなりますし、主人公の桂馬一人は1巻で孤独を克服してしまい、2巻以降は悪い意味で特徴の無い普通の主人公になってしまいましたし。

作者がいったい何を描きたかったのかが正直よくわかりません…

全三巻完結。とくに監修している棋士はいないようです。

駒ひびき (1) (ドラゴンコミックスエイジ)
水鳥 なや 高橋 道雄
4040701895

主人公は永世名人を祖父に持つ女子高生・水瀬あゆみ。その祖父を亡くして将棋への意欲も目標も失いかけていた彼女が、高校将棋部の仲間達と出会うことで再びその道にのめり込んでいく…

うーん、正直言えばあまり印象には残ってないんですよね…

親の借金のカタ代わりにプロ棋士になれなければヤクザに殺されることになっている娘とか、重病に冒されている部長だとか、かなりエグい設定のキャラ達が用意されているにもかかわらず、それらを活かしきること無く終わってしまった感が…ああ、これはもしかして「連載打ち切り」って奴ですかね…

将棋の描写はそこそこアツいんですが、主人公達が女子高生という、ある意味狙いがあざとすぎた設定によって微妙に中和されている感がちょっと残念。

全三巻完結。監修は高橋道雄九段。

ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックス)
柴田 ヨクサル
4088771850

主人公は元奨励会三段の菅田健太郎。年齢制限で奨励会を退会した彼は、賭け将棋を生業とする「真剣師」として向かうところ敵無しであったが、「アキバの受け師」と呼ばれる女真剣師に完敗。その敗戦をきっかけに、よりどっぷりと真剣師の世界に浸かり込んでいった彼は、やがて将棋界どころか世界を脅かす陰謀に巻き込まれていくことになる。

なんというかよい意味でメチャクチャです(笑)。

メイドが最強の真剣師やっていたり、将棋で世界征服を企む真剣師集団がいたり、あげくそいつらが核爆弾を保有していたり、負けそうになると気功で将棋盤をたたき割ろうとする奴がいたり…次に何が出てくるかわからない、びっくり箱のような世界です(笑)

正直、作者の画力は私が今まで読んできた将棋マンガの中では失礼ながら最低クラスですし、突飛すぎる設定など突っ込みどころ満載なのですが、そんなことは承知の上とでも言わんばかりの熱量と勢いに圧倒されます。作者は本当に将棋が好きなんだろうなぁ、と。鈴木大介八段が監修についてますが(ご本人も作中に重要人物として登場)、なんでも作者自身も渡辺明棋王に飛車落ちで、藤田綾女流には平手で勝ってしまうほどの棋力の持ち主なんだとか。

このマンガはもうこの作者の圧倒的な熱量と勢いに乗って、細かいことは気にせずに読んでしまうのが正しい。オススメです。

それでいて、将棋内容の描写も私が見てきた将棋漫画の中では一番の濃さです。

全35巻完結。


 

ざっとご紹介しました。

有名どころでは「3月のライオン」とか「ひらけ駒!」とか「月下の棋士」といったあたりにまだ手を付けてないです。あ、「5五の龍」もか。

「月下の棋士」は失礼ながら絵柄が生理的に受け付けないですし、「3月のライオン」もあまり絵柄が好きじゃないので、この中から実際に読むとしたら「ひらけ駒!」「5五の龍」かなぁ…

そのうちネタが溜まったら、またこんな形でご紹介したいと思います。

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