不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

[自戦譜]最後の無駄遣い?が祟る…

オンライン対局ではみっちり感想戦できることが少ないため、なかなか「学び多き対局」には巡り会うのが難しいものがあります。

ですからなおさら、得るものの多かった対局というのは貴重なわけで、そういう対局については自分自身への備忘録もかねて、なるべくこのブログ記事に残していくようにしようと思います。

対局を無作為に選んで載せても、私にとっても読んでくださる皆様にとってもさして役に立つ記事にはならないでしょうから、今後このブログに載せる自戦譜は、そのような基準で選んでいこうかと。

で、今回は将棋教室で講師と指した駒落ちの指導対局を選んでみました。当然指導対局ですから、感想戦はみっちりやるわけでして、毎度毎度実に中身の濃い勉強をさせてもらってます。今後、このブログに掲載する機会も多くなるでしょう。

手合割りは、講師の角落ちです。

2014-11-02b

私は駒落ちの定跡とかはとくに勉強していません。二枚落ちの二歩突っ切り定跡、銀多伝定跡を簡単に押さえている程度で、角落ちとなると定跡的には全くの未知です。

駒落ちの定跡をみっちり勉強する、というのはなにか違う気がするんですよね。

駒落ちはしょせん練習ですから、定跡をたどることにあまり意味があるようには思えないんです。ただ勝ちを目指すのであればそれも大事なのでしょうが、駒落ち将棋で目指すべきはそこではないような気がするんです。

それよりも、下手が最初から持っている駒の損得上の優位をどう維持するか、または拡大するか、それをどう優勢に結びつけるか、そういう手の運び方を体得する方が大事と思っています。なので、駒落ち定跡はあえて勉強しないことにしています。

聞くところによると角落ちの下手には振り飛車定跡と矢倉定跡があるらしいですが、上の局面図が矢倉になっているのは、定跡を勉強したわけではなく、ただの偶然です。私はガチの居飛車派ですし、上手も居飛車で攻めてくる以上、自然とこの形になってしまうのです。

教室でレッスン受けるようになって、講師とはずっと角落ちで指導受けてますが、今のところそのすべてが、このような矢倉対右四間飛車です。

2014-11-02c

第一のポイントがこれ。△8五桂に対して、私が7七の銀を▲6八銀と引いた局面です。ここは▲8六銀と上がって端を手厚くしておくのがセオリーであったと。

対局中の私の頭に▲8六銀の選択肢がなかったわけではありませんが、▲8六銀に対して△6六歩の取り込みが気になって指せませんでした。

しかし、この変化の一例をたどってみると…▲8六銀、△6六歩、▲同金、△6五銀、▲同金、△同金、▲6二歩、△同飛、▲8四角、△6三飛、▲5一角成ときて、下の局面。

2014-11-02d

確かに6筋は若干危うく見えますが、下手の馬が上手玉に迫っており、しかも8五の桂が質駒になっています。下手としては十分な攻め合いと言えそうです。このような、攻め合いになっても自分の方が相手玉に迫れているから優位、みたいな大局観は、今の私に欠けているものの一つだと思います。

本譜は、この▲6八銀が祟って端を食い破られました。▲6八銀を選んだ時点からある程度覚悟の展開ではありました。あとは端の攻めをなるべく重たくして時間を稼ぎ、その間に攻めを組み立てようという企みでした。

2014-11-02e

そんな中、講師に絶賛していただいた一手がこの桂跳ねです。上手の狙いが△8九とからの△9九香成だったので、桂1枚の丸損を防いだこの手は大きいと。

ただ、私はどちらかというとこの桂を8五の桂と交換に持ち込み、攻めに転用するのを狙っていたのです。

本譜はもくろみ通り桂の交換に成功し、上手が香を成り込んできた時点で、いよいよ狙いの攻めに転じます。

2014-11-02f

ここから、△2四同歩、▲2三歩、△同銀、▲2二歩、△同玉、▲1五桂と進んで、以下の局面。

2014-11-02g

これも講師に絶賛していただいた手順です。「こうされると困るな、と思っていたことをそのままやられた」と。これについては自分自身、我ながらよく思いついたものだと自画自賛気味です(笑)。とくに、▲2二歩の叩きはとっさに思いついた手です。これを△同玉と取らせておくと、上手の局面から△1四銀とかわされた時に▲2三歩と先手で打つことができます。

本譜では銀をかわさず飛車を成り込んできて、さらに数手進んで以下の局面。

2014-11-02h

この▲2三銀が実は疑問手。△4一玉と逃げられるとこの銀は▲2二銀成とするくらいしかなく、 それであればここは銀である必要は無く歩で十分であると。上手からすぐに詰ませるような手はないので、ここで慌てて王手する必要はありませんでした。実際、ここで銀を手放したことが最後の最後で祟ります。

2014-11-02i

この局面で持駒に銀があれば、▲5一銀、△5二玉、▲6二金までの詰みです。しかし、無い袖は振れず…▲6二金と縛ってみたものの、△5九龍から即詰みに討ち取られました。

2014-11-02k

なんでも角落ちの矢倉定跡は、最初は下手が辛抱する展開になりやすいのだそうで…攻め手に回りたいなら振り飛車定跡を採用してはとも勧められましたが、受けに課題を持つ私としてはむしろこの形で戦えるように練習する方が重要でしょう。

というわけで、今後も矢倉採用で行くつもりです。

受け一辺倒では無く、常に攻めを意識して受ける。こんな駒が手に入れば、ここに駒を利かせておけば、攻めに転ずることができるといった意識があれば、自ずと受けの方針も決まってくる。

講師に教えてもらった、受けのコツです。…肝に銘じます。

以下、棋譜です。

開始日時:2014/11/01
持ち時間:30分+60秒
場所:81Dojo (ver.2014/9/21)
手合割:角落ち 
下手:自分
上手:講師

△6二銀 ▲7六歩 △6四歩 ▲2六歩 △6三銀 ▲2五歩
△2二銀 ▲6八銀 △7四歩 ▲7七銀 △4二玉 ▲4八銀
△3二玉 ▲5八金右 △4二金 ▲5六歩 △7二飛 ▲6六歩
△7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7一飛 ▲6七金
△6二金 ▲7九角 △7三金 ▲6八玉 △7四金 ▲7八玉
△8四歩 ▲8八玉 △5四銀 ▲3六歩 △6一飛 ▲7八金
△9四歩 ▲9六歩 △7三桂 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 角
△2三歩 ▲5七角 △6五歩 ▲3七銀 △9五歩 ▲同 歩
△8五桂 ▲6八銀 △6六歩 ▲同 角 △9八歩 ▲同 玉
△9七歩 ▲8八玉 △9五香 ▲5七角 △9一飛 ▲4六角
△6四歩 ▲7五歩 △7三金 ▲7九玉 △9八歩成 ▲7七桂
△8九と ▲6九玉 △9九香成 ▲8五桂 △同 歩 ▲2四歩
△同 歩 ▲2三歩 △同 銀 ▲2二歩 △同 玉 ▲1五桂
△9八飛成 ▲2三桂成 △同 玉 ▲2四飛 △3二玉 ▲2三銀
△4一玉 ▲2二銀成 △8八と ▲7七金上 △4四香 ▲1一成銀
△4六香 ▲2一飛成 △3一桂 ▲4六銀 △8七と ▲同 金
△同 龍 ▲5八玉 △8九龍 ▲7九香 △7八歩 ▲4八玉
△7九歩成 ▲2三桂 △7八と ▲3一桂成 △5二玉 ▲3二成桂
△6八と ▲4二成桂 △同 玉 ▲6二金 △5九龍 ▲3八玉
△4九角 ▲3七玉 △4八龍 ▲2六玉 △2八龍 ▲3五玉
△3四金

まで121手で上手の勝ち
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