不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

[自戦譜]横歩取り青野流

横歩取りにはどうしても苦手意識がぬぐえなくて、自分から横歩取りに誘導するようなことはしないのですが、居飛車で先手番を持つとどうしても横歩取りを受けて立たなくてはならないケースが出てきます。

しかし、横歩取りは基本的に後手が主導権を握る戦型です。4五角戦法、4四角戦法、相横歩取りのような過激なものから、オーソドックスな3三角からでも中座飛車から穏やかな8四飛型まで、基本的に後手が戦型の選択権を握っています。つまり先手番で横歩取りを受けて立つなら、これらの変化すべてへの対応を抑えておく必要が生じるわけです。

…正直、面倒くさいです(笑)。

そこで、目を付けたのが、「青野流」と呼ばれる形です。これなら、後手が4五角、4四角、相横歩取りのような過激策に打って出てこない限り、先手側が戦型を選択できます。

そこで、以下の本をテキストに青野流の基本的な流れを抑えてみました。

横歩取りマップ (マイナビ将棋BOOKS)
瀬川 晶司
4839950008

そして、81Dojoで横歩取りに誘導されたので、早速試してみました。

▲7六歩    △3四歩    ▲2六歩    △8四歩    ▲2五歩    △8五歩
▲7八金    △3二金    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △8六歩
▲同 歩    △同 飛    ▲3四飛    △3三角    ▲5八玉    
(第1図)

2015-04-22a

青野流の特徴は、△3三角に対して飛車を引かないこと。狙いは、▲3六歩から右桂の活用を急ぐことと、後手に歩を突かせないこと。

後手の対応はいくつか考えられますが、本譜では△7六歩と横歩を払ってきました。「横歩取りマップ」では乱戦必至とされる手順です。

第1図から
△7六飛    ▲8四飛    △8二歩    ▲3三角成  △同 桂    ▲2四飛    
(第2図)

2015-04-22b

「横歩取りマップ」によれば、手順中▲3三角成には△同金が正着とされています。それは、本譜の通り▲2四飛で先手が指しやすくなるためです。「横歩取りマップ」ではこれに対して△2二銀、▲2一角と打ち込む手順が示されています(変化図)。

2015-04-22c

これに対して△2三銀は▲同飛成と強襲し、△同金▲7二歩△同銀▲4三角成が詰めろ飛車取りで先手大優勢。「横歩取りマップ」では説明ありませんが、△4二玉と金に紐付ける手は、かまわず▲3二角成とし、△同玉に▲4二金で先手よしかと(変化図2)。

2015-04-22f

△同玉は▲2二飛成ですし、△2一玉にも▲2三歩でほぼ寄り筋です。

本譜はそのような変化を知ってか知らずか、2筋を受けずに△4五桂と攻め合いに出てきました。

第2図から
△4五桂    ▲2一飛成  △5五角    ▲7七歩    △8六飛    ▲8七歩    
(第3図)

2015-04-22g

この歩打ちは今思えば▲8八銀として歩を節約すべきだったかもしれません。

第3図から
△8四飛    ▲2四歩    
(第4図)

2015-04-22d

この歩の垂らしは△2二歩なら香車を抜くつもりだったんですが、△2二角と引かれたらどうするかはちょっと考えがまとまっていませんでした。一歩余っていれば、1筋から端を突き込んで▲1二歩とかを狙うのでしょうが…。▲2三角で強行突破ですかねぇ…

本譜では後手はこれも手抜いて△3七桂成と強行突破。

第4図から
△3七桂成  ▲同 桂    △同角成    ▲2三歩成  △1九馬    ▲3二と    
△5四飛    ▲3一龍    △6二玉    ▲4二龍    △5二香    ▲4一と    
△3七馬    ▲4八銀    
(第5図)

2015-04-22h

ここは迷った局面です。攻め手としては▲5一金からのもたれ攻めを考えてましたが、そうなると後手に金が渡ったとき、△5九金▲同金△同馬▲同玉△5七飛成という手順が生じることが気になって、一度受けに回りました。しかし、このように進んだとしても、左右に金銀がいるので一間龍だからと言ってもそう簡単に寄らないかも。ここは強く攻め合って良かったかもしれませんね。

第5図から
△1五馬    ▲3二龍    △3一歩    ▲同 龍    △4五桂    ▲1六歩    
△2六馬    ▲6八銀    △3六歩    ▲5一金    △3七歩成  ▲6一金    
(第6図)

2015-04-22e

この▲6一金から詰ませました。途中、後手の逃げ方がおかしいとも思いましたが、あとから検討してみるとこの時点でどう逃げても詰むみたいです。

第6図から
△7二玉    ▲7一金    △8三玉    ▲6一角    △7四玉    ▲7五銀    
△同 玉    ▲7六銀

まで65手で先手の勝ち

本譜はうまく主導権を握って戦うことができました。しばらく、先手番での横歩取りはこの青野流を主力としてみようと思います。

なお、本局の勝利によって、初段に復帰を果たしました。

以下、棋譜です。

開始日時:2015/04/21
持ち時間:15分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
先手:私(1級)
後手:相手(1級)

▲7六歩    △3四歩    ▲2六歩    △8四歩    ▲2五歩    △8五歩
▲7八金    △3二金    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △8六歩
▲同 歩    △同 飛    ▲3四飛    △3三角    ▲5八玉    △7六飛
▲8四飛    △8二歩    ▲3三角成  △同 桂    ▲2四飛    △4五桂
▲2一飛成  △5五角    ▲7七歩    △8六飛    ▲8七歩    △8四飛
▲2四歩    △3七桂成  ▲同 桂    △同角成    ▲2三歩成  △1九馬
▲3二と    △5四飛    ▲3一龍    △6二玉    ▲4二龍    △5二香
▲4一と    △3七馬    ▲4八銀    △1五馬    ▲3二龍    △3一歩
▲同 龍    △4五桂    ▲1六歩    △2六馬    ▲6八銀    △3六歩
▲5一金    △3七歩成  ▲6一金    △7二玉    ▲7一金    △8三玉
▲6一角    △7四玉    ▲7五銀    △同 玉    ▲7六銀

まで65手で先手の勝ち
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