不惑オヤジ(と娘)の将棋な日々

アラフォー親父と小学生娘の悪戦苦闘の記録

どうぶつしょうぎを侮っていたかも

このブログをわざわざご覧になる方なら、どうぶつしょうぎとは何かおそらくわかってらっしゃる方が多いと思いますので、どうぶつしょうぎについて説明はしません。もしご存知なければGoogle先生におたずねください。

私も実は娘におもちゃとしてどうぶつしょうぎを一昨年くらいに買い与えました。

ただ、本将棋の練習用としてはほとんど重要視してませんでした。所詮、子供向けのおもちゃであり、こんなので本将棋の感覚が養えるわけがない、と思っていたのです。

ただ最近、空き時間の暇つぶしに将棋ウォーズのどうぶつしょうぎ版である、どうぶつしょうぎウォーズをやりこんでみて、どうもそうではない、これはなかなかどうして本将棋的感覚がぎゅっと濃縮されたなかなかの教材だと考えるようになりました。

本将棋で形勢を有利にするためには、玉を固め、駒の働きを良くし、駒得をして、手番を握る。いわゆる形成判断の4要素ですが、実はどうぶつしょうぎは、ある意味本将棋以上にこれらがシビアに求められます。

駒も少ないので玉(ライオン)を固めると言っても限界がありますが、駒が少ないということは駒の損得が本将棋以上に死活問題になります。一度駒損すると回復するのは極めて困難です。歩(ひよこ)一枚といえど粗末にはできません。ぞうやきりんをただ損すると、ほぼそのまま敗北へ一直線と思っていいでしょう。

なので徹底的に駒損を避ける指し方が必須で、そのためには駒の連絡を常に意識して指さないといけなくなるわけですし、ぞうやきりんをひよこで取りに行くという戦術感覚も必要になってきます。

また、盤面が狭いので手番を握られると一方的に敗北へ追い込まれることが多い。

つまり、形の上では本将棋を極限まで小型化したものですが、それによって逆に戦略/戦術感覚は本将棋以上に重要になっているという興味深い逆転現象が起こっています。いや、これは実に面白い。

これは娘の指導にどうぶつしょうぎを再登板させることを考えてもいいかも…

と言いたいところなのですが、しょせんは四歳児(当時)。買い与えたどうぶつしょうぎは積み木と化し、駒にも盤にも派手に落書きされ、今となってはどこに行ってしまったのか行方不明(涙)

指導に有効と気づいたものの、時既に遅しなのでありましたとさ。

下の娘に教える機会があったら、またどうぶつしょうぎから与えてみようかな…

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どうぶつしょうぎを侮っていたかも」への3件のフィードバック

  1. hamuya 2014年9月22日 21:14

    初級者への定跡でコメントしましたhamuyaです。
    定跡コメントの前編として考えたのですが、長くなり失礼かと思ったのですが送信させていただきます。

    昔の話ですが、連盟の通信教育(中級)で将棋の基本原理は「数多ければ勝つ」ですと学びました。位、捌き、速度等があげられますが、基本は「数多ければ勝つ」です。
    1. 「数多ければ勝つ」で最初に学ぶのは、同じ争点に駒が対峙している時は、同数の場合に先に仕掛けたほうが負けるです。例えば、端歩を突き合って1五&9五の地点は先に歩を付いたほうが負ける事です。勝つためには争点に駒を加算すればよいことになります。(棒銀の端攻め)
    2. 手を読む訓練の第一歩は、争点での足し算と引き算を暗算でどこまで出来るかです。大駒と小駒の力の差は、教わることなく自然に習得し、駒得を狙いますが「数多ければ勝つ」の原理に基づくものと理解できます。
    3. 駒落ちは「数多ければ勝つ」の基本に基づくハンデとして理解できます。現在は分かりませんが、5~6階級差を2枚落ちとしていました(初段は5級&6級と2枚落ちで五分の星が残せなければ地力不足です)。
    4. 位は、位置の力で力学で言うと位置エネルギーと似ています。囲碁は互戦の場合、盤面に何も無いので位が明確でありませんが、将棋は駒の配置が決まり、敵陣に入ると「成る」ことで駒の付加価値が上がりますので、敵陣に近いほど潜在的なエネルギーが高いと考えられます。
    5. 捌きは、駒の交換で駒台に載った持ち駒は、ルールの範囲内で任意の場所に打つことができます。盤上に配置された駒は、限られた行動範囲で「利き数」を能力として持っています。例えば、銀は5個の「利き数」ですが、駒台にあると、81箇所の「空き場所」へ打てるので、5×空き数の付加価値を得たと考えることができます(空間移動能力のような)。
    6. 速度は、終盤に限定と考えられます。「寄せは駒の損得よりも速度」と格言もあり、この部分が一見、基本に反するように感じますが、将棋の勝敗が先に詰ますことであり、最後の判定に駒の多少が反映されない規則によるものです。因みに囲碁はアゲハマ(取った石)の多少が勝敗判定に反映されます。

    ※通信教育で学んだのは、2枚落定跡と詰将棋でした。天才少年(伊藤看寿)の残した「煙詰」を夢中で調べました.。
    今でも頭の中に煙詰めの盤面があり、ボケ防止に時々ですが脳内で動かしています。
    長いコメントで失礼しました。

    いいね: 1人

  2. yamakaz 2014年9月22日 23:05

    hamuyaさん、こんばんは。

    基本が数の攻めであることはそのとおりだと思います。
    そして数で優位に立つために、「位」「さばき」(ある意味「速度」も)という概念があるのだと私は解釈しています。
    なので、さすがにまったくの初心者である娘相手にこれらを教えたりはしません。
    しかし、駒の損得はそのまま数の優位に直結するのでしつこいくらい教えてます。棒銀戦法から教えているのも、数の攻めをわかりやすい形で体現しているからというのが理由の一つです。

    それにしてもあの煙詰を脳内で追えるとは凄いですね…。そうやって脳内で盤駒を動かせる人には結構憧れます(^^)

    いいね

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